貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

大津市石山寺②清少納言からの引用句?芭蕉の句!

2023-12-28 10:03:21 | 日記
令和5年12月28日(木)
 学生時代、今は亡き○○助教授の依頼で、
ご子息の家庭教師をするために、
この寺の傍の家に下宿した。
<芭蕉庵


 物置の改造2階であったような…?

 上の写真は、月見堂。
 瀬田川から瀬田の唐橋、
そして湖上に望月。
想像しただけで心躍る…!  
<芭蕉句碑>

 芭蕉句碑の句は、
 「曙は 
   まだむらさきに            
     ほとゝきす」
  「曙」は、
清少納言『枕草子』の、
「春は曙。
 やうやう白くなりゆく
 山ぎは少しあかりて、
 紫だちたる雲の、
 細くたなびきたる。」
から採る。
 源氏の間を見ていると、
まだ春の陽気が残っているものの、
ちょうどホトトギスの声が
聴かれて夏の到来を感ずることだ、
という意。

 『源氏物語』ではなく
『枕草子』を引用したり、
季節の記述が錯綜していたりして
すっきりした句とは言いがたい? 


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