☆・・・観て損はない面白さだけど、あんまし、心に残らない作品であった。
ずーっと、アクションとスタイリッシュな犯罪イメージだけで物語が進む。
カーチェイスと狂気だけで突き進んだ『マッドマックス 怒りのデスロード』と似ているようでいて、その突き抜け具合にちょいと差異があり、その差異は「同時代性」かなと思っている。
その差異が二つの作品の、観る者の後々の生活(娯楽レベルでの)への影響の違いだと思う。
この作品、世間的には評価が高いようだけど、キアヌ・リーブスの迷走は続いているように思う。...
かたきを殺害した後の展開は、蛇足以外の何物でもなかった。
それは、ラス前に挿入すべきエピソードだろう。
脚本の盛り上げがおかしかった。
(2015/10/17)