雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

老兵を労わりましょう。

2011-02-18 20:34:46 | works
ワタクシは、大学生だった頃、当時中学生だった一番下の弟の夏休みの宿題だった二次方程式が解けなくて、8つも下の弟に思いっきり笑われたという苦い経験を持っております。ワタクシの数字に対するアレルギーはその頃には完全に出来上がっており、小学校の算数の問題でさえまともに解けるかどうかかなり疑わしいのです。そーゆー人間に数字を扱う仕事をさせるのは完全なミスキャストだと思うのですが、お仕事させていただけるだけありがたいことだと思わなければ罰が当たりそうな昨今ですね。この10年のうち4年ぐらいはこーゆー仕事をしているので、どうやら、偉い方々に数字を扱い慣れていると勘違いをされた結果、数字を扱うような部署に貼り付けられているらしい。それ、本当に勘違いですから…と思いつつも、お給料分は働かなければなりません。

PCが普及したことにより、昔のように電卓をたたいて数字を足しあげていくなどということは無くなりました。それはそれでめでたいことではありますが、近視で乱視で老眼でガチャ目のワタクシにとっては、A3サイズのペーパーにびっしり並んだ数字をPC上の数字と突合させていく作業は本当に厳しいものがあります。この手の作業は若者にやっていただいたほうが効率もいいと思うのですが、なぜか、ワタクシは未だにこーゆー仕事から離れられずにいます。確かに、慣れるまでは多少時間はかかるかもしれませんが、若手職員の柔軟な頭を持ってすれば何ということもないと思うのです。4月の人事異動直後が一番作業量も多いし締め切りもタイトなため、偉い方々から見て慣れている(と思われている)ワタクシのような老兵がやったほうが確実であるという判断が働くのでしょう。

効率性が最優先のご時世ゆえ、老兵をもう少し労わろうなどとはだれも思わないのでしょうね。

お仕事メールの功罪。

2011-02-17 21:04:56 | works
1日中、10ケタの数字を1円単位まできっちり突合させるという、基本的にはワタクシには全く向いていない作業に没頭しておりました。こーゆー時に限って雑用が追いかけてくるし、本来はワタクシの業務ではないメールが山のように送られてくるし、帰る頃にはほとんどヨレヨレになりました。ワタクシの上司がメールを山ほど転送してくるのです。全部削除したい誘惑に駆られるのですが、その中に本当に必要なメールがあるかもしれないと思うと、いちいち開いて斜め読みをしなければ判断できません。「情報の共有化」というと聞こえはいいのですが、上司のアリバイ作りに利用されている節もあって、忙しいときに送ってくるな!と怒鳴りつけるわけにもいかないので、数字の突合作業の合間を縫って、ひたすらメールチェックを繰り返して1日終わりました。

メールが職場に普及して10年近く経ちますが、部下や上司に転送して仕事をした気になっているおぢさんは結構多いかもしれません。「メール送ったよね、読んでないの?」と言われると、一応送信履歴は残っているので反論できないわけです。そーゆーおぢさんに限って、転送するときにコメントも何もつけていないので、送られたほうはこのメールを一体どうすればいいのか見当がつかない場合が多いのです。せめて、至急読んでおいてとか、参考までに送ります…程度でいいから、何かコメントを書いておいていただきたいと思うこともしばしばあります。特に、「1円ぐらい違っていたって死にはしない」と思いつつ、1円合わない原因を突き止めなければならないような作業をしている時は、ワタクシなりに集中しているわけです。メール受信のお知らせウィンドウが開くたびに集中力が切れそうで、本当にイラついた1日でした。

ご難続きのケータイ。

2011-02-16 17:49:52 | …and so on
今朝、私鉄と地下鉄の乗換駅でケータイメールを打っていたところまでは確実に記憶していたのですが、その後、ケータイをどうしたかの記憶が全く欠落しており、事務所の最寄駅を出ようと定期入れを取り出した瞬間、ケータイが無くなっていることに気がつきました。この間の3連休に、事務所に3泊4日させたばかりだというのに、今度はどこかに落としたのです。どこかと言っても、乗り換え駅のホームか地下鉄の中しか考えられません。おサイフケータイではありませんが、友人・知人の電話番号とメアドはどっさり載っています。とりあえず事務所にたどり着き、とるものもとりあえず乗換駅に連絡したところ、乗換駅には紛失物は届いていないとのこと。真っ青になりながらdocomoに利用中断の手続きをしてもらい、乗った地下鉄が終着駅に到着することを見計らってその駅に電話したのでした。

