昨日更新しようと思ったのですが、急激な睡魔に襲われ・・・ 早々に寝てしまいました(_ _)
今日の昼は家庭菜園の世話とブーツを磨いて(靴磨きって作業としては嫌いじゃないんだけど、数が多いと大変)、結局更新が夜になってしまった(><)
さて、名古屋で受けてきた家族療法ワークショップについて、ちらっとご紹介したいと思います。
アメリカ研修で体験したものもそうでしたが、心理学のワークショップは相当摩訶不思議です。
今回の家族コンステレーションも相当でした。
うちの学院ではないのですが、分かりやすく解説したページを見つけました。 → こちら
私が受けたのは通っている学院が主催するオーストラリアのビナイ先生のワークショップです(通訳つき)。
グループセッションになります。
クライエント(相談者)が家族についての問題を話し、その場にいる人達の中から家族と自分の代役を選び、自分の好きな場所に立たせて配置していきます。
ある人は全員背を向けて配置し、ある人は皆が同じ方向を向くように配置し、ある人は父親を孤立させる・・。
そして、先生が各代役に、今どう感じるかを聞いていきます。
「お父さん、何を感じる?」 「お母さん、何を感じる?」 ・・・
寒い、怖い、孤独な感じ・・、などなど。
そして人の配置と、代役の感じる感覚、または代役に自由に動くように指示しその動きから、家族の問題を紐解いていきます。
皆が同じ方向に向かっている、という事は皆が何かを見ている、それは何だろう、 とか。
皆が寒い感じがする、という。 その寒さはどこから来るんだろう、とか。
お父さんひとりが違う方向を見ている、お父さんは何とつながっているんだろう、 とか・・・。
クライエントの話を少しずつ聞き、亡くなった人や消息を一度も聞いたことのない身内などが、代役で「場」に投入され、
そしてその人が入るとほっとする感覚を持つ人(代役)が現れたり、
そうする内に何かしらの問題が明らかになり、クライエントは癒される・・・という
相当不思議なワークでした。
自分の感覚か、役としての感覚か、分からなくならないんですか?と最初に私は質問をしたのですが、
場の力の方が強いから、代役が感じた事がそのままセッションで有効になる、 そうです。
場のエネルギー、それによって成立するセッションなのです。
基本となるのは、人は皆家族や家系から来る様々な問題と密接にかかわっているという考え方で、家族というシステム、その中で自分の考えややり方が決まっていく・・・そこに原因を見出し、解決策を探します。ビナイ先生のワークショップは日本でも年に数回あるようなので、興味があったら調べて見てください。
私はクライエントをやりたかったのですが、ちょっと怖くてとうとう出来ませんでした。
でも目の前で繰り広げられる神秘は、本当に目を見張るようなものでしたよ。
感じた事や思った事はたくさんあるのですが、とても言葉にできません。
一つ言える事は、心理学のワークってすごい! ただそれだけです。