アメリカの女性の権利は50年逆戻りへ、島岡美延です。中絶禁止を米連邦最高裁が容認。一方、銃で日々奪われる命、あの国が考える平和って?
昨日は「へいわ」、今日は「みらい」のこと。参院選の候補者もそれぞれの立場で口にする二つの言葉。私が子どもだった頃、「未来」はドラえもんに出てくるような、便利で楽しい素敵なものだと考えていたはず。今の若者は高度成長もバブル時代も知らず、日本停滞30年の中で育ち、地球自体の危機を感じ取っています。
昨日、川崎駅そばの東芝未来科学館へ。あらためて、水、電気、鉄道などのインフラシステムのありがたさを感じつつ、洗濯機、テレビ、ワープロなど「初めて使った時の感動」を想像しました。世界中で不足している半導体の説明も興味深かったです。もちろん「未来の世界」の展示も。
科学館を出て駅周辺で考えました。最新のビル、当たり前の快適さは、もし停電になったら? この夏、電力の危機。未来って突然くるわけじゃなく、今日という日の積み重ね。
島岡さんには
ご存知ないかと思いますが、東芝の科学未来館と聞くと、大阪万博のパビリオンを思い出す小生です。
真っ赤なカニを思わせるような建物には強烈な印象を受けました。
中での展示は、今はすでに実現しているようなものばかりてましたが、当時は未来にはこんなことができるようになるんだとワクワクしながら見たことを覚えています。
翻って、未来は等しく今にもあるはずなのに、ワクワクしないのは、小生が歳をとっただけではないだろうなあと。明日はきっと今日よりよくなる、そんな気持ちにはもうなれないかしらん。
大阪万博といえば、またあるんですよね・・・。果たしてどんな夢を見せようというのか。
「空地の土管で子どもたちが遊ぶ」ドラえもんの世界をリアルタイムで経験できた私と、小学生の頃から「地球が危ない」と習う今の子どもたち。
未来を夢見るのは簡単じゃなさそうです。