月に一度の絵手紙教室の日だった。
先月は急きょ、子守りで行けなかった。 本当は行きたくなかったので、理由が出来てラッキーだった。
2度ほど行ったが、最初から自分の好みの絵風ではないと察した。
が、誘ってくれた知人の手前、簡単には断れなかった。 ずっと迷っていた。
一昨日、誘ってくれた友人が、今回の被写体は白いものですと言いに来てくれた。
私の思いを話した。 誘われた時、多分私の絵風とは違うと思うと言ったら、絵風が違っていても、みくさんは
先生に合わせる人、と言ってくれていたが。 良く分かってくれた。
私はどちらかと言うと、写実的な方がいいし、普通に描く方がいい。
この教室の絵手紙のように、筆の一番上を持って線を描く。 名前もそれで。
日ごろ線の練習もしないと、いい線は描けない。 たった月に一度なのに、練習もしないで臨んでいる今だから尚更。
それにこの為に努力しても、きっとずっと迷いがあると思う。
「合わないと思いながらすることもないですよ、みくさんの思いを伝えてうまいことお断りしますから」と言ってくれた。
本当はお断りの手紙を書く予定にしていたが、書けなかったから友人に頼んでしまった。
あ・・良かった。 水彩の方がいい、俳画の方がいい。
直接断る勇気はなかったが、来てくれたことによって言いにくい分話せて、助かった。
彼女は母親の介護で普段手をとられ、月に一度の絵手紙教室は家から離れストレス解消だから続けると言う。
分かる、真剣に時間描いているもの。 でもデーサービスから帰る母親を家で迎えるために、いつも早い目に帰っている。
あちらもこちらも、介護でさまざまな思いをしている方に接するとき、己の生活を改めて見直さないと、と思う。
近所のお宅のこの花が、また今年も咲いていた。
すっきりと、色鮮やかに。