戦い済んで悪者探し。

昨夜、参議院選挙の開票速報を見ようと思ってNHKを久しぶりにつけた途端、どうにも解せない面々が、いの一番に当確になっていたのを見てげんなりしてしまいました。血も涙もない事業仕分け大臣、昔の名前で出ている人々、柔道の片手間に政治を志したと思しき方などなど。こういう人たちの名前を書く人々がいて選挙が成り立っているのだと思うと、白紙で投票したほうがまだマシだったかも…と思ってしまいました。野党の偉い方々は、決して自分たちが勝ったのではなく、敵失で点が転がり込んできたのだということを肝に銘じておいていただきたいものです。昨年の衆議院選挙の時にも思ったのですが、自分たちが勝ったのではなく、敵があまりにもふがいなかった結果として自分たちに点が入ったのだと思わないと、後々痛い目にあうだろうなぁと。今回、その通りになったにも拘らず、昨夜の段階で与党の皆さまは戦犯探しに躍起になっていらっしゃったようで。

お辞めになった与党の前幹事長の一派は、現幹事長の責任がどーのこーのとおっしゃっているようですが、そもそも、今回の選挙で2人区に2人候補者を立てるのが間違いなのでは？と思ってしまいました。それをお決めになったのは前幹事長らしいので、責任論でいけば前幹事長のほうが罪は重い気はします。そもそも、与党がこんなに信頼をなくしたのは小鳩さんのせいなのではないかと思うのはワタクシだけでしょうか。消費税を突然持ち出した現総理が悪いみたいな論調になっていますが、税金・年金がきちんと公平に割り当てられるのであれば、消費税はそんなに悪者ではないと思う今日この頃。4月に一生懸命仕事をしたら、その分全部なけなしのボーナスから所得税として源泉徴収されるという泣くに泣けない事態に遭遇したワタクシなどは、消費税のほうが公平だという思いを強くしてしまいました。

ともあれ、当選なさったセンセイ方は6年間税金で食べさせていただくのだということを忘れずに、国民のために身を粉にして働いてくださいませ。国民の目は節穴ではないということもお忘れなきよう。