今は、オンラインで紛失物が検索できるようになっているとのことで調べてもらったら、何と地下鉄を降りた駅にケータイが届けられていたとのこと。機種名や待ち受け画面、ストラップの特徴からまず間違いないと分かり、心から安堵したのでした。降りるときに人とぶつかったはずみにストラップが引っ掛かったか何かで落としたらしいのですが、バッグの外ポケットに入れておいたのはやっぱりまずかったなぁと反省した次第。マナーモードにしてバッグの中に入れていると気がつかないことがあるので、外ポケットに入れていたのですが。おのれのケータイが悪用されるのはおのれの責任なので致し方ないとしても、友人・知人の電話番号やメアドが悪用されたら…と思うと、心底ゾッとしました。帰りを早退させてもらって、10時間ぶりにご難続きのケータイが手元に戻ってきました。皆さまも、個人情報の持ち歩きにはくれぐれもお気をつけくださいませ。

永遠の半人前。

2011-02-15 20:15:27 | works
悲しくて冷たい夜が明けると、家の周囲は辺り一面雪に覆われていました。ワタクシの住んでいるところは駅前から少し路地を入るのですが、今日は、通勤するときに家の周囲の雪かきをしている方々を目にしました。駅前のバスロータリーもまだ雪に覆われた状態だったので、これは電車が動くかなぁと心配したのですが、今日に限って言えば、あの雨にも雪にも風にも人にも弱い中央線快速ですらまともに走っていたみたいで、ワタクシの事務所では電車の遅延証明を持参する人はいませんでした。ワタクシが利用する西武線などは飯能辺りから電車の上に雪を乗せたまま、それでもきっちり定時運行していました。こーゆーところは、日本国の公共交通機関はもっと褒められてもいいのかもしれません。日本人の勤勉さが如実に表れていると思います。

仕事が立て込み始めて1日中バタバタしていたのですが、ふっとした瞬間にお亡くなりになった先輩のことを思い出していました。10年前の先輩たちとほぼ同じ年になったというのに、自分はいつまでたっても半人前のような気がして仕方ありません。後輩の面倒もきちんと見てあげられてないなぁとか、事務作業はそこそこできるようになったけれど、いわゆる判断を必要とする場面になると未だに及び腰だなぁとか。事務作業はあくまでも作業であって仕事ではない…ということを、その先輩を始めとした皆さまの姿を見て学習してきたはずなのに、いざ、自分がそーゆー局面に立たされるとおたおたしてばかり。もっと丁寧に、きちんと物事を処理できるようになりたいとは思うのですが、言うは易し行うは難しのまま、無駄に年だけ取っている気がしないでもなく。

ワタクシは、きっと永遠に半人前のままなのかもしれないと思いながら、バタバタと事務作業に追われた1日でした。

悲しくて冷たい夜。

2011-02-14 20:27:18 | …and so on
今朝、ワタクシが利用している大江戸線で人身事故がありました。当分動きそうになかったので、副都心線経由で事務所にたどり着き、ボーっとした頭で今日するべきことを思い出そうとメールチェックをしているところに、同期の友人から「ご連絡」というメールが届きました。ワタクシは、武者修行(?)のために5年ほど前から以前とは全然違う部署に異動しており、元の部署の情報に全く疎かったりするのです。嫌な予感がして慌ててメールを読んだところ、つい2,3年前に定年退職され、今は再任用職員として元気に過ごしていらっしゃるとばかり思っていた先輩の訃報を知らせてくれるメールでした。そのメールがあまりにも意外だったために、思わず「えっ」と声を上げてしまいました。今の部署ではその方を知る人はいないわけで、ワタクシが思わず声を出したのにみんながびっくりしておりました。

以前の部署でその先輩を知らない人はもぐり扱いをするほど、業務にも精通されていたし、何よりも先輩・後輩の区別なくみんなから慕われている方でした。ワタクシも、その方には可愛がっていただいた人間の一人でした。10年ほど前に、わりと異動希望者が多いポストに、他部署で3年間の武者修行をして帰ってきたばかりのワタクシが配属されたことがありました。からかい半分やっかみ半分に「いいよねぇ」と言われることが多く、ワタクシ自身は希望した部署でもなかったために、結構厳しい状況に立たされておりました。その部署に異動して1か月ほど経った時にふっとその先輩に出くわしたので、「希望者を貼り付けてくれればよかったのに」と思わず愚痴ったのです。その時に「やりたい人とやれる人は違うんだよなぁ」と言われて、少しだけ救われたことがあります。別に、ワタクシが「やれる」人ではなかったのですが。

今日の東京は、夕方から冷たい雨が雪に変わりました。悲しくて冷たい夜というのもあるのだなぁと思いながら帰ってきました。先輩、ありがとうございました。ゆっくりお休みくださいますよう、心から願っております。

