皆既月食が見られる11月8日にアメリカは中間選挙、島岡美延です。日本列島はよく晴れる地域が多そうで、暖かくして観察しましょう。
7月8日の安倍元首相の銃撃事件から4か月。直後には「民主主義への挑戦」の言葉も多かったですが、その後、旧統一教会と政治家との関係が次々発覚。最初は傍観していた岸田首相も内閣支持率右肩下がり、様々な対応を打ち出さざるをえない事態に。これはある意味、「声を上げられる人」が増えた結果。
アメリカでは「民主主義の行方を左右する選挙」と言われる一方、多くの国民が抱くのは記録的インフレへの不満。自分たちに有利な結果は受け入れて、そうでなければ選挙の不正を主張するとみられる、とも。そもそもトランプ前大統領が本当は勝っていた、と信じる候補者が多い・・・。その当人も再出馬宣言するらしいけど、連邦議会議事堂襲撃事件はどうなった?
アメリカと日本は〈民主主義〉の国、とこの先も信じ続けられるのか。2年前の大統領選挙以上に注目しています。
そこで、家人と話していたのが、日本では自民党がひどいので、今回は野党にという投票行動にならないこと。統一教会やら年金引き下げ、さらなる消費税増税など上げればキリがないほどネタはあっても、投票となるとという人のなんと多いことか。
どちらがいいかは別にして、アメリカでは民主主義が根付いていることを実感しました。逆に、島岡さんに紹介されてみた映画「新聞記者」で、田中哲司氏のセリフ「この国の民主主義は見せかけのものでよい」というのが頭に浮かんでいる小生です。
映画「新聞記者」があの年の日本アカデミー賞で各部門の賞に輝き、日本のエンタテインメントはまだ踏ん張っている、と思いましたが、正直、今どうでしょう・・・。
特定の人への忖度から、誰もが同調圧力の中で息苦しい。
見せかけの民主主義、でもないよりはましなのか。2022年はのちに振り返った時、世界にとっても日本にとっても、大きな転換点なのかもしれませんね。