貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

注意!注意読本

2017-12-22 08:49:16 | 日記
注意!注意読本

平成29年12月22日(金)

 今朝は、薄雲のいたずら(?)で

朝日が二つに見える。

 乱視朝日?

 昨日は、のんびり歩いて中央図書館へ。

 本の貸借だ。

 三十数年もかけて完成したという川端誠

さんの絵本をメインに探す。

 先ずは、画面で検索。1冊あり。場所検索。

絵本の作家順に並んでいるカーブ型本棚に。

 あ~かまでは、母子などの開き読み

コーナーにあることを知らず。

 たまたま乳児とお母さんが絵本でお話中。

といっても、乳児の反応の声のみだが。

 お母さんが、子どもさんに優しく注意

している囁きも聞こえる。

 乳幼児とお母さんの本を挟んでの会話

ぐらい自由にできる猶予のある図書館に

なったらといいなあと、願いながら探す。

 靴を脱いで上がると、川端さんの絵本が

いっぱい並んでいた。

 久し振りの五味太郎さんのコーナーも

のぞく。『注意読本』という絵本がある。

 一緒に借りることにした。

 これが『注意読本』。ちゅういどくほん。



 ちょっと前に開いてみる。

 「すこやかに そして力強く暮らして

ゆくためにはぼんやりとしていてはいけ

ません いろいろとちゅういしましょう」

 と。

 最初のページは「寝坊に注意」。

 「なにはともあれ 起きなくてははじまり

ませんので ねぼうには注意しましょう」

 最後のページは、

これ。

 

 「注意のしすぎは あなたの健康を害する

おそれがあります 注意しましょう」

だ。

 吹き出してしまった。

 五味太郎さんの絵本はいつもこんな調子。

 65ほどの注意がしたためてある。

 中でも惹かれたのは、



 「勇気に注意」と「根性に注意」

「思い切ってみてケガでもしたバカバカしい

のでそんなはげましにのせられないように」。

とか、

 「あんまり得意でないものはある程度まで

がんばるように」と注意して下さっていること。
 
 「『今日はどうだったの?』に注意」

「とりあえず こんな聞き方をするのが母親

というものですので支障のない範囲で応えて

おくように 注意しましょう
 
『べつに・・・』というのが最悪ですので」

なんていうのも面白し。