♪ 『 三線欲張り修行日記 』 ♪  

沖縄バンド「みいはいゆ」ちゃくらのブログです。

2020年の目標 どうしようかと考え中です。☺️♫

『音は言葉より伝わる。』

2018年11月30日 | フリ~日記


先日は 夜須のマリンホールで 香南市の芸能祭のリハーサルでした。

マリンホールは 音響がとても気持ちいいんです。


「て〜んんんんん… とぅ〜んんんん…」
と 三線の余韻がよく残ります。

三線は 「てんっ とぅんっ てんっ」と どちらかというと音がブツ切れになる楽器。

なので 普段はエフェクターのリバーブをかけて余韻を作るようにしてるけど…。
このホールはエフェクターなしでも充分な伸びがあって それがめちゃくちゃ心地いいんですよね。

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ところで。
わたしは 夜須の芸能祭に出演するときは 「みいはいゆ」という形にはこだわりません。

基本の出演者は ボーカルのハルさんと 三線のわたし。
2人で 普段みいはいゆではやらない 少しマニアックな沖縄音楽を披露する場として楽しんでます。

なので 2人で出演したり 伴奏の方を別に探してお願いしたり…。
色んな形式を試みています。

そういうのも新鮮で楽しいんですね。


さて。
そんなわけで 今年の編成はどうしようか?と色々考え 今回はギター伴奏者と3名で出ることに。

今回ギターを弾いてくださる方は 初めましての方。
それなのに こちらの諸事情で 伴奏をお願いしたのが 本番のほんの10日ほど前!

急なお願いになってしまい本当に申し訳ない…と思いつつ
さあ これはいったいどうなるだろう?と若干の不安があったのですが…。

合わせてビックリ!!

初めてなのに わたしたちの雰囲気をとってもよく掴んでくれてる!
そして とっても上手く合わせてくれて 演奏してて心地いい。

(これは…相当 練習と研究を重ねてくれてるなあ。ほんとにありがたい!!)


こんなとき わたしは感動しつつ『音楽は雄弁だなあ。』と しみじみ思うんです。



初めましての方でも その方の奏でる「音」には 人柄がにじみ出てるんですよね。
それは会話するよりも先に ど直球でズバッと伝わってくるんです。


音楽を通して信頼できる仲間に出会える瞬間って 音楽をやってる者ならではの醍醐味でもありますね。



(わたしも もっと丁寧に 自分の音を奏でていかなくちゃ!)
と思わせてもらった ある日のリハーサルのことでした。




あたちからも「ありがとうございますにゃ!」 by ペコリーナちゃ〜





『天才 ですね。』

2018年11月15日 | フリ~日記

かわいいノラちゃんとたわむれる至福のひととき。

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仕事にも精が出る 金曜の午後

タクシーも すぐつかまる 目指すは君

「どちらまで行かれます?」   

「ちょっと そこまで」

「不景気で 困ります ドアに注意」


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お久しぶりのブログ更新です。

日頃ハマり癖のあるわたし。
実は最近も新しくハマってることがありまして しばらくブログを放置状態でした。

こちらのブログの方も これからものんびりと更新していきますので どうぞ気長にお付き合いよろしくお願いします。



ところで。
上の言葉 なんだかわかります? ↑


これ 宇多田ヒカルさんの楽曲「トラベリング」の歌詞。

この曲とってもカッコ良くて 彼女の歌でも一番好きな唄。
でも こうして文章だけ見たら…

ヘンテコなんですよね〜。


まず 内容がタクシーの運転手さんとの会話というところ。
そのうえ どこにもオシャレな言葉が出てこない。
どっちかと言うと カッコ悪い言葉の羅列。
不景気 とか ドアに注意 とか…。

でも 不思議なことに 曲として聞くと
これがメチャクチャカッコイイんです。

こういう楽曲を聞いてると 宇多田ヒカルってホント天才だなあ…
と思ってしまいます。


わたし なにかが人の心に響くためには 意外性ってすごく重要だと思ってるんですね。

例えば 小説家は 主人公が何かに感動した時に「感動した。」という直接的な表現を使いません。
感動したことをどう自分なりに表現するのか。
そこに思考を集中させるのです。
そして 読み手はその意外性に惹きつけられる。

人気のコラムニストなんかもそうですよね。
同じことを題材にしてても 売れっ子コラムニストの文章には意外性があります。

『おお!そういう考え方もあるのか!なるほど!』
目からウロコがポロポロはがれおちます。


それと同様に この歌もオシャレなメロディと不思議な歌詞のアンバランスな意外性がたまらないのです。

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ところで。
だれかに刺激を受けたとき わたしはいつも
(自分がもしもこの人だったら?)って妄想するのが好きなんですよね。

で 今回も図々しくも
『私が もし宇多田ヒカルだったら…』
って妄想してみましたよ。


私が宇多田ヒカルだとして この歌詞を思いついたら どう思うだろう?
素晴らしい歌詞を思いついた! と 思えるだろうか?
この曲にメロディをつけたい!と思えるだろうか?と…。

そしたら…

う〜ん…。どうしても思えない…。

逆に (カッコ悪っ! ボツ ボツー!)ってなるんだろうなあ…って。

まあ その前に 間違いなくこういう歌詞自体を思いつかないだろうなあ。

どうあがいても こういう歌詞の発想自体が皆無なのです わたしには…。


というわけで。
この時点で 私は 才能なし超ド凡人枠に分類されるわけですね。


そして 『もしも自分が宇多田ヒカルだったら?』妄想から一気に現実に引き戻されるわけなのです。


はあ〜。
天才の発想は 到底凡人の考えなど及ばないものなのですね。




ホットカーペットに最大限密着する ちゃ〜。
冬をあったかく過ごす天才か?!きみは!