日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 結婚式が終わり・・(24日・倉敷編) *

2008年08月25日 | 風景・お出かけ

 

   パンフレットなどでは必ず、倉敷川の柳の並木と浮かんだ小船はお決まりの風景である。 
   倉敷編と言っても、ゆっくりと楽しんだ訳ではない。

   せっかくの旅なので倉敷へ泊まり、翌日瀬戸大橋で四国へ渡り美味しいおうどんを食べようかと、
   長女夫婦の思惑で、次女となつめもそれに同行することになった。
   「母さんも一緒に行こうよ」と誘われたし、夫も「一人で帰るから一緒に楽しんで来いや」
   が、月曜仕事に行く夫や展君をおいて、それに先日「地下鉄でちょっと目をつむったら大阪港まで行った」
   夫からそんな話を聞いたばかり、手放しで楽しむ気になれないし、私側の結婚式に来て貰ったんだし。

   ならば新幹線に乗るまで倉敷の美観地区を少しでも・・と言う子供たちの厚意に甘えた。
   娘たちはホテルのチェックインを済ませ、早く早く~・・もう時刻は6時30分を過ぎているし。
    軒を連ねる白壁の町並みは落ちついていて独特な倉敷を象徴する風情、大好きだ。

    堀にかかる橋を渡りながら、楽しみたい!でも時間が・・早足で歩くが日の落ちるのは早い。
   結婚式では1700枚もの撮影、カメラマンでお疲れのセイ君だが、精力的にみんなをパシャパシャ。

       なつめは自由になったものだから「自分で歩く~」と息揚々、道は堀沿いなのであぶない、あぶない! 
   時計を気にしながら、夕食は因島で食べそこねたセイ君リクエスト”広島お好み焼き”に決まり!
   芸能人のサインなどもあり、ご夫婦がやっているお店、美味しかった。

    マヨネーズはお好みで、うまくかけられなかった~。

    急いで来た道へ戻る、もう真っ暗。 倉敷は小学校の修学旅行で来て以来である。
    白壁の町、大原美術館は記憶があり、お土産に『根性』と書いてある比較的大きな額を買い、
    結婚するまでは、自分に言い聞かせる為か飾っていた事をとても懐かしく思い出す。




    頼りない親たちから、新幹線に乗るように手配までしないと・・ って倉敷の駅へ。
    駅から見えるチボリ公園はライトアップされていて美しかったが、電車・・時間が無い!

   岡山から8時50分の新幹線に乗る、20年以上も乗っていないのでは・・。 
   指定の禁煙車は無理で喫煙車、それでも席は通路をはさんで座る(嫌だなぁ) 
    夫は5年前まで平気でタバコを吸っていたけれど、今や喫煙車の匂いさえきつく気分が悪くなりそう。
   辛抱しながら、挙式や披露宴を思い出し駅を数えていたが10時40分には新大阪へ到着やれやれ。

   「良かったなぁ、結婚式も倉敷も。 自分が地下鉄でこんなに歩いたのは初めてや、信じられへん」
   娘たちが少しの時間でも倉敷を・・その思い私たちは充分に満足である。
   地下鉄に乗り換え家へ着いたら11時、北京五輪の閉会式のフィナーレが映し出されていた。
   あ・・良かった、不思議なほどに夫が歩けること、一緒に倉敷も地下鉄も歩けた事が何よりも。
                                             29日記


* 甥っ子の結婚式・・ (感動編・長文) *

2008年08月24日 | 雑感

 

   青空には白い雲が・・昨日の灰色の空とはうってかわって、今日の日にはふさわしいお天気。
   福山市 『ロジェント』 
   近くに新幹線が走り、チャペル、ガーデン、ルームのあちこちがゆったりと素晴らしい式場だった。
   7年間愛を育んできた甥っ子と花嫁さん、とても可愛くてお似合いの素敵な夫婦。
   新婦のお母さんの胸には、昨年亡くなられたご主人の遺影がしっかりと抱かれていた。
   本当ならお父さんと一緒に歩くはずだったが・・、新郎新婦二人で歩いたバージンロード。

