アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

小唄「淡海節」で節回らず。

2011-03-09 | 小唄
花粉の急襲に凹む毎日ですが、小唄のお稽古はがんばっています。

【淡海節】 本調子

舟を~ひきぃあげぇ 船頭衆はぁ帰ぇるぅ
後にぃ残るのは~ 櫓と櫂(ろぉと~かぁいぃ~~)
波の音ぉ ヨイショコショ 
浜のぉ~~松風(まつかぁ~~ぜぇ~)

大正時代に流行った歌らしいのですが、
テレビもラジオも無い時代に聴いて歌って
どれだけ情景を思い浮かべて楽しんだことでしょうね。
歌の背景は浜辺でしょう。
松林もある漁師の村でしょう。

2番からあとも替え唄のようにたくさんあるようです。
男女を歌った歌詞も出てくるようです。
船頭衆のところを「漁師」とする歌詞が多いようですが、
お師匠さんは「船頭衆」で粋に。


サラサラと目の前で書いてくださる歌は、私の宝物です

「もっと息を吸って遠慮なしに声を出しなさいや!」
と言われますが、高音キビシーです。
松風は「まっかぁ~~~ぜ~」
松の「つ」はとても短く発音します。
前奏も情緒があります。
音階も難しいのですが、「間」は想像以上に苦戦します。
ドレミで決められない邦楽、深いです


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