日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

 * 出会いは・・必然 *

2022年03月26日 | 雑感

  

                                              (過去写真)

 私は、早寝早起きである、子供の頃から。  ラジオがTVに代わっても8時くらいには眠くて、宿題は5時頃起きてしていた気がする。 
 大人になってもそれは変わらず、朝、3,4時には目覚めれば起きる。 リビングへ上がる7時までは、身支度しながら画期的な自分時間である。
 だから昔から夫が夜中3時に釣りに行くと言っても1時間前に起き、お弁当を作り夫に食事をしてもらうし、5時にゴルフと言っても、
 必ず朝食を作り、お迎えの友人を外で待ち二人を笑顔で見送る。 (いえ、元気で留守が・・)
 
 そんなわけで今ドラマを見ても、夜は1時間とてまともに観ることがない。 それだし録画してまで観ない。  
 映画大好きな夫に、しおらしくたまには一緒に楽しんであげようと座るが、肝心なところを見逃したり必ずと言っていいほど寝てしまう。
 夫も良く分かっていて「今日は一緒に観るわ」と言っても「寝る癖に」と笑いながら、あるいは冷ややかに寂しげに返事が返る、必ず。

 今年になって見ているドラマは、「ミステリと言う勿れ」「ドクターホワイト」「ゴシップ」「妻、小学生になる。」
 最初から見てるのはこれだけ。 あとは、その時の気分とつまみぐい。
 「ミステリ・・」は菅田将暉さんの人、役柄、演技が好きで観ている。 面白かったのに、私的には苦手な方向性、だけど彼が見たいので観ている。
 
 昨夜は「妻、小学生になる。」の最終回だった。 あり得ない話だが、なんか気になり最後まで追ってきてしまった。
 (どんなドラマか、観ている人には分かるが、見ていない人にはなんのこっちゃ・・だが、それはそれで)詳しくはWevで。
 「今日は最終回やからリアルタイムで観るわ!」 皆の前で堂々宣言した。 皆黙っていたが(また・・口だけや)そんな目線を感じた。
 案の定、いつの間にか寝てしまったようだ。 そんな私に家族はどんなコメントを発していたであろうか。

 2時過ぎ目が覚めた。 (やってまった・・) 即、ティーバーで観た。 続きから、多分。  
 ドラマのクライマックス、10年前愛妻病気で亡き後、中々立ち直れないでいる夫に向けて、小学生になって家に帰って来た妻の言葉。

 「ああ この人と作る家庭は温かいんだろうなぁって思ったの その通りだった」 「あなたがとなりにいてくれて 本当に幸せだった」
 しょぼくれている夫に「どうせいつかお迎えが来るんだし それまでは美味しく楽しく暮らしなさい」料理人だった妻ゆえ。
 ずしんときた。 涙が出てきた。 止まらなかった。 
 「あなたがとなりにいてくれて 本当に幸せだった」これは私がそう言えるかと言うより、夫は私にそう思えるだろうかであろうと思う。  
 そして落ち込んでいた娘さんには「生まれてきてくれた瞬間から いっぱいいっぱい幸せにしてくれた」「ありがとう ママの娘でいてくれて」
 私は三人の子供に恵まれたが、本当にいつも心からどれほど大切に感謝して生きて来たであろうか・・子供たちに対して。 
 
私ははっとした。 妻としての、そして母親としての私に・・見直す為に。 
 これだったんだ・・これを聞くためにドラマに出会い、ここまで観ていたんだ・・偶然では無い・・そう思った。
 
 娘時代京都のお医者様の家で働いていた私は、個性豊かな生き生き過ごしている素晴らしい奥さまを見ながらの三年間、
 その影響からか、”出会いは必然”と言うのが、私の生きるテーマになっている気がしている。
 
 私は子供の頃から苦労はあっても、いい人との出会いの中で色んな場所でいいポジションにいたりして来た。
 親戚であってもうまくいかない人たちもいる中で、我が家の事よりも人のことを優先してきた両親の生き方でそのお蔭で恵まれていた気がしている。 
 それと長きの人生の中で様々な出来事に遭って来た、良くも悪くも。
 しかしそれらは決して恨むべきことではなく、反省であったり結果的には良いことへ繋がる足がかりのようなものだった気がしている、後になって気付く。
 全てを受け容れて行くこと、向き合うと言う事である。 
 同居にしても然り・・この事がきっと良きことへ繋がっていくのだと。 いや、繋がって行かなくては、一緒に暮らす意味がない。

 誰もが寝ている夜中の静けさのなかで、しみじみと自分を考えてみた。 あとどれだけ夫婦で一緒に過ごせるのであろうか。
 今、軽々しく夫とこんな話はしないが、ここらで自分を掘り下げてみないか私。 反省はすぐする、サルでもできる反省は。
 いかに自分を変えるか、変えていくか、分かっているのにその努力をやりきらない、目の前の相手の言動につい心癖が邪魔をする。
 世の中半分は女性だろうに、たった一人の妻で辛抱してくれている夫に、本当に申し訳ない。 
 ほかの人だったらもっと違ったいい人生だったかも知れない、そう思ったときは何度かあるが、今更思っても仕方ない。
 いつまで変わらなければ・・と何度そう思って来ただろうか。 この先どれだけの夫婦時間があると言うのか。

 娘は「お母さんが見送らなければ、私は家のこと出来ないお父さんの面倒よう見ないよ」と笑いながら言う。 本当だ。
 真面目な夫は日常、細やかに自分を鍛えようと身体を動かしている、ちょっと私は自分の方が危うい! 
 そんな夫を横目に見ながら気持ち焦っている。 思いついたらやるが、私には継続性がない。
 夫婦お互いに、痛みやきしみがあちこちあるもの同士、このままでは夫に追い越されてしまう!

 「あなたがとなりにいてくれて 本当に幸せだった」そんなセリフ、上手でもいい・・夫にそう思ってもらえる私でないと・・。
 中学へ入学した時、出席番号16番の隣同士、五人兄弟が同じ年生まれ、男・女・男・男・男 そして、女・男・女・女・女・・。
 こんな出会い、偶然では無い・・必然な出会いなのだ、私たちは。

 お昼前友達との約束がある孫娘が「ばぁば昨日 ドラマ始まってすぐ寝てたよ」と笑いながら出かけた。

   
 変る・・五段活用 言い聞かせ 今度こそ 心入れ替えるか 私よ

 変わらない 変わります 変わる 変わるとき 変われば 変われ!


  たのしみは 昔話を広島弁で わざと話して 笑いあうとき 

   記録として残す記事が滞っていますが ぼちぼち振り返りながら 追いついて行こうと思っています。