雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

服部良一トリビュート。

2010-08-10 20:31:34 | music
昨日から、突然、「服部良一生誕100周年記念トリビュートアルバム」が聴きたくなったので、ガンガンにリピートして聴いております。改めて参加しているメンバーを見ると、登場順に福山雅治、井上陽水、関ジャニ8、ゴスペラーズ、小林桂(クラシック歌手)、ヘイリー、東京スカパラダイスオーケストラ、さだまさし、レ・フレール、一青窈、山崎まさよし、佐藤しのぶ(クラシック歌手)、松浦亜弥・日野皓正、徳永英明、布施明・森山良子、小田和正ということになります。ワタクシの場合、クラシック界のお二人以外で知らなかったのは、ヘイリーとル・フレールだけでした。服部良一という作曲家のすごさもさることながら、息子の克久、孫の隆之ご両人の日本のポップス界への影響力を思い知らされた次第です。いくら服部良一が国民栄誉賞を受賞した素晴らしい作曲家であっても、やっぱり現役の息子と孫が声をかけたからこそできたアルバムではあります。

同時期に活躍した古賀政男がほとんど演歌ばかり作曲しているのに対し、服部良一はもっとハイカラな、いわゆる歌謡曲を作った人だったようです。基礎にジャズがあったので、結構モダンな歌が多いことも、トリビュートアルバムが作りやすい要因のひとつかもしれません。古賀政男のトリビュートアルバムって聞いたことがないのですが、作られたとしても、ほとんど演歌歌手ばかりになりそうですよね。演歌がお好きな方にはたまらないアルバムになるとは思いますが、演歌が苦手なワタクシなどは、絶対に食指が動かないアルバムになるだろうと思われます。服部良一作曲の歌でワタクシが一番好きなのは「蘇州夜曲」だと思うのですが、このアルバムの中では小田和正が歌っています。最初にその情報を耳にしたときはものすごく楽しみにしていたのですが、きれいに歌いすぎていてちょっと物足りない気もしました。飛鳥涼の「蘇州夜曲」から入ったので、飛鳥の大陸的な歌い方に慣れてしまったのかもしれません。

いずれにしてもものすごいアルバムなので、皆さまも、是非聞いてみてくださいませ。