貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

バカボンのパパにもう一人

2019-07-17 10:24:04 | 日記

バカボンのパパにもう一人

令和元年7月17日

 漫画家の赤塚不二夫氏の

記念館は、青梅にある。

 何回かお邪魔した。

 そして、谷川俊太郎さんも

青梅・奥多摩に縁があり、数回

講演やご子息との音楽会で、

酔いしれた事も鮮明に残っている。

 その谷川氏がバカボンのパパを

語り手に、

「自分の中に棲むもう一人の自分」

の詩があると、今朝の読売で

初めて知る。

「心(本当の自分)と頭(日常の自分)」


「自分ト フタリッキリデ

     暮ラスノダ

 自分ノパンツハ

   自分デ洗ウノダ

 自分ハ 自分ヲ尊敬シテ

 イルカラ

 ソレクライ ナンデモナイ

 ノダ

 自分ガニコニコスレバ

 自分モ嬉シクナッテ

   ニコニコスルノダ

 自分ガ怒ルト

  自分ハコワクナルノデ

 スグニ自分ト仲直リ

     スルノダ

 自分ハトッテモ傷ツキ

     ヤスイカラ

 自分ハ自分ニ優シク

      スルノダ

 自分ノ言ウコトサエ

    キイテイレバ

 自分ハ

 自分ヲ失ウコトハナイ

 自分ハ自分ガ

 好キデ好キデ タマラナイ

 自分ノタメナラ

  生命モ惜シクナイ

 ソレホド自分ハ

   スバラシイノダ


「本当の自分」と

「他人との関わりで生きる自分」

は共存。

 私は私を愛している。

 誰よりもいつまでも。

 自己肯定と自己愛。

 これをバカボンのお父さんの

声で聴きたいなあ!

 これって、ほんとに大事なこと。

私ももっと自分に誇りをもって、

今日を楽しむことにする。

 学生時代に受けた啓示(?)

「実存は共存である。」

ことを久し振りに思い出す。

 


日限の願い事

2019-07-16 15:08:57 | 日記

日限の願い事

令和元年7月16日

 

 この地は君澤郡蓮沼で、

蓮の花の香る寺という意味から

蓮(れん)馨(けい)寺と、

山号は君澤山と名付けられる。

 開山は明蓮社星誉上人

(三島誌による)とある。

 創立年代は、寺の記録によると

正応2年(1298)とあり、鎌倉幕府の

蒙古襲来二回目の弘安の役直後の

年代と考えられる。

 蓮馨寺は,

伊豆八十八ヶ所の霊場の札所。

「弘法大師像」を安置した真言宗の

寺として創立、

 その後浄土宗に改宗される。 

 昔から多くの方々の信仰の対象

になっている「日限地蔵尊」は、

日を限って願い事をするとご利益

があることから有名。

 また、奈良時代の法隆寺より

七転の守本尊として御分身してあり、

三島市内外の職方の信仰を集め

「太子講」として弟子に代々

受け継がれている。

 近代俳諧の祖「松尾芭蕉の墓」が

ある。

 左は、日限地蔵尊の石碑

 石碑には、

「いざともに 穂麦くらわん 

      草枕」

の句と

「嵐雪三世六花庵乙児門生

陶官鼠建立」安政7年(1778)

10月12日が刻まれている。

 芭蕉が東海道を往来した時は

蓮馨寺に立ち寄り、住職や近隣の

文化人と談義に花を咲かせたと

思われる。

 芭蕉の死去に際し徳を偲び

遺髪を拝受。俳諧発展のため墓石を

建立し、翁の冥福を祈り続け、

10月12日には俳人相集い

翁の法要と句会を開催し、

今日に至っているという。


日限の願いではなし

2019-07-15 09:39:06 | 日記

日限の願いではなし

令和元年7月14日

 昨日は、つくばみらい市の

板橋不動尊に初参り。

 二つの祈祷していただき、

集合した皆で会食。

 主役の孫は、すやすや、

一回ミルクを飲んで、また

すやすや。

 四世代に囲まれ、可愛さは

増すばかり・・・!

 お祓いとともに小雨もあがる。

 さて、板橋不動尊。

 正式名称「清安山不動院願成寺」は

真言宗豊山派に属する寺院で、

開創約1200年の歴史をもつ

加持祈祷の道場。

 関東三大不動尊の一つと言われ、

北関東三十六不動尊霊場の一つ。

 国指定重要文化財の不動明王を

本尊とし、「板橋のお不動さん」

として古くから関東一円のたく

さんの皆さんから親しまれて

きたそうだ。

 求子安産、子どもの成長安全に

特に霊験あらたかと信仰され、

安産祈願のお守りは有名。

 毎月28日は縁日で、護摩祈祷を

行っており、境内には露天が立ち

ならび賑わうそう。

 以前は、境内で映画会も開いて

いたそう。

 私の子ども時代は、小学校の

校庭。美空ひばりの幼い時の映画や

鞍馬天狗、印象深いのは「黄色い

カラス」。

 映画はいいなあ!

 ここの三重の塔は、立派。

 そして、仁王門には、

阿吽の白い犬

 本堂前には、母子の犬と父親の犬かな?

阿吽ではない。

 子を授かり、子育て真っ最中。

 不動尊が見守っている。

 これは日限の守りではない。

 そんな気持ちもこもっている。

 参詣者の香煙絶えることのない、

関東屈指の名刹!初参り。

 


山皆雲に隠れたり

2019-07-13 09:55:00 | 日記

山皆雲に隠れたり

令和元年7月13日(土)

 富士見平ドライブインの

駐車場。

 

 箱根旧街道が此の富士見平の傍に

ある。

 前回の時はなかったような?

 その道路沿いに、

松尾芭蕉のでっかい句碑が

ある。


 

 詠まれたのは貞享元年(1684)8月、

『野ざらし紀行〈甲子吟行>』に

おける箱根越えの時。

 この『野ざらし紀行』は、

芭蕉が41歳にして最初の文学

の旅。

 句の詞(ことば)書(がき)には

「関越ゆる日は雨降りて山みな

雲にかくれたり」

とあり、この日の箱根は雨で視界

が悪かったようだ。

 句は、

「霧しくれ 富士を見ぬ日そ 

       面白き」 芭蕉

 季語は「霧」で秋。

 旧暦の8月は現在の9月後半に

あたり、ちょうど秋雨前線が

活発な時期。

 霧時雨で見えない富士を

心の中に見立て、「面白き」と

興ずるところに芭蕉俳諧の真髄

が窺える。

 前回訪れてから3年という月日

が流れているが、句碑の文字が

少し薄れている。

 箱根の厳しい環境も覗える。


障子掘 そして、花と富士

2019-07-12 08:57:22 | 日記

障子掘 そして、花と富士

令和元年7月12日

 障子掘なんてあるんだ。

 中央に長く、太い畝を造り、

障子の桟のように区画。

 見事な形で残っている。

 ピンクのツツジが

花添える。

 そして、五月の快晴空に、

浮かび上がる富士山。

 たなびく雲

掘立柱建物跡もある。

 そこからも富士山が・・・!

 愛隣連山と三島市もくっきり!

冠も見事。

タンポポも花添える。

皆生き生きしている。

さあ、三島市へ下るぞ!