夏の句、忍ぶ摺は?
令和3年3月15日(月)
羽村の小作の堰の桜が開花。
やはり早い!
散歩の楽しみも倍加!
気が早いか、芭蕉の夏のく句。
早苗とる
手もとやむかし
しのぶ摺
「しのぶずり」は、福島で産出
した染色の布。
布を石の上に当てて、シノブグサ
の汁をすり込んで染めたそう。
ここで、忍ぶ摺が行われたのも
昔のこと。
せめて早苗とる早乙女の手つきに
その当時の所作を偲ぶとしようの意。
元禄二年おくの細道での作。
古今集の源 融の歌
「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに
乱れむと思ふ我ならなくて」
が芭蕉に影響。
曽良が書きとどめた最初の一句は、
早乙女に
しかた望(のぞま)ん
しのぶ摺
どのように推敲されていくか、
乞うご期待!