結婚してまだ半年だった去年は、愛ちゃんはお鏡飾りしてなくて、我が家のおぜんざい届けてあげた。
のんべえ愛ちゃんだけど、実家に帰るとお母さんに作ってもらうんですと言っていた、
息子も好きなのである。 「愛ちゃん、お鏡飾った?」 「は~い」 「えらいえらい今日お鏡開きやん、
おぜんざいするから来る?」 「は?」 「来る? って言うたらあかんよね、おいで~、ご飯も一緒に
食べよ・・迎えに行かせるから」 「はい、ありがとうございます」 「あんたたちのお鏡は、おぜんざい
持って帰って二人で食べたらいいから」 「は~い」 電話の向こうで笑いながら答える愛ちゃんだった。
長女に言われている。 「来る?とか、いる?って言ったら断りにくいよ」と。
いつも送り迎えをしてくれる。 新米なる姑みくの良きアドバイザー。
でも愛ちゃんだって、選択して答える権利あるものね。 (ごめんね、いつも半強制みたいで)
こうしなさいとか言わなくても、愛ちゃんは多分一つづつ大事なこと覚えて行くだろう。
台所では、北海道産大粒の小豆がことこと・・・、いい匂いが漂っている。
『今日のことあれこれと・・・』 のよーさんのブログ http://blog.goo.ne.jp/yousan02/e/42cfc37f1ef9cf838bd1740e9bf16faa
夜はわいわいだから、とりあえずUPしておこうと書いた所へ、長女から電話。
「愛ちゃん、朝からあずき炊いてたでって太郎が言ってたよ、せっかく炊いてるのに悪いよ~」 大笑い。
そっか愛ちゃん、炊いてたか・・。 母はなんだか嬉しくってこんなことでうるうるしちゃったよ。
去年、お鏡開きの話しながら渡した。 TVでもやってるだろうけれど、挑戦したんだ。
「愛ちゃん、ごめ~ん、炊いてたんやて?」 「ええ、でも炊きすぎて美味しくありません」
「うちのと一緒にしよっか?」 「いえいえまずくなります!」 「ええやん」 「いえいえ、そちらでいただきます~」大笑いだった・・と言う事で夜はやっぱり我が家で。
昔は、暮れの三十日早朝から一家総出でお餅つき、大きなお鏡餅はきれいに母がまるめて作った。
お鏡開きの頃には硬くなっていて、ひびが入ったり少しカビてきていたり。
でもそれを切るのを眺めるのも、切って餅焼きの網でこんがり焼いておぜんざいに入れるのもとても
風情があって子供心に楽しかったものである。
今はパックのお鏡を買っている。 以前は一つのお餅の形をしていたけれど、今は真空パックの小餅が入っている。 ひびもいかず、カビもないけど味気ない。 時代の流れ、易、不易ではあるがこれに関しては流れにのっている。
(以外や開けたら、お餅の形していて、みんなで喜んだ。 昔を思い出しながら力を入れて切ったよ私。
大勢なのでお餅を買い足した。 またまた賑やかな夜になりそう。 夫の顔が浮かぶ。
毎日深夜まで仕事をしている息子はいつも不参加だけれど、愛ちゃんが一人マンションで待っているのを気遣っているよりも、家族と一緒にいる方が安心であろう。
あ・・まだ私にはUPしなければならない記事があるのだ。 深夜になるかなぁ・・。