アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

初音先生のゆかた会、そしてお揃いの浴衣

2014-07-17 | キモノ


京都からあわてて(特急車内で走りたかった)向かった先は
大阪ミナミの味園で開かれる「静紀社中ゆかた会」
上方舞の山村若静紀先生社中の皆さんが
日頃のお稽古の成果を発表されるとのこと、日本舞踊レッスン ろじゅあんのちえさんにお誘いいただきました。


日本橋駅から「暑い!くさい!」を連発しながら大急ぎで向かいました。
あぁ~遅れてごめんなさい!
それにしても、お食事をいただきながら座敷舞を見せていただくなんて、
罰が当たらないかと思うぐらいの贅沢を体験させていただきました。


綺麗な皆さんの熱い舞を拝見して、最後は若静紀先生です。もう涙が出そうでした。
社中の皆さんと、初音先生の舞を堪能させていただいたあと、
最後はみんなで「河内音頭」おまけに豆カチー!忘れてる!
京都で散々歩いて平気だったのに、河内音頭1曲でフラッフラになってしまいました。


しばし浮世を忘れて・・・とても楽しい会でした。ありがとうございました~。

ところでお揃い浴衣は、この三人。色違いです


たまたま、です。半分ウソですけど。
こあらちゃんは、黄緑色。
オフホワイトの夏帯に、東風杏さんの帯留めがアクセント。
琴さんは水色、モダン柄のアーモンドカラー半幅帯で。


麻の葉三姉妹とか、麻の葉社中だとか、喜んでいただけたでしょうか
社中の皆さんも、浴衣あり夏キモノありで眼福でした。

ところで、私は本当に残念なことをしでかしました。
外を歩き回って汚れたであろう足袋を履き替える段取りでいたのに、
遅刻してあわただしくお座席に入ったために、履き替えることが出来なかったのです。


実にお見苦しいところをお見せしたと反省しきりであります。
はぁ、、、まだまだだなぁ。




お楽しみを探して祇園祭ぶらぶら

2014-07-15 | キモノ


にぎやかな曳き初めの鶏鉾を後にして、室町界隈をそぞろ歩きました。
粉浜のこころやさんのイベントも近いので、寄らせていただきました。
住吉明神を祀った鶏鉾の次に住吉大社そばのこころやさんへ行くなんて、
なんだか不思議な感じです。
風情のある路地の先にある古い町屋で、しばしホッと落ち着かせていただきました。
4人揃って写していただきましたが・・・足がだらしない!ごめん!


「達者でなぁ~」の図



昨年にいただいた粽は、金運開運「郭巨山」でした。
でも、今年は会所が無いの。鉾の組み立てもまだだったの。しょぼん。
ネットの情報も、よ~っく探さなければなりませんね。
とにかく、組み立て中もあれば、スッカーンと何もない町もある。
後祭りが復活して、もうちょっと研究しなければいけません。


でも、こういう場面に遭遇するのもお楽しみのひとつです。
このあとに準備中の「山伏山」
楽しいやり取りの後、粽と手拭いをいただくことが出来ました。


クソ真面目な顔で「粽は小火でコトコト6時間ほど炊いたら軟らかくなって食べられます」
漫才みたいなやり取りで、楽しくお買い物をさせていただきました。
あとで聞くと、私は何度も「ほんまですか?ほんで?ほんで?」と聞いていたらしい。
こちらで昨年の粽も「お預かりします」と受けていただいて、やれやれです。

永楽屋室町店、祇園祭期間限定「水あずき」も明日からどす、えらいすみません明日おこしやす。


とのことで、ガックリの図。

というわけで、今年はネットで見て釘づけになった「エスプレッソ氷」を求めて前田珈琲本店へ行ってみました。


満員でしたが、少し待って着席。
マダムがかっこよくて接客が気持ち良い!
そしてこれがエスプレッソ氷です。



美味しい~!シナモンパウダーがかかってコーヒーゼリーが隠れていました。
この日はさほど暑くもなくて歩きやすい日和、それでもたくさん歩いてきた疲れはあります。
ゆっくり休ませていただいて四条通から京阪電車へ・・・ありがとう京都
このあとは大阪へ帰って、上方舞をお座敷で見せていただく予定なのに
やばっ!遅刻っぽい!つづく!











鶏鉾の曳き初めに感動!

2014-07-14 | 日記


烏丸界隈、少し路地に入ると大きな鶏鉾が見えました。
人の数もどんどん増えて、本祭りのような賑わいのようです。
小学生やすぐそばの池坊学園からは浴衣姿の学生さん、地元の方々に観光客、
えらいこっちゃになりながら曳き初めの始まる時を待ちます。


綱をしっかり持ってね!


もうすぐ! もうすぐ!


