『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『悼む人』を観た(寸評)]

2015-02-15 13:59:16 | 新・物語の感想

☆・・・これは、けったいな映画でした。

 主人公は、仕事も家族もほっぽらかして、事故・事件現場を追悼して回る青年。

 明らかに異常者である。

 私は、観始めてすぐに不愉快でしょうがなくなった。

 追悼の変なポージング(「天地魔闘の構え」みたいの)にも、勝手なことすんなよ、と思った。

   

 が、裸の大将が、いつしか市民権を経たように、この青年も、なんか間違った方向性ではあるものの、それを突き詰めておこなっているので、何がしかのリアクションを社会から受け、それが良い方向に向かうと、なかなかの感動が起こってくる。

 特に、自分の息子が殺された親に、「私は加害者をうらみません。それを考えてしまうと、息子さんへの想いが二の次になってしまいますから」という言葉に、なるほどなぁと、共感が少し起こった。

 すっごく変な映画で、あんまし映画を見たことがない人が、これを見て感動してしまって、この作品の常識が、世の中のスタンダードだと思ってしまうと、危険だとは思った・・・。

   

              (2015/02/15)

コメント (2)
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