ワーク・ライフ・バランスの嵐。

2011-02-13 15:08:32 | works
あんなに待ち遠しくて仕方なかった3連休も、本当にあっという間に終わろうとしています。明日から仕事だと思ったとたんに、真剣にどこかに逃げ出したくなるのは毎度のことですが、連休明けのすっきりした頭(?)でやればいいやと思って仕事を積み残していたことまで思い出してしまい、本当にげんなりしている日曜日の15:00です。連休明けに頭がすっきりしていた試しはないのに、なぜか連休直前にはそのことをケロッと忘れてしまうのは、ワタクシの悪癖の1つではあります。今週末は土曜出勤も覚悟しなければならず、それが嫌なら金曜日に延々と夜なべ仕事をするしかないというスケジュールだったことまで思い出してしまいました。どちらにしても、折からの超過勤務縮減キャンペーンに逆行する所業なので、担当者の同僚女子に謝らなければなりません。何だか間違っていると思うのですが、わが社には「ワーク・ライフ・バランス」とやらの嵐が吹き荒れております。

ワタクシだって好き好んで超過勤務がやりたいわけでは全くなく、できればずっと定時退社したい人なのです。しかし、16日に事務所内の各担当者の皆さまから出てくる数字をチェックして取りまとめて、21日の正午までには本社に提出しなければなりません。しかも、チェック数字が本社から届くのは18日の15:00前後なのですよ。金曜にの15:00に出てくる数字をチェックして翌週の月曜日の正午には提出しろという、考えてみれば結構な無理難題なのです。PC上の数字とプリントアウトされた数字を突合させるだけでも七転八倒するのですが、今回はそれに加えて時間がなさすぎる。しかも、昼間は結構な雑用に追い回されるので、結局、落ち着いて集中できるのは夜か休日か。いずれにしても人がいなくなって静かにならないとこの手の仕事はなかなか進まないのです。そうこうしているうちに、2月なんてあっという間に終わってしまうのです。

これもある種の頭寒足熱。

2011-02-12 14:55:31 | …and so on
今朝はさぞかし雪が積もっているだろうと思いながら窓を開けてみたのですが、意外にも、ワタクシの家の前の道路にも積雪はありませんでした。昨日の降り方からして夜には積もるだろうと覚悟はしていたので、ちょっとだけ拍子抜けしたところです。もっとも、今日も東京はお天気が悪くて、さっき買い物に出かけた時も雨と雪の中間ぐらいのものがぽつぽつ落ちてきていました。今までずっと乾燥注意報が発令されっぱなしではあったので、少しは空気が潤っていいのかもしれないなぁとは思います。ただ、3連休でスキー・スノボ以外にお出かけを計画されていた方には、ちょっと残念なお天気ではありますが、東京って、バレンタインデー前後の時期に雪が降ることが意外と多いのです。ワタクシが大学受験のために初めて上京したのもこの時期ですが、一連の試験が終わって家に帰るという日に雪が降ったのを覚えています。

ところでというか案の定というか、ワタクシが髪を切るとそれまで暖かくても急に寒くなるというのはよくある話なのですが、今回もご多分に漏れずヒジョーに頭が寒い思いをしております。昨日、美容院の担当のお姉さんに、3月はいつ来れるか全く読めないのでできるだけ短くしておいてほしいというオーダーを出したため、お姉さんも遠慮会釈なく短く切ってくれたわけです。マジで、そこらにいる男子よりは短いですから。なので、頭が寒いのは自業自得ですが、昨夜雪が降ってしまえば今日は晴れるだろうと思っていたのに、一向に晴れてくる気配がありません。買い物に行くのに、どこかに毛糸の帽子があったはずだと探したのですが、こーゆー時は、大抵探し物は見つからないと相場は決まっております。頭以外は完全防備だったので、これもある種の頭寒足熱だよなぁと思いつつ、徒歩5分圏内で頭を冷やしてきました。

髪を切ってきました。

2011-02-11 19:14:33 | …and so on
昨日の天気予報どおり、東京も今朝から雪が降り始めました。基本的に、休日は家に引きこもっているので雪が降ってもいいのですが、今日は有楽町まで髪を切りに行く予約を入れておりました。一瞬、キャンセルしようかとも思ったのですが、これからのスケジュールを考えると、来週からしばらくは土曜日も出るようだし、この3連休に有楽町まで行っておかないと、この先いつになったら行けるのか分からないのです。そして何よりも白髪が伸びてカラーリングしている髪の色が落ちてきていて、ほとんど山姥状態になっていたので、意を決して出かけてきました。昨日、職場の同僚女子に、明日髪を切りに行こうと思っているという話をしたら、「その髪のどこを切るんですか?」と、本当に素朴な疑問を呈される始末ではあったのですが。

