箕面市では、顧客サービス意識や経営センスを市役所に導入することなどを目的に、民間企業への若手職員の派遣を実施しています。派遣先の民間企業で、派遣職員は何を学び、何を感じているのでしょうか。今回は、5月末までダイキン工業株式会社に派遣されている竹田さんからのメッセージをご紹介します。
撮れたて箕面ブログをご覧のみなさまこんにちは!
民間企業派遣研修として、ダイキン工業株式会社へ出向中の竹田と申します。
2016年6月よりダイキン工業株式会社の本社にある人事本部 人事・労政・労務グループでお世話になり、もうすぐ1年の研修期間終了を迎えるところです。
(本社前のビルの上に設置された空気の看板「大ぴちょんくん」。その日の大阪の空気情報を色や表情を変えながらわかりやすく発信してくれます。新御堂筋の道路やJR大阪駅からも見ることができます☆梅田に来た際には探してみてください!)
今回のブログではダイキン工業の派遣中に私が経験したことや感じたことを少しご紹介したいと思います。
◆自己紹介
私は箕面市役所入庁7年目の職員です。
ダイキン工業にお世話になるまでの5年間は、健康福祉部生活援護室で生活保護業務に携わり、ケースワーカーとして働いていました。(今も日々生活援護室で頑張っている後輩が「新人奮闘記!」で仕事について紹介してくれています。興味のあるかたは是非ご覧ください!)
とてもやりがいのある仕事でしたが、5年目を迎える頃には、次のステップアップのためにも別の仕事も経験してみたいと考えていたところでした。
その頃にちょうど民間企業への派遣研修について案内があり、まだ市役所の仕事も経験の少ない私が果たして民間企業で通用するのか・・・とても不安はありましたが、「市役所で働きながら民間企業の仕事を経験できるなんて一生ないこと!この機会を逃したくない!」という思いで派遣研修を受けることとなりました。
◆ダイキン工業でのお仕事
ダイキン工業の人事本部でお世話になるのは私が4代目です。
「今年も箕面から新しい人が来てくれた!」と本当にWelcomeムードで初日から迎えていただき、ダイキン社員みなさんの温かさですぐに緊張もほぐれていきました。
私のお仕事は、前任のみなさんと同じ「自己記録表」、「創立記念式典」、「新入社員導入教育研修」のお仕事をメインで経験させてもらいました。同じ業務といっても過去と全く同じものにしないことはダイキンでの鉄則・・・!毎年きっちり振り返りを行い、課題の改善、また新しい試みを実践していくことが求められます。
(過去のダイキン工業出向者のブログ→鷹野さんのブログ、村上さんのブログ)
<社長表彰>
創立記念式典は、毎年ダイキン工業株式会社の創立記念日である2月11日前後に行われるイベントです。そのメインイベントである「社長表彰」の事務局として、表彰案件の選考から授賞式の準備、当日の運営まで関わらせていただきました。
社長表彰はダイキングループの業績貢献に卓越した功績をあげたり、差別性のある新商品の開発、独自性のある生産技術開発を成し遂げたチームや個人を社内で表彰するという制度です。審査会を開催し、様々な知識、経験を持った役員の方々が革新性や差別性について何度も議論を重ねます。今年は例年に比べ表彰案件の申請も多く、どの部門のみなさんも本当に日々会社の発展のため努力されていることがひしひしと伝わってきました。今回惜しくも受賞を逃してしまった案件も素晴らしいものばかり・・・。来年は是非リベンジしてほしいです!
また、この仕事では人事以外の様々な部門の方とも接することができ、ダイキン工業が今一番力を入れている事業や商品のこと、それぞれの課題点なども知ることができダイキンへの理解が深まりました。
(式典のリハーサル前の様子。表彰されるのは国内だけでなく、海外のグループ会社も対象です。今回は中国、フランス、インド、マレーシア、シンガポールの案件も受賞され、各々の国の方が表彰式に出席されました。)
(受賞者に渡すトロフィーです。)
<新入社員教育>
新入社員導入教育研修では、4月から5月中旬までの間、281名の新入社員を対象に、グローバルNo.1企業であるダイキンで働く上で必要なスキルを身につけることができる様々なプログラムを実施します。
(研修会場として利用したテクノロジーイノベーションセンターのエントランス。前任の吉永さんのブログでも紹介されていますが、2015年に誕生した新しい施設です。初めて入った時、この大空間に圧倒されました。こんな綺麗な施設で研修できる新入社員が羨ましいです!)
