貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

彦根市: 明 照 (めんしょう) 寺 芭蕉形見分けの笠!

2024-02-12 10:04:15 | 日記
令和6年2月12日(月)
彦根市:  明 照 (めんしょう) 寺     
 妙法山明照(めんしよう)寺は、
浄土真宗本願寺派寺院。
<本殿>

 山門は、
暴風雨による被害に遭い、修繕中。
<修繕中だった山門>

 その門前右に庭園がある。

 笠塚と呼ぶ。
<笠塚>

 14代目住職の李由は
松尾芭蕉に師事した俳人。
 芭蕉は1691年秋に
大津から江戸に向かう途中で
明照寺に立ち寄る。
 寺院近くの農家の老女を眺めて、
芭蕉が詠んだのが、
「稲こきの 
   姥もめでたし 
      菊の花」
という句。
 菊が長寿の象徴であることに
見立てて詠んだとされている。
 当時寺院内の池泉回遊式庭園には
李由の手植えの梅があり、
芭蕉は庭園を鑑賞しながら、
「百(もも)歳(とせ)の 
   気色を庭の 
     落葉かな」
と詠み、
句碑として残る。
<芭蕉句碑>

  芭蕉没後に李由が形見分けとして
芭蕉の渋笠を貰いうけて、
笠塚の下に埋めた事を示す物。
<芭蕉句碑背面>
<その説明>