確かに、フツーの女子の基準(例えば肩ぐらいのセミロング)からすると、ワタクシの髪はまだ耳につくかつかないかという感じだったので、どこを切るのかという疑問はごもっともなのです。ただ、今日も担当のお姉さんと話をしたのですが、1回ベリーショートに慣れてしまうと、髪が耳についただけでもヒジョーにウザいのです。担当のお姉さんも「これは経験した方じゃないと分からないかもしれないですねぇ」と言っておりました。雪の降りしきる中、アシンメトリーベリーショートにするために、わざわざ有楽町まで出かけるワタクシもどうよ?とは思わないでもないのですが。今日は有楽町でもずっと雪が降っていたので、さすがに目黒や大田区でも雪が降っているに相違ない。帰り道は頭がさっぱりしすぎて、これで風邪でも引いたらただの馬鹿だよなぁと思いつつ、家路を急いだのでした。

しばし呆然…。

2011-02-10 21:45:52 | …and so on
明日から待ちに待った3連休だし、今日は帰りにカイロプラクティックに寄って、明日は有楽町で髪を切る予約をして…などと考えながら帰り支度をしたのがそもそもの間違いだったのです。仕事も、来週はまた超過勤務になるから、この3連休はとにかくボーっと過ごそうなどと思いつつ、きっと浮かれ気分になっていたのだと思います。カイロプラクティック院のある駅まで移動して、予約時間までお茶して時間をつぶそうと思ったところまではいつもと変わらない週末でした。ところが、カフェで友人にメールしようとバッグからケータイを取り出そうとして、あるはずのところにケータイがないことに気がつきました。事務所のデスクの上にケータイを置き去りにしていたのです。取りに戻るほどの時間はないし、ケータイがなくても生活はできるだろうと踏んだのですが、マジでしばし呆然としてしまいました。

これが財布とか定期だったら、カイロプラクティックどころではないので取りに戻るところですが、ワタクシは、それほどケータイに依存しているわけではないからなぁと思った次第。ただ、そうはいってもいつも身近にある物がないというのはちょっとしたパニックを起こすものではあります。しかも3連休なので、ワタクシのケータイは誰もいない事務所に3泊4日するわけです。最近は、月~金の5:40にアラームをセットして目覚まし代わりに使っていたので、明日と月曜日の朝5:40に誰もいない事務所のフロアにケータイのアラームが鳴り響くことになります。事務所の隣近所の住宅から苦情が来るとも思えませんが、不気味なことは確かです。しかも、バッグにしまおうとしてデスクの上に置いたのは確実なので、デスクの上で鳴り響くことになります。

…というわけで、ワタクシの友人・知人の皆さまがこれを読まれたら、連絡は別の手段をお考えくださいますよう。波乱の3連休になりそうな、とても嫌な予感に苛まれております。

日頃の行いの報いです。

2011-02-09 19:45:52 | …and so on
今朝、家を出るときは雨だか雪だか分からないような雨がぽつぽつ降っている程度だったのですが、あさいちで本社に用事があったので、一旦事務所に行って書類を用意して、本社に向かうために事務所を出たら雪が降り始めました。どおりで、今朝の執務室では同僚男子が会社から支給された防寒着(!)を着たまま仕事をするぐらい寒かったわけです。ワタクシも、さすがに防寒着を着ようとは思いませんでしたが、お腹に「蒸気の温熱シート」をしっかり貼り付け、毛布のようなひざ掛けで下半身をすっぽり覆っているにもかかわらず、寒くて寒くて、具合が悪くなりかけて早退しようかとまで思いました。今日はどうしても本社に行かなければならなかったので、ほとんど半べそ状態で雪の中をとぼとぼと西新宿に向かいました。

天気予報どおり、雪はすぐに止んで10:30ぐらいには青空が見えてきました。結局、ワタクシが外を歩いていた時間帯だけ雪が降っていたということのようです。本社で用事を済ませて事務所に戻ったのが11:00ぐらいだったのですが、その頃には厚手のダウンコートと厚手のカーディガンでは汗ばむようなお天気になりました。事務所に戻ると背中がぞくぞくしており、ちょっと微熱がありそうだったので、慌ててデスクに忍ばせてあった「カコナール満量処方」を飲んだ次第。自宅には、以前お医者さまから処方していただいて医療用の葛根湯があるのですが、さすがにデスクに入れていなかったので、ちょっと後悔しました。でも、カコナールが効いたのかどうか、帰宅する頃に一度結構な汗をかいたので、帰宅して熱を測ったら大したことはなくて一安心でした。

おのれの日ごろの行いの悪さを如実に表した1日になってしまいました。今日は、処方された葛根湯を飲んでおとなしく寝ようと思います