そば打ちよりも、私には雪景色をもっと眺めていたいような気分であった。
この場所が、五月には花しょうぶで鮮やかな紫色に変わる。
1時からそば打ち体験。
何度か来ている男性が2人、若いカップル1組、そして私たち一行7人、計11名が指導を受けた。
我々4名までは10,000、3名7、500、計17、500円なり。
そば粉8割、中力粉2割。 今や日本では順国産は20%、あとは80%が中国から輸入しているそうだ。
おそば屋さんと言えども、どれだけ純なのか中国産を食べているか分からない気がした。
そば打ちの細かい手順は・・「おっちゃんの道草」で。
先生が、「初めての人の方がうまくできる、素直に聞くから。 ちょっと知っている人は返ってうまく出来ないんですよ」
もちろん我々は、初体験である。
私たちの3人組、夫が以前から望んでいたのでかなり積極的なので2人で交替でやって、私は見ながら写真係。
最後の切る段階で初めて、「あんたが切り」 慣れない大きな包丁で、2ミリの細さに切って行く。
なかなかうまくはいかないが、「こんなもんや」夫がそう言ったので、ほっとした。
そば道場、園内の水無月亭で、自分たちが茹でたそばを湯がいてくれて頂ける。 観光客はおそばを食べに来ている。
打ったそばは7人で20人前が出来たが、食べる分以外は分けてお持ち帰りに。
大根おろし、ネギ、ノリ、カツオ、打ち立てのおそばの風味、美味しさに加え、おだしが美味しい。
自分たちが打ったと思うと、その味わいは格別「である。
満足した帰り道、心は軽い。 茶畑も雪をかぶっている。
稲の刈田から立ち上がる煙は好きな風景、ゆっくりと時間が流れるようなそんな郷愁にかられる、心地よき時。
みんなと別れた後、夫とおマルセでお肉を調達、大阪へ帰り息子や娘のところにも届けた。
思いがけない雪景色、そば打ち体験、お肉も買えたし、大満足の充実の一日であった。
この裏には、神戸のミントさんがわざわざ花しょうぶ園で道路状況を聞いて知らせて下さった、そんな温かい心あればこそ。
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【海遊館の生き物たち】
「共生、大事なことだね」