この取り組みは12月8日(水曜日)にZoomミーティングで開催されました。
はじめに、青少年指導センター館長より、「いじめの定義」と「今までの学習会の振り返り」の話がありました。その後、第四中学校の生徒会から大阪府の生徒会サミットに参加したことの報告をしてもらいました。
今回の生徒会学習会のテーマは、「いやな思いをする友だちをなくすために生徒会として出来る取り組みは?~一人一人が自分のこととして考えてもらうためには?~」です。まずは、事前に各学校で具体的な事例について考えてもらっていたので、その話し合った内容について交流を行いました。
交流は、Zoomのブレイクアウトルーム機能を利用して、他校の生徒会の人たちと意見交換を行いました。今回の具体事例は、SNSの中で行われたいじめについてでした。前回と違うのは、学校でネットトラブル防止教室などを受けてSNSのことについて理解していたつもりだったのにSNSのいじめになってしまったという事例でした。
グループ協議で出た内容を各学校から発表してもらい、さらに意見交流を行いました。
具体事例を検討する中でSNSの使い方について意見が出ました。
SNSでのいじめに関して
「許可なく、グループLINEに画像をあげてしまったこと」
「グループLINEで画像が拡散されてしまったこと」
「送った後に何が起こるかを想像できていなかったこと」
などの原因を考えてくれました。
また、どのように改善したら良いかという問いに関しては、
「画像を送る前に相手に許可を取ること」
「人が写っている写真のやりとり自体をやめること」
「SNSなどに載せる前に相手のことを考える」
「ネットトラブルやいじめ防止教室をもっと行う」
などの具体的な意見も多く出ました。
さらに、SNSなどのいじめもある中で、生徒会としてできる取り組みについて
「動画や劇などで全校生徒に注意喚起を呼びかける」
「相談できる機会を作り、校内に相談できる場所を設ける」
「SNSに関しての啓発(生徒会新聞、ポスター、劇や動画)を全校生徒に向けて行う」
「ネットトラブルなどを朝礼などの機会を使って発表する」
「学活、道徳、総合などの時間でロールプレイなどをしたり、相手の気持ちを考えられるようにしていく。」
などさまざまな意見を交流しました。
後に出してもらった感想文に、
「何気ないことがいじめにつながると思った。人が拡散されて嫌な写真は撮らない。人が嫌な写真をグループLINEに送らないことが大切だとわかりました。」
「いじめについての動画や劇をつくり、全校生徒に見てもらうことが一番伝わりやすいのではないかなと思いました。」
「一人一人が自分事としてとらえてもらえるような取り組みを考えていく必要があるなと思いました。」
「ロールプレイなどで『自分が当事者だったら』と深く考えてもらうことが大切」
「一人一台タブレットをもつようになったので、わかりやすく簡単にでも重要なパンフレットみたいなのを作って配る」
などの意見がでていました。
参加していただいた箕面警察少年係の方も、各中学校生徒会役員の熱心な姿勢に、「熱心で活発な意見交換を行っていて、箕面の生徒会はすごいなと感じました。また、SNSはすごく便利ではあるが、一歩間違ったら大変なことになってしまう。ネットトラブルが起きないように取り組みをしてもらえたらと思います。」と感想を述べられていました。
最後にゆずるからのメッセージです。
拙者、生徒会のみんながいじめのことについて、真剣に話し合う姿を見て頼もしく思ったでござる。
いじめについて、一人ひとりが真剣に「どうしたらいじめがなくなるのか」と考え、取り組みを行っていくことが大切でござる。生徒会のみんながリーダーシップを発揮して、学校のみんなで協力して、嫌な思いをする友だちがいなくなるように協力して取り組んでほしいでござる。そのために、拙者も協力するでござる。
今回は、コロナで画面を通しての会議でござったが、また会える日を楽しみにしているでござる。
<モミジーヌも生徒会役員さんと一緒に「いじめ防止」について考えてきたよ♪
いじめを発生させない環境づくりに協力するモミ~!
箕面市では、11月1日から1月31日まで、統一キャンペーン「うれしい特典がいっぱい!日曜・祝日は新しいオレンジゆずるバスでお出かけしよう!」を行っています。