令和6年2月7日(水)
大津市: 満月寺・浮御堂
<満月寺山門>
寺伝によれば、
源信(恵心僧都)(942~1017)
が比叡山横川から琵琶湖を
眺めていると、その光明の
赫(かつ)々(かく)たるを
怪しむことに。
網でこれを掬(すく)いとらせると、
1寸8分の黄金の阿弥陀仏像。
魚類殺生供養のために
阿弥陀仏像一体を造り、
その胎内に納める。
千体の阿弥陀仏像をも奉安し、
浮御堂を創建したという。
<浮御堂>
「千仏閣」「千体仏堂」と称し、
衆生制度とともに
湖上通船の安全も発願する。
<浮御堂千仏閣>
桜町天皇(1720~1750)は
禁中の能舞台を賜り再興。
風景絶佳の趣のある地で、
古くより一休和尚、蓮如上人が滞在。
<湖岸に並立 句碑群と松>
松尾芭蕉(1644~1694)や、
小林一茶、歌川広重、葛飾北斎等も訪れ、
多くの詩歌、絵画を残している。
~つづく。