フラワーシャワー・・の後 

  
   披露宴の名前の書いた席のメッセージカードの横には、母手製の香りのふくろうの人形があった。
   カードには・・夫へは

       けんつくさんは、周りを明るくする存在ですね。 子供3人共明るいのも
   けんつくさんの影響を受けたからでしょうね。 次は孫の番です。
   これからもお体に気をつけ、いつまでも、明るいけんつくさんでいて下さい。

   私へは・・
   みくおばちゃんへ ○○家はみんな明るく、集まれば自然と和やかな空気になりますね。
   今年の盆は静かでしたよ。 お父さんも、なんだか寂しそうでした。
    いつまでも、みんなが集まれると良いですね。 お手紙ありがとうございました。
   
   
6月には長男が結婚、8月は次男だしとお盆は帰るのをやめたのだった。
   次男は親とは一緒には住んでいないのに、寂しそうだったと言う兄の横顔が浮かんだ。

   なつめには、お祝いに添えて手紙とポニョのキーホルダーを送ったので、ポニョの絵、
    一応 ポニョです。
   次女には・

   チエちゃんへ 会う度にお母さんの顔になって行くね。 
   なつめちゃんを見ると、自然と笑顔になるから子供って凄い! 温かい家庭なら、
   きっとなつめちゃんも優しい子に育つね。  本日は来てくれてありがとう。

   胸が詰まった。  それぞれにふさわしい甥っ子の言葉が溢れていて。
   受付をしたときも一番に、母の作ったふくろうの香り人形が並んでいてびっくり、男の子なのに。
   メッセージはたいてい花嫁さんが書いているが、新郎側は甥っ子が、新婦側はお嫁さんが書いていた。
           


   披露宴のスタートは会場のぐるりの白い壁全部がスクリーンとなって、二人の小さい頃からの写真が
   回り灯籠のようにぐるぐると映し出された。 長男も次男も自慢の美男子である。
   式の全てに、光がふんだんに使われ曲目とそれらが素敵なハーモニーをかもし出していた。

   TV『花より団子』を模写した『島の四人組』と題して、友人たちと俳優になりきって、真面目な顔で、
   役柄を演じてビデオ撮影した映像を、仲の良い兄(6月結婚)が見事に制作してTV顔負けのドラマ。

   花婿からは花嫁へ、花嫁から花婿へ・・微笑ましくも涙ぐましく、そして花嫁から母親へ
   感謝の手紙には、花嫁も言葉に詰まりまわりはそれに泣かされる。
   長い祝辞や長い歌が続くわけではなく、二人を育て見守ってくれた回りの人たちへの感謝が、
   色々な演出の行程に組み込まれていて、ハンカチがいるので・・写真など撮っていられない。 
       料理も年長者が多く、和洋折衷でお持ち帰りのツゲのお箸つき、見た目も味も満足だった。
   
   全ての人たちを感動の涙で包んだのは、花婿からおばあちゃんに、花嫁からも自分のおばあちゃんに。
   二人の手づくりの額や手紙や花束を、その席へ二人で出向いて手渡したこと。
   親への手紙は読めたのに、甥っ子も花嫁さんも感極まっておばあちゃんに言葉が出なくて、
   清らな涙が流れて・・ 母も花嫁のおばあちゃんも突然のことに、まさか孫たちから讃えられるなんて・・
   感激の涙はとまらない。 肩を抱き手を合わせる祖母たちの姿は、尊くて清らであった。


   親子三世代、た易くはなかったと思うけれど、義姉さんが母とうまくやってきてくれたからこそ。
   尽くしあう母親や祖母を見ながら育った甥っ子には、人としての原点『人の和・家族の和』
   そんな事柄が見事に浸透し、全ては義姉さんの子育ての答えとなっているのだろうと思った。

