滝の表裏
令和3年3月13日(土)
三月は「去る」。
あっという間に中旬。
今日は久しぶりのひがな一日雨。
雷も遠くで微かに・・・・。
春雷か。
今日は日光裏見の滝。
十数年の願いが叶ってから既に3年余?
ひとり旅を満喫。
工事をしていたなあ。
これが裏見の滝。
ここが滝の裏側、即ち内側
芭蕉はここから眺めたのだ。
残念、無念!至極だ!!!
さて、芭蕉、初出の句は、
ほととぎす
へだつか
滝裏表
この句は、杉風宛ての曽良の書簡
に記載されていた句。
時鳥の声を、滝の裏表で違っている
というだけで、あまり面白味は感じない。
「へだつ」と「裏表」の意味が
二重に濃くしていて、句の奥行きも・・・。
そこで、仕上がりの句は、
ほととぎす
うらみの滝の
うらおもて
となる。
流石である。
うらみが、恨みの意味も・・・!