☆・・・凄く良かった。
途中から、チーム全員が「自己犠牲(特攻)」に到ると予感され、身体がちょい震えた。
6人の侍+1チーム。
クライマックスで、なんともアナクロな重要スイッチや、重要データ取り出しがクレーンゲームだったりの、「スター・ウォーズ」シリーズらしいダサさがあれど、それを気にするほどもないパワーに溢れ、
ダース・ベイダーは、最新の技術で悪を満喫してた。
なによりも、外伝故に、ナンバリング・シリーズの縛りがなく、ルーカス言うところの『シリーズで何度も繰り返されるメロディ』という名のマンネリ展開がなく、ちょっと面倒な大河感もなく、でも、意外にも大戦争で、
浜辺を舞台にしているので、ベトナム戦争チックで妙に生々しい戦いで、・・・それが良かった。
最後のレイア姫の登場には興奮したが、姫が〈ローグ・ワン〉チームの散華に全く感慨を表情にあらわしてなかったのが残念なれど、まあ、お姫様とはそんなものかも知れんし、姫のひと言には、シリーズへの期待が凄え感じられた(^o^)
でも、デス・スターの攻撃を受けた惑星は、スイカが弾けるようだったはずなのに、随分と、私が三十年前から願っていたとおりの「タメを持たせる爆発(「宇宙戦艦ヤマト」はそうだった)」になったものである( -_-)
(2016/12/18)
出撃した『ローグ・ワン』はミッションを達成するが全員壮絶に討ち死にしてしまう。これじゃ特攻賛美とあまり変わらないンぢゃないかという気がする。
更に立場を変えて現代に置き換えて考えれば『ISとアルカイダが協力してアメリカ太平洋艦隊の核ミサイルを奪取して爆発させる。戦術核を使った自爆テロによってアメリカ太平洋艦隊が壊滅する』にも似たストーリーなんじゃないかと思われてなりません。
今回のストーリーはちょっと考えものです。
どちらも戦後の日教組教育の帰結なのかもしれない。
(1) 特攻や自己犠牲が、前提条件として悪とされているのは如何なものか?
どうにもならない状況がある。
「アルマゲドン」「ターミネーター2」「インデペンデンスデイ」などなど、邦画ではよくあるけど、ハリウッド産でたまに見られる自己犠牲物は、なぜ共感を得るのか?
(2) イスラムの自爆テロと、例えば、神風特攻隊の違いが理解できていないのだろうか?
「ローグワン」や、上にあげた作品はカミカゼ的であるから共感を得たのだと思うけど、「ローグワン」からイスラム国を連想したのならば、作り手の失敗でしょう。
私は、感動した^^