貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

風化摩滅の句碑

2018-09-11 08:52:10 | 日記

風化摩滅の句碑

平成30年9月11日(火)

 今朝の気温は、23度C.

 北風が冷たく、窓も閉める。

長袖を羽織る。

 今日を境に秋が早まるのかな?

 さて、今朝は、「山形美術館」へ。

 

 芭蕉の句は、

「雲おりおり 

   人を休める
       月見かな」

 芭蕉42歳の時の句。

 この碑は元禄8年(1645)の建立。

 芭蕉死後の翌年で、芭蕉句碑の最古のもの。

 300年の風雪に耐え抜いて

風化摩滅も甚だしい。

 昭和53年、山形市の安藤政友氏から

寄贈されたという。

 撮影禁止のため、眺めて来ただけ。

 無念至極かな。


櫟・櫪・橡・椚に椹!

2018-09-10 08:57:50 | 日記

櫟・櫪・橡・椚に椹!

平成30年9月10日(月)

 炎暑、猛暑に初の自制を強いた

漂泊心がそろそろうずき始めてきた?

 鳥取・島根の社と芭蕉句碑巡り。

 天気予報と台風情報とにらめっこし、

出発日を決める。

 来週ぐらいかな?

 さて、今朝も山形市!

 六椹(くぬぎ)八幡宮 へ。

 2017(平成29)年 7月17日 13:24~

 クヌギが御神木。

 クヌギの字は、

「椚」「櫟」「橡」「櫪」等いろいろあれど、

この「椹」は珍しく、単語登録をした。

 周囲の欅も何十本も大木。大樹である。

 見事な拝殿! 参拝!!!

 芭蕉句碑は、結局受付の女性に尋ね、わかる。

 芭蕉の句は、

「雲をりをり

   人を休むる

      月見かな」

であった。

 

 ところで、この社名「六椹」(むつくぬぎ)?

 そのいわれは?と調べたくなる。

 社伝によると、御冷泉天皇の後代、

前九年の役に際し、源頼義・義家父子

当地にクヌギの大木が 6本そびえるのを

見て「陸奥の苦を抜く」に通じるもの

として戦勝を祈願したとされているそうだ。

 最上家累代の祈願所、城下南部の総鎮護

として厚く崇拝されてきた。

 また、最上家改易後の歴代の山形城主

からも崇拝を受け、現在の本殿は寛永7年、

時の城主鳥居忠恒が造営されたものだそう。

 爾来、勝運(商運)の神、厄除け・安産・

開運の神として広く崇敬されているという。

 ここにも、可愛い構え阿吽獅子が。

 前肢を台座にぺったりとつけ、お互いに

睨みあっている。

 阿は口中に玉を含み、身体には放射状の

模様が付けられている。

 最後に、撫で石に御礼とお祈りを捧げ、

優しく撫でて、お別れをした。


松島への片心

2018-09-09 13:49:20 | 日記

松島への片心

平成30年9月9日(日)

 5時過ぎ、兄の所へ届け物に横浜へ。

 20年ぶりかな?高速をやめて、久々に

一般道を選ぶ。16号から246号へ。

 青葉台への降り口を、カーナビの案内に

つられて一つ手前で降りる。

 きちんと案内してくれたが、やはり

肝腎な所をすっかり忘却の彼方へ。

 帰路も一般道を選択。

新しい道ができていたり、周囲の環境が

ちょっと様変わりしていたけど、うろ

覚えでも懐かしく、2時間弱で自宅に

到着。

 横浜に着いたら、テニスの大阪なおみ

さんが優勝したという。

 流石!

 気持ちの切り替えの速さは流石超一流。

「セリーナは24回目の優勝を狙っていた

でしょ。でも、コートに入ったら、わたしは

もうファンじゃない。1人の選手。

 試合が終わってネットで抱きしめられた

ときは、また子どもに戻っちゃった。」

と、ほんとに正直で若々しい!!

 さあ、山形市へ。

 大 龍 寺  だ。

 2017(平成29)年 7月17日 12:57~

 寺町で、お寺はいくつもあり。

 大寶寺をちょっと参拝。

 再度名前を確認し、車で近辺を周回したが、

見つからず。

 歩いて探すことにする。すぐ見つかった。

小さなお寺。

 

 出羽二山の石碑の隣に、

芭蕉句碑と墓碑

もあり。

 芭蕉の句は、

朝よさを  誰まつしまそ 片心

 句意は、

「松島を見ることを朝な夕なに、恋人を待つ

ようだ。(松と待つをかけた )。」

 

 


のっぺらぼう 風雪に耐え!

2018-09-08 08:47:51 | 日記

のっぺらぼう 風雪に耐え!

平成30年9月8日(土)

 今朝は、風雪に耐え、のっぺら

ぼうさんのいるお寺へ。

山形市の 極 楽 寺!    

2017(平成29)年 7月17日 12:30~

 山門より直墓所となっている。

極楽寺本殿

 八角の鞘堂に、2m50センcmの

大きな地蔵が小豆地蔵と呼ばれ、祀ら

れている。

 のっぺらぼうの顔も風雪に耐え、

摩滅したらしい。

 石碑群として築地のようになって

いる処に、芭蕉翁の石碑と手前に芭蕉

の句碑があった。

芭蕉翁碑

 そして、芭蕉句碑。


 芭蕉の句は、

「世にさかる

    花にも念仏

      申志けり」

であった。

 まさに、極楽寺の詩?

 阿弥陀さんの板碑もきちんと保存。

可愛い笠碑?

 


頻度の凄惨!

2018-09-07 10:24:36 | 日記

頻度の凄惨!

平成30年9月7日(金)

 未明の午前3時過ぎ、防災の緊急

速報で目が覚める。

 北海道に震度6強の地震!

 起床後、震度7の地震で、電気が

全面ストップ。山崩れなどいろいろな

被害情報が・・・。

 夕刊でまた驚愕!

 厚真町の広範囲に及ぶ山崩れ。

「こりゃ、ひどい!・・・」

山という山はほとんど地滑りを起こし、

赤茶けた山肌を曝している。

 土砂が人里になだれ込み、多くの人が

生き埋めに・・・。

 僅かに尾根の部分に緑を残している。

 里山が一瞬にして・・・。

 奇観!!奇観!!!

 今日は雨の予報。

 一昨日は、水と風、昨日は大地の揺れ、

そして今日は水。

 この頻度で、自然の恵み、自然(じねん)

への感謝も忘れそう・・・。

 水と土の怖さを改めて知る。

  非日常の怖さもまた天と地にあり?