   長男もお嫁さんとは親と同居を選び、もし無理なようなら結婚を諦めてくれとまで言った。
   花嫁の仕事の都合で、お盆過ぎから同居になった、来年2月は親子四世代の誕生である。

   新郎の挨拶では、昨年亡くなられた花嫁さんの父親と少しはお酒を酌み交わす時間があったこと、
   しかし花嫁姿を見てもらえなかった無念の思い、府中で指物師をしている甥っ子の社長さんや
   友だちや、親へはもちろん親族へと感謝と礼を尽くした堂々とした挨拶にも感動した。                      


       
   お見送りの品は、義姉さんと花嫁さんがちりめんの布で作った玉手箱、中には花嫁さんの勤める
    お菓子屋さんのお祝いのお饅頭が入っている。 
   母のふくろうや義姉と花嫁の玉手箱60個を作る親子孫三世代の心のこもった手づくり・・愛のおすそ分け。     

       
        
    日曜なので、現地解散となるがあまりにも去りがたく、花婿側全員でお茶をし余韻を味わいながら解散。
    親を讃える、そのまた親を讃える・・まさに日本の心・・私の中では感動がいまだに続いている。
                                                 29日記  


* 結婚式前日 田舎に帰る・・ *

2008年08月23日 | 風景・お出かけ

 

   午前8時半、日曜甥っ子の結婚式へ出席する為に大阪を出発。 私たち夫婦、長女、次女、なつめの5人。
   長女運転。 セイ君は仕事の為午後新幹線で追っかける事になっている。
   この時期道路はすいているものの、途中で前が見えにくいくらいな土砂降り運転も慎重である。

   グレーな空でも、みかんの畑、橋、海、造船所のクレーン・・この4拍子揃った景色を見ると安堵を覚える。
   無事に帰って来れたと言う安心感。


   6月の実家の長男の結婚式の時、初めて寄った因島の広島風お好み焼き”みかんの花”へ着いたのは12時。

   ブログのお友だち”原ちゃん”が、このお店をあがったところなのにって言って下さっていたので、
   因島高校跡を見がてら、原ちゃんにも会いたし、夫も快くOKしてくれていたのでそのつもりもあった。

   出発前開いたメールにご親切にも、電話番号と目印を書いて下さっていたので 紙に走り書きしていた。
   因島高校は夫の卓球の試合や、生徒会の招待で文化祭や体育祭などで何度か来てはいたが、
   新しく広い道路、高校は撤去だし、何しろ40年もの空間のわずかな記憶は何の役にもたたず、電話をかけた。
   道が完全に違っていて、暑いのに自転車で私たちの車の所まで来て下さった。

   「冷房も入れてきましたし、珈琲でも・・」 少しでもお話したいけれど、夫の実家から待っていると電話もあり、
   セイ君の到着も早くなりで申し訳なくもお断りをし、変わりに車の中にいる家族を紹介させていただいた。
   ブログで会話しているだけなのに昔からの友だちのように気さくに話せるから不思議である。
   理知的でかつてはミス因島? まるで恩師に会ったようで想像通りの方だった。
   後ろ髪ひかれる思いで・・とはこの事。

   夫の実家では弟夫婦も来てくれていて義母、兄夫婦姪っ子・・歓迎の賑やかなひと時を過ごす。
   中でもなつめが話が出来て歌って踊って・・中心になり、みんなが湧いた。
   わずか1時間半の滞在、なのにまたお土産までいただいて本当に申し訳ない。
   義父のお墓参りをし、新幹線で追ってきたセイ君を迎えに瀬戸田港へ。 
   土産売りの通りはとっくに寂れてはいるが、港も昔とそう変わらず寂れても仕方ないとも思えた。


   
   高根島にかかるオレンジ橋の見える風景が、私は大好きだ。

 

