4月26日(火曜日)から新小学1年生の給食が始まりました。
今日の献立は、子どもたちに人気の定番メニュー、「ポークカレー&フルーツカクテル」で、ご飯は箕面のお米です。
初めての給食では食べるまでの準備ももちろん初めてです。担任の先生からのお話を聞くまなざしは真剣そのもの。給食当番さんを調理員や栄養教諭が見守る中、みんなで協力して食缶を教室まで運びます。
準備が整ったら、みんなで「いただきます!」の声が響きます。
箕面市では学校給食の食材に、箕面の農家のみなさんが作った新鮮で安全な野菜を使い、「地産地消」を進めています。また、栄養教諭が箕面の野菜を生かした献立を作り、学校給食を通じて、栄養やバランスの良い食事の取り方を教えています。
平成27年度学校給食の地産地消率速報です!
さて、平成27年度の学校給食における箕面野菜の使用率(地産地消率)がまとまりましたので、お知らせします。
学校給食で箕面産野菜を取り入れる地産地消については、中学校給食が平成25年2学期から開始したことを契機に本格的に取り組みを開始しました。それまでの地産地消率は残念ながら、ほぼ0%で、箕面の野菜は給食にほとんど使われていませんでした。
しかし、平成25年度に箕面市農業公社を設立し、市内農家のみなさんに野菜を学校へ直接持ってきてもらう仕組みが確立されてからは、中学校給食の地産地消率は、平成25年度は約16%、平成26年度は約21%と徐々に伸び、給食への活用が進んでいきました。そして、平成27年度にはなんと約29%までになりました。
これは本当にすごいことで、箕面市のように都市近郊にありながら、地元の野菜をこんなにも給食に取り入れている例は大阪府内でも他にはありません。例えば、大阪府内の平均では大阪府内産まで対象範囲を拡大しても地産地消率は9.2%(平成25年度大阪府調べ)しかありません。
ちなみに小学校給食(小中一貫校含む)については、農業公社の保全農地面積が増え、収穫量も増えたこともあり、昨年6月頃から箕面の野菜を本格的に取り入れています。その結果、約18%になっています。
箕面市農業公社の長谷川さんと中上さん
また、平成28年3月の参議院予算委員会において、公明党の石川博崇議員が、「箕面市の取り組みは子どもたちが地元の食と地場農業への関心や知識を向上させていることにつながっている事例である」と紹介されました。
本市の取り組みが国から高い評価をいただきました。このことも励みに今後も箕面の野菜を学校給食に取り入れ続けるように頑張っていきます。
箕面の野菜を食べることは安心・安全な野菜を食べられるだけでなく、まちなかのみどりをずっと未来まで守ることにつながっています。
<箕面の野菜をぜひ好きになってくださいね~