貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

大田原市: 芭蕉の館 おくのほそ道那須の段の碑と芭蕉と曽良のブロンズ像!

2024-10-21 13:43:33 | 日記
令和6年10月21日(月)
大田原市: 芭蕉の館        
 建物は、
八溝材を豊富に用いて
重厚なたたずまいを誇っている。
<芭蕉の館>
<芭蕉の館と庭>

 館の庭には、
芭蕉が馬に跨り
曽良を従えている
ブロンズ像があり、
 それが先ず、目に入る。

 雨上がりなので、
玉の汗の旅路となり、
曾良への思いも募ってしまう。
<芭蕉と曽良>

 これを造るために、
プロジェクトを立ち上げ
完遂したことが、
銅板に刻印されている。
 碑には、『奥の細道』の
<那須>
の文章が彫られている。
<芭蕉のブロンズの作成委員会>

 そのため、
 「かさねとは 
   八重撫子 
    名成るべし」 
という曾良の句となっている。
<『おくのほそ道』<那須の段>




大田原市: 旧浄法寺邸 一族あげて歓待十四日の長逗留!

2024-10-20 10:07:26 | 日記
令和6年10月20日(日)
大田原市: 旧浄法寺邸 
<よく分かる案内板>
    
 芭蕉と曾良は、
元禄2年(1689)4月4日、 
浄法寺図書(俳号桃雪)
に招かれる。
<芭蕉公園の中>

 『奥の細道』によれば、
「黒羽の館代浄法寺
何がしの方に音信(おとづれ)る、
思いがけぬあるじの悦び、
日夜語つづけて云々」
とある。
<旧浄法寺邸>

 一族をあげて歓待されたので
居心地がよかったのだろう。
<芭蕉の里説明>

 黒羽で十三泊、
あしかけ十四日の長逗留である。
 とりわけ桃雪邸には
八泊もする。
<芭蕉句碑など>
<芭蕉句碑>

 芭蕉句碑には、
「山も庭も 
  動き入るるや      
     夏座敷」  
 ダイナミックなタッチで、
黒羽の山河と
浄法寺家の庭園の美しさを
絵画的に表した句が生まれる。

 現在残っている旧浄法寺邸は、
芭蕉が逗留した建物ではないそうだが、
武家屋敷の趣を多分に残し、
当時の雰囲気を味わう
ことができる。
 

 また、
手作りの作品も多く、

親しめる処である。


大田原市大雄寺②芭蕉句碑の代わりにハート型の歓喜!

2024-10-19 10:25:58 | 日記
令和6年10月19日(土)
大田原市大雄寺②
 その後、
色とりどりに咲く牡丹や
オダマキ(麗人草)等
見とれていると、
白い花の咲く樹木に出合う。
<オダマキ>
<シャクヤク>

 根本に、
「ハンカチの木」!

 名称板が・・・。                                   (ああ、これがハンカチの木か!)
 小雨降る中、
花の手入れをしておられた
ご婦人に、
「珍しいですね!」と語りかけ、
お庭の花のことなどで談笑。
 葉っぱも花も
それを育てる方も皆ハート型!

 芭蕉の句碑はなかったが、
洗心洗身の心地よさを味わう。

 惜別の思いを募らせ、
合掌!!


大田原市: 大 雄 寺 ユーモアと慈悲と気配りの寺!

2024-10-18 10:53:18 | 日記
令和6年10月18日(金)
大田原市: 大 雄 寺              
 大雄寺は
「だいおうじ」と呼ぶ。
 参禅道場がある。
<座禅道場山門>

 20代の時、
座禅しに五日市のお寺に
通ったことがある。
 山に囲まれた谷間にあるお寺で、
無心になるには絶好の場所。
無心の境地はほど遠かったが、
あるがままの自然(じねん)
の世界に 引き込まれる記憶も
懐かしい。
<本殿>

 禅宗の格式を重んじ、
茅葺きの屋根で造られている。
<沿革由来>

 また、
水琴窟は、お寺でよく見かけ、
音色を楽しませてくれるが、
水琴窟の説明碑があるのは珍しい。
<水琴窟>

 参拝用の竹杖が配備されていたり、
<参拝者用杖>

山門前の阿吽の像型も
ユーモアに溢れていたり、


母子像と観音像の慈悲深い
微笑みに満ち溢れていたり、

大雄寺の優しさや豊かさを堪能。
~つづく。

大田原市: 常 念 寺馬牽(ひき)むけよの芭蕉句碑と法然上人像!

2024-10-17 10:08:56 | 日記
令和6年10月17日(木)
大田原市: 常 念 寺  
<山門>

<本堂>

 明王寺の近く、
同じ黒羽向町にあるお寺。
 余瀬を発って野間までの間で、
馬子に乞われて詠んだとも
いわれている
芭蕉の句が刻まれている。
<芭蕉句碑>

「野を横に 
  馬牽(ひき)むけよ 
    ほととぎす」             
          芭蕉
 夏草が繁った広漠たる
那須のが原を、
馬上姿の芭蕉を想像するのも
また楽しからずや。

  法然上人の立像は、
蕉道を始めて初見のもの。

  法然は、
親鸞の師匠でもある。