島出身の平山郁夫画伯が書いた絵の石碑と、その絵の場所

   青空、瀬戸内海の景色をカメラにと期待して高速艇で帰ったセイ君だったが、本日はあいにく、
   写真にはいただけないほどの、灰色の空。

   実家の夜はバーベキュー、因島の妹夫婦も加わり賑やかな夕げ、兄や母が花火も準備してくれていた。
   ここでも同じくなつめは中心的存在で、ちやほやされるし終始ハイテンション。
   結婚式当の二人の住まいは本土、挙式の実感が湧かないと兄嫁さんが言う。
   
   今夏の暑さに閉口している母だが、二人目の孫の挙式が終るまではと気丈にがんばっているようだ。
   実家の空気が今までと大きく変わった。 それは6月に結婚した長男のお嫁さんが同居している事。
   気さくでさすが看護師さん、義姉の動きを良くみていて気がつき動いている。
   男の子二人の実家に、花が咲いたようだ。 兄がいつもより以上に顔がほころんでいるし、
   年明けの2月初孫誕生の予定で「予行練習じゃ」と言って良くなつめの相手をしてくれている。
   二人のお嫁さん、2月の初孫を待ちながらの、いっそう明るく賑やかな実家である。   


* 明日から田舎へ・・ *

2008年08月22日 | 雑感

 

                          ぷりんちゃんの桔梗朝顔
   
   今年の我が家の屋上では朝顔が、小さくはなっているが日増しに数が増えて、
   涼しくなったことに加え、咲いた花の数をときに数えてみたり眺める朝のなんと清々しい。 

   昨夜はセイ君のところに泊まると言い驚いた私たち、ママのマの字も言わず、Wilで遊びご機嫌よく寝たようだ。
   初お泊り、あまりに問題なくてママはちょっと複雑な心境かな?
   ママのおなかに・・が分かったお昼、早くも自立なのか? あまりなタイミングに感嘆符!
  

   日曜、実家の甥っ子次男(6月は長男だった)の結婚式で明日は田舎へ帰るので準備の一日。
   しかしおめでたに加え、お土産話が増えて嬉しい一日になった。

   綺麗に咲く朝顔も、一度でも水遣りを怠れば、葉が黄色くなってくる。 
   展君は野球で居残り・・帰りたいのに帰れない、しかし正直助かる! 水遣り頼めた!


* 忙中・・涼あり・・ *

2008年08月21日 | 雑感


   エアコンはつけずに寝られた夜、これは今夏初めてのことではないかな。
   昨夜も草々に寝たものだから、朝早くに目覚めた。
   ラジオ深夜便を聴きながら私の頭は徐々に回転してくる。   
   部屋の温度は28度、エアコン設定温度と同じ! 階下は24度何と涼しい朝! 感激~。

   風はひんやりと冷たく、新鮮な空気を窓からいっぱい取り込む あぁ・・生き返る。
   お弁当を作るので起きたと同時にエアコンONだったのに、そして一日中つけっぱなしだったのに。
   今朝は窓越しの風が充分に涼しい。
    午後は次女とデパートへ帰省の買い物に。 帰りは夫が迎えに来てくれる。
   
   自然の風で過ごせた一日、窓も開けて私は風任せ・・。  なんて贅沢な!
  
   女子ソフトボールから目が離せなくて見ていた。 金メダル!  今日の風に似て爽やかな涙であった。
   あの鮮やかな試合を目にした人は多いいであろう。
   すごい、昨日2試合して今日の投球。 
   夫が学生時代卓球の試合で、3セット目はもう根性だけだと言っていたがその精神力たるや感動。

      夜用事で来た長女夫婦、何気ない会話からなつめ「セイさんのところでお泊りする~」と言いだして、
   自分でおむつやシャツを取り出し人形ぽぽちゃんを抱えて、生まれて始めてのお泊りに出陣。 
   「夜中ママママって泣き出したら連れてきます!」と帰って言ったセイ君と長女だったが・・。