「とはゞや」から 「聞かばや」に!
令和2年9月7日(月)
芭蕉の句碑を探す。
やはりお稲荷さんの傍にある。
「蓬莱に
きかばや伊勢の
初たより」
「春なれや
名もなき山の
薄霞」
の2句碑。
「蓬莱」は新年の飾り物。
三宝に米を盛り、熨斗鮑・昆布・勝ち栗・
ところ・橙などを飾ったもの。
「初便」は、その年の初めての便りのこと。
☆☆☆元日、蓬莱飾りを前にして、
伊勢の神々しい元日の儀式や神域を
思いやって、伊勢からの初便りを聞きたい
ものだと言った。
元禄7年歳旦、江戸芭蕉庵での吟。
推敲前は、
「蓬莱に
とはゞや
伊勢の初便」
であった。
家へ帰ると、「新日本紀行」で、
タイミングよく「花園神社とゴールデン街」
を放映。
早朝から整然としていたことも納得。
「ここは、大人のワンダーランド。
子どもの私に会えるかな?」
というほど芸人や庶民に愛されている神社。