貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

裏見の滝のうらみの捉え方?

2021-03-11 16:54:46 | 日記

裏見の滝のうらみの捉え方?

令和3年3月11日(木)

 私の好きな滝のひとつ。

念願叶ってやって観に行ったのは

数年前。

 裏見はできなかったが・・・・。

ほととぎす 

  うらみの滝の 

    うらおもて

   元禄三年の作。

 裏見の滝の表で鳴く時鳥の声が、

裏には届かず、恨めしい、の意?

 日光の裏見の滝。

 この滝は、道と崖の上に流れている。

この滝は表、つまり外側から見ても、

裏即ち滝の内側から見ても趣があって、

面白い。

 滝を見ていると、

どこかで時鳥が鋭く強く鳴いて、

滝の流れの音を破る心地がする。

 滝の外側と裏側では、鳥の声が違う。

その面白さを素直にとればいいのだが、

私は「うらみ」を「恨み」と読んで

みるのも一興。

と師匠は述べる。

 滝の音によって人の恨みの声が

聞こえるてくるというのだ。。