日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 嬉しい訪問者(その1) *

2006年10月07日 | 料理・その他食



『ブッシュセージ』 シソ科 サルビア属  花言葉:家族愛

色々な病を患い、克服しようと懸命に暮らしている姉が甥っ子の運転でやってきた。
久しぶりに会う。 前に訪ねようとしたら、今の自分の姿をまだ見せたくないから、
会える気持ちになったら・・と、その時を互いの楽しみとしていた。
我が家も、今年は出来ちゃった婚、同居、孫の誕生で電話やメイルのみ、ついぞご無沙汰していた。

悪い所があれば、早く医者にかかり早期治療をするのがよりベストではあるが、
分ってはいるが、女は家のこと、家族のこと、色々と考えたりすることもあり、もし病気があったら・・と、
検査さえも躊躇してしまうふしがある、私にもそんなところがある。
そんな体験も加えながら、「悪い所ははよう見つけて治しや」何度も言った。



ほぼ一年あまりの空間の会話は、尽きることが無かった。 
バラ寿司や料理で歓迎の食事をする。 調理師でもあった姉は大の料理上手、かなわない。
今は、手も少し不自由で込んだ料理はできないのよと笑いながらも寂しそうに話す。

姉が来てくれたのには、なつめのお祝いも兼ねて。 ひろとのお盆初帰省のDVDを見せた。
「あんたもがんばって孫、はよう見せてや」刺激されてか甥っ子に、はっぱをかけていた。

宇治のお茶団子や城陽の名産であるそうな、いちじくをいただいた。 
子供の頃、家の前には大きないちじくの木があって、学校帰りに友だちを呼んで木に登り、
切り口の白い汁で手をニチャニチャにさせながら、もいで(採る)はほおばった。 
懐かしきかな田舎ならでは、道草のすすめ。

時は何十年経ってはいるが、懐かしい甘い香りと食感、あの味は変っていなかった。
生まれの生口島では、いちじくのことを”とうがき”と言っていた。

帰り際二人になった時、「こんな病気になったら、会える時に会っておかないとね、
思いきって来て良かったよ。 お互いに元気になろうね」少し目をうるませ手を握り合った。
「今度は城陽に行くよ」                                (10日記)