日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 父の日は長~い一日 *

2009年06月21日 | 歌・音楽・映画・観劇

午後の予定があると言うことで、今年の”父の日”は、セイ君、長女が食事を用意してくれた。
11時全員集合11名なり。 「わ~!ひろと夏バージョンに散髪してるやん!」昨日会ったばかりなのでびっくり!

みんなで賑やかな、美味しい食事。 なんと言っても孫たちがいつも主役、2ヶ月のかんたも含めて。
コーヒータイムで、いよいよみんなから父の日のプレゼント。 先日りんくうで買った、ジーンズとポロシャツ2枚。
ジーンズは息子の提案、早速着てそして履いて お披露目、うんやっぱり黒のポロシャツは賢く見えるわ~。

アミティーホール前の道路を挟んだところの海清寺の大クス、樹齢約600年天然記念物である。
実際目の前で見ると、心まで包み込むように枝が大きく広がっている。

みんなからのプレゼントのジーンズとポロシャツで、コンサート会場に向かう夫をパシャ! 
2時の開場には30分もあったが、すでに結構並んでいる。 大阪と違って客層が上品な気がするのだが、いつも。

2002年から始まった”フォートワース・ジャンボリー” 
福原照晃さんのカントリーのライブハウスフォートワースで演奏される方々の年に一度のコンサートである。
したがって正味5時間の生演奏。 昨年は夫の腰椎の手術で行けなかったが、4度目の参加になる。 

演奏者も、観客にしても年齢層が高いのは否めない。 奏者を双眼鏡で見ると怖いくらいにそれが分かる。
カントリー、ブルーグラス、フォーク、ハワイアン、ジャズ。 
会場はフラッシュ厳禁だし、コンデジだし、手ぶれ多いし。

 東京や横浜からのバンドや奏者もいたが実に素晴らしい。 自然に身体が反応してリズムをとっている。
一部が終わると15分の休憩のみ、二部は更にヒートアップ。 これがまたすごいんだなぁ。
 

夫婦してファンクラブに入り毎年不定期にライヴやコンサートに行っているブルーグラスのトップミュージシャン、
稲葉和裕さん、昨年までのグループと違い、次世代へ継承すべく若い方々ばかりを交えた初めての演奏、
若い方の演奏も大きな期待、稲葉さんの彼らにかける心の持って行き場に感銘すら覚え感激であった。

トリはもちろん主催者福原照晃さん。 飾り気も派手さも無く地味な語りだが、演奏、歌、声量は天性、 
ぞくぞくさせるものがある。 稲葉さんや福原さんのCDは良く聞いているが、さすがに大御所・・堂々たる感、
聞くほうもゆったりまったり、やはり違う。 衰退しつつあるカントリーミュージックを盛り上げようとの思い熱く。
延々5時間にわたる長丁場・・熱いカントリーな風と歌声は、観客を魅了させ心ゆくまで楽しませてくれた。
来年のコンサートは6月最後の日曜だそうで、また2人で元気に参加したいと思っている。

帰りの車の中では、あのバンド良いね、あのバンドもっと聞きたいよね・・あの声は素晴らしい等、ずっと言って。
私に音楽の詳しいことは分からないが、夫が感じることと殆どが同じであると言うことは幸せだなぁと思っている。 

100万人のキャンドルナイトと言うイベントは知っていたが、港区海岸通のそれもその一環とは知らなかった。
8時半我が区に帰り、家よりは反対方向に向かう。 赤レンガの倉庫の広場で、それは行われていた。
以前他で見たキャンドルナイトとは規模が小さくはあったが、企画実行される人たちの思いは変わらないと思った。
灯りと言うのは、実質明るくて暖かいのだが、景色としてみる灯りもまるで家路を照らす灯りであったり、
家にともる灯りのようになぜか郷愁を感じさせ、ほっとしてやさしさや人の温かさに似ているような気がする。

貝ちゃんブログで知ったのだが、場所は港区築港・・なので、”築光キャンドルナイト”のネーミングらしい。
まさにキャンドルナイトは、光を築く・・大勢の人たちの優しい心で・・・。 

家族が集まり、そして私たちの9人の子供や孫たちに見送られ、2人で過ごした5時間のコンサートの余韻が、
こんな灯りに繋がれて終われるとは、じじばばには最高のムードではないだろうか。 
昼間の一番長~い夏至の日、父の日にふさわしいカントリーな一日だったように思う。