アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

初「いかなごのくぎ煮」失敗編

2011-03-03 | ご飯
玉子を買いにスーパーへ行ったら、「春のナンチャラ」と大きなPOPがあり、
いかなごがデーンと並んでいました。
んー。
1kg980円が夕方5時半過ぎて300円引き。
チャレンジしやすいお手ごろ価格だったので、つい買ってしまいました。


簡単に考えていた私がバカでした。

神戸生まれの神戸育ちのM子に作り方を問いましたら、

1.醤油、みりん、酒、砂糖(ざらめ)を煮立てよ。
2.鍋は底の平たいものを使うべし。
3.洗って水を切った「いかなご」を、沸騰したタレに小分けして入れよ。
4.決して箸を使うべからず。
5.細く切った生姜を適宜入れるべし。
6.汁気がなくなったら、鍋を持っていかなごをひっくり返すべし。
7.急いで団扇であおいで冷ますべし。

あれこれ指示がありました。
いかなごを洗う。
この時点で逃げ出す者もあり、ザルの目も詰まったり、もぉ大変。
洗っても洗ってもグレー。どこまで洗えば良いのでしょう

これねー大阪府産て書いてあるんだよねー。
ニオイが大阪湾なんだよねー。

などとブーブー言いながらがんばったんですけど、結果うまくいきませんでした。
まず、ちょっと醤油辛い。
いかなごの団子がたくさんある。
艶がない。
でも、まぁまぁ美味しいですし、たまに「くぎ」っぽいのもあります。


くぎ煮ってのは、やはり鮮度が大事なんですね。
本来ならば朝一番に買って帰って、すぐに取りかかるぐらいの勢いが必要なのでしょう。
瀬戸内の春の風物詩、簡単に真似の出来るものではありませんでした


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