久しぶりのライヴだった。 『ブルーグラス・ランブル Vol.94』(もうすぐ100回!)
ソフトな稲葉和裕さんではあるが、演奏が始まると同時にぐっと思いが音色になって即座に熱くなって行く。
日頃いくら性能のいいCDで聞いていても、生演奏の溢れる臨場感にはかなわない。
一月のしょっぱなから我が家に起こったサプライズ。 いくつも次々と驚きや喜びや苦悩の日々。
演奏が次々と流れるその中で、それらのさまざまな事がらが走馬灯のように脳裏を巡る。
あのこともこのことも、乗り越えてきた思いが胸に込み上げて来る。
7月から会場が、中央区玉造にあるOCCホール(大阪クリスチャン・センター)に変った。
稲葉和裕さんをリーダーとした、5人のメンバーでなる『ブルーグラス・ランブル』
(みなさんの写真は前の会場で、昨年撮らせていただいたもの)
曲の中には、初めて聞いて好きになった『サザン・フレーバー』の迫力のある演奏があった嬉しさ。
稲葉さんのみなさんを暖かくリードされる姿は、聞かせる演奏ではあっても見せる演奏でもあるのだ。
この素晴らしい歌と演奏に加え、そのことがやはりファンの心理を参らせるのであろう。
アンコール曲の中の『慈しみ深き主なるイエス』は神聖なるOCC会場の終わりにふさわしい演奏。
心が洗われ、心身ともに大きな深呼吸ができたような、そんな今日のライヴであった。