七草がすんで・・お鏡開き 目の前のお正月の飾りがひとつ減った。
お鏡開き・・鏡は円満・・その円満を開く 運命を開く 未来を開くとある。
そんな事に願いを込めながら・・おぜんざいで頂く丸餅。 夫にも半強制的に。
田舎にいた時分、早朝か家族近所とつくお餅、つきたての熱いおもちを母が手早くくるくると回しならが、きれいに形づくって行く。
冷めてからこれは仏さま、これは神棚・・これは床の間、仕事場など、小みかんをのせて恭しく飾るのを競った子供時代。
こんなお鏡なので11日頃には硬くなっていて、母が手袋をし金槌で割る。 切ってはいけないそうなので。 (いや・・切ってもいたような)
火鉢に火をおこし、焼き網の上で焼く・・子供たちはその周りで膨らんで来る白いそのお餅を目を輝かせて待つのだ。
皆が富んでいた時代では無かったが、 このような光景・・心豊かな古き良き時代である。
今はかびないように、丸餅がパックになってプラスチックのお鏡の中にいくつも入っている。
見た目はいいが昔の風情など全く無くて、取り出すのも味気ない現代のお鏡開き。
PM10時36分新大阪着、息子一家を夫と迎えに行った。 だから夫は珍しくお酒を飲んでいない夕食。
(いつも週1日は休肝日をと、お医者様から言われているのに、こんなことでもないと守らないんだから~)
東京ディズニーランド、シー、アンパンミュージアム、スカイツリーを目の前に・・等々、2泊3日を目いっぱい楽しんで
満足して帰って来た。 ゆいちゃんは新幹線で爆睡。 一睡もしていなかったひろとは車に乗るや否や、
私にもたれて寝た。 ゆいちゃん移動はベビーカーだが、ひろとは長い距離・・良く歩いたようだ。
自分はお兄ちゃんであると言う自覚の数々を普段から目にしているが、あちこち歩く家族の光景を想像しながら
(良かったなぁ・・いっぱい楽しんで・・)微笑ましいみんなの帰宅に、私たち夫婦も嬉しい夜だった。