箕面市では、今年で開通110年を迎える阪急電車と箕面の移り変わりのようすがわかる企画展「阪急電車と箕面」を、9月11日(金曜日)から12月9日(水曜日)まで、箕面市立郷土資料館(箕面6-3-1)で開催しています。
「阪急電車と箕面」では、箕面有馬電気軌道(現在の阪急電車)が梅田-宝塚、石橋-箕面間を開通した1910年から主に昭和までのようすを、当時の写真や資料で紹介しています。展示の締めくくりには、阪急電車にまつわる豆知識のコーナーがあり、最後まで楽しめる内容となっています。
(電車が開通した際の広告やポスター)
中でも「日本一の箕面動物園」「にぎわう箕面公園」などの観光情報のコーナーでは、電車開通後の箕面駅周辺が活気づいていたことがわかります。箕面公園は、阪急電車の開通により大阪市内からの交通の便が格段に良くなったこともあり、阪急によって大々的に宣伝が行われました。箕面の代名詞でもある秋の紅葉シーズンだけでなく、四季によってデザインが異なる、色とりどりの観光パンフレットは、鮮やかで美しいものに仕上がっています。
(箕面動物園の模型)
(季節毎の魅力がある観光パンフレット)
写真以外では、「大阪-箕面 準急」と「市制施行50周年記念」のヘッドマーク(電車の列車・系統番号等を示すために先頭部等に取り付ける板)が展示されており、普段近くで見ることができない珍しいものも展示しています。
(当時から変わらないマルーンカラーの車両)
本企画を担当した同資料館の小川紗弥子(おがわさやこ)学芸員は、「今回の企画展は、箕面に阪急電車が開通した後の街の変遷がわかる資料を多数展示しています。資料を見て、阪急電車と関わる箕面の歴史を楽しんでもらえると嬉しいです。」と話しました。
■阪急電車開通110年記念 企画展「阪急電車と箕面」
【期間】9月11日(金曜日)~12月9日(水曜日)※毎週木曜日休館
【時間】午前10時~午後5時
【場所】郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)
【問い合わせ】電話:072-723-2235 FAX:072-724-9694
【費用】無料
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