ダイキン工業では「1人1人の成長が会社の成長につながる」という理念のもと、人の育成には驚くほど力を入れています。10月頃から企画がスタートし、どのような研修にすれば今の新入社員に受け入れてもらえるか、学んだことを活かして職場で実践し、さらに成長できるかを何度も修正しながら考えました。今年はこれまでの課題であった受け身の研修から脱却すべく、新入社員が自ら主体的に行動できる「プロジェクトワーク」を初めて取り入れることにしました。新入社員にテーマを与え、この導入教育研修の中から自分たちで学びとり、発表につなげるというものです。限られた時間の中でうまくいくか不安もありましたが、さすがダイキンの新入社員!どのグループも想像以上の力を発揮し、きっちり形にしていました。わかりやすく堂々と発表する姿に「本当に新入社員なの?!」と驚くほどでした。
(中間発表の様子)
(グループワークの様子)
私自身、導入教育研修の実施を通して本当に様々なことを学びました。期間中はただ研修を実施するだけでなく、入社に伴う膨大な手続き書類の記入や確認作業も必要となり、大人数を対象としているだけに本当に大変でした。いかに効率よく作業をするかがカギとなるため、次にどんな工程があるのか常に先を考えて行動することが大事だとダイキン社員のみなさんの姿を見て感じました。
(最終日に撮った集合写真。後ろの書初めは入社式で新入社員が書いたものです。「新しい扉の先 次の自分 挑戦 恐れずの一歩 ほら ふみ出せ」ダイキンで挑戦し活躍してくれることを期待しています!)
その他にダイキンが大事にしているイベント等にも多数参加させてもらいました。本当にたくさんの経験を与えてくださるダイキン工業のみなさんに感謝です。
(ダイキンオーキッド:毎年沖縄県で開催されるダイキン工業が主催の女子プロゴルフ大会です。わたしは空港にて沖縄へ向かわれるVIPのかたのお見送りを担当しました。ダイキン流のおもてなしがたくさんつまった仕事です。今年は記念すべき第30回大会で、大変盛り上がりました!ANAのスタッフのみなさんにも全面協力いただき、一緒にVIP対応をするという、とっても貴重な経験でした☆)
(昨年10月に開催された「グローバルHR会議」に参加するため、ダイキンの研修施設「ダイキンアレス青谷」がある鳥取県へ3日間出張しました。この会議では世界の各拠点の人事部門の幹部が集まり、ダイキングループの人事方針の浸透や理解を深めたり、人事課題を話し合い人事強化を図るために開催しています。恥ずかしながら全く英語が話せない私ですが、「アレス、良いところだから行っておいで!」と出張の快諾をいただきました。海外のダイキンのみなさんとも関わることができ、とても楽しかったです!)
(自然に囲まれたとても心癒される最高の施設でした☆)
(永年勤続者表彰式典では、勤続満15年、25年、35年、40年、45年を迎えたかたの長年の功績を称えて表彰式と懇親会を行います。私も記念品と家族からのお手紙をお渡しするお手伝いをさせてもらいました。そこで偶然にも永年25年を迎えられ、過去に箕面市へ出向されていた沢田 久典さんに出会うことができました!)
◆ダイキン工業にきて感じること
この1年間本当に様々なことを経験させていただきました。その中でダイキン社員のみなさんの素早い実行力や自分の思いを伝える発言力、新しいことに気づく発想力に圧倒される毎日でした。
日々本当に忙しくされているみなさんですが、「この仕事にどんな意味があるのか。自分はどうしていきたいか」を常に考え本気で仕事と向き合い働かれている姿がとてもいきいきしていて輝いています。
今まで私も一生懸命仕事をしてきましたが、「果たして自分の仕事についてそこまで本気で考えて行動できていただろうか。」と改めて自分の働き方について振り返る良い機会になりました。箕面に帰ってまた新しい仕事と出会うことになりますが、どんな仕事でも自分にとって意味のあるものにしていきたいと思います。
この1年間、時間も手間もかかる中、いつも丁寧に温かくご指導いただき、たくさんの経験の機会を与えてくださったダイキン工業のみなさんには本当に感謝しています。
仕事を通してたくさんの人たちと出会うことができ、とても楽しく幸せな1年間でした。この出会いはこれからもずっと大切にしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
(2016人事・健保大旅行で淡路島に行ってきました☆チーム対抗で料理対決、アクティビティ対決等企画盛りだくさんの1泊2日でした。私はダイキンブルーとして仲間とともに全力で楽しみました!ダイキンの忘れられない思い出の1つになりました☆)
<竹田さんありがとう!ダイキン工業で経験したことを箕面市役所で生かしてね!