お囃子方や音頭方が乗り込まれ、いよいよコンチキチンと鳴物が聞こえると一気に場の空気が変わりました。
目の前で本番さながらに動く大きな鉾。車輪の音も間近に聞こえて鳥肌!
もうただ感動としか言いようがありません。


品格があって格好良くて、今年も来れて良かったとしみじみ思う瞬間でした。
お囃子の方に手を振ると、にっこり応えてくださる。
向こうからはこんなオバはんだとはわかるまい。
このお祭りは、毎年同じ通り・筋で見かける光景もあって、また違う新しい発見もある。
さて、他の町はどんな具合でしょうか?
今年はどこで粽を買いましょう?
第一の目的を果たし、うろうろ開始です。つづく






梅雨の晴れ間に祇園祭へレッツラゴ~

2014-07-14 | キモノ


今年も祇園祭が始まっていますね。
あまりにも大きすぎるお祭なので、今まで避けて通ってきましたが
縁あって一昨年から数えて3回目の祇園祭になります。
今年から「後祭り」が復活したということなので、日程に注意しなければなりません。
なかなかふらりと行けるお祭りではないので、色々考えて準備します。
今年はFさんからのありがたい情報で、「鉾の曳き初め」をチェックしました。
この時ばかりは誰でも曳くことが出来て、綱を持つと1年間の厄除けになるというのです
まったく想像のつかないことですが、土曜日に決行しました

こあらちゃん琴さんmayちゃんと、浴衣で烏丸に集合~
私は先日ミシン目工事をした浴衣を着て、帯は羅の八寸名古屋(バリっと硬くてネイルもはげる)
麻足袋にごま竹の下駄を履きました。


(早朝の京都線事故で焦りました!遅れてゴメン!)
さっそく腹ごしらえ~初めてのCOCON KARASUMA(ココン烏丸)です。
地階で物色し、ナチュラルキッチン麹で豚の角煮丼、ナチュラルにこってりと脂肪を吸収しておきました。


このあと地上に出て、いよいよ鉾をめざして歩きます。つづく



松竹座「七月大歌舞伎」へ

2014-07-10 | キモノ


ベルさんにお世話いただいて、七月大歌舞伎へ行ってきました。
松竹座ひさしぶりです!
そしてそして、この度は片岡仁左衛門さまの復帰の舞が楽しみな舞台です!
7カ月舞台を休まれていたのですが、先日の船乗り込みの際には、文楽について頼もしいご発言もあり、
お元気になられたお姿を拝見するのが本当に楽しみでした。

夜の部だったのですが、休憩を挟んで開演から終了まで5時間です。
藤十郎さんの「沼津」は、客席通路で演じられる場面があるのですが
間近で・・・役者顔というか、お綺麗ですねぇ。

30分休憩には、ベルさんは松竹座で買われた鰻弁当を。
私は白飯がいらなかったので、事前に阪神百貨店で中華のお惣菜パックをいただきました。
甘いもの~サザエの草餅もかりんとう饅頭もやっつけた!
台風のニュースも気になりながら、まだ本降りにも時間があったのでキモノで行きました。
ベルさんも同じような縮みの夏キモノ。縮み姉妹。。。
黄色いコードはイヤホンガイド。


さて、いよいよ仁左衛門さま!
お能の舞台を模したところで「身替座禅」、まず衣装がとっても美しくてステキ
橋之助さんが太郎冠者、とっても可愛い奥様がヤマムラモミヂ翫雀さん。
まぁコメディタッチの舞踊なのですが、笑顔や表情も素晴らしくてやっぱり最高!
上品で軽やかな身のこなし、舞台復帰を心からお祝い申し上げます
楽しかった~最初から最後まで堪能しました。

次は、菊之助・時蔵の「豊志賀の死」ホラーであります。
菊之助ちゃまお綺麗ねぇ、なんて呑気に構えていたら
けっこう怖くって、ビックリして口の中を噛んでしまいました!
血の味を感じながら観る怪談って、怖いもんですよぉ・・・
そうそう、時蔵さんのご子息の梅枝さん。
身替座禅で腰元、豊志賀の死でも可愛い町娘を演じられましたがなんとも綺麗ですね~。

さぁ、最後はいよいよ孝太郎ちゃまの舞踊「女伊達」です!
寒い怪談のままだったら、暗い夜道が怖かったかも知れませんが、
強いおきゃんな女伊達、次々に現れるやんちゃな男どもをばったばったと倒していく。
追っかけ五枚銀杏・まつしまやの番傘もにぎやかに、大きな拍手で終演とあいなりました。
ほんまにあの柄の傘、売り出して欲しいですねぇ。

帰りも降られることなく。
でも、家を出る時は少し降っていたので、時雨履きを履いて出ました。
バッグも濡れても大丈夫なビニールコーティング。


思っていた以上にキモノ姿の方が多くて、うれしかったです。
洗える夏キモノに麻帯、東風杏さんのバックル帯留め。


クローバー扇子も帯に差しました。
15cmほどなので、帯の幅とほぼ同じ~帯に挟むのには最適でありました。
しかし湿度が高くて暑かった。何もかも汗だくでぐっしょぐしょです。
ベルさん、ありがとうございました~

さて、台風におののく日本列島ですが、被害が大きくて心が痛みます。
お見舞い申し上げますとともに、万全の備えで通り過ぎるのを待ちましょう。



浴衣「改」~ミシンの縫い目を手縫いに

2014-07-08 | キモノ


お手頃浴衣を買ったはいいが、気になるのがミシンの縫い目です。
ほとんどの既製浴衣は、ミシン目が走っています。
琴さんも「着るのは夜ですし♪」とおっしゃる。
本当にそう、別に気にするものでもありません。

気になった部分だけを改造しました(気になったんや)
袖口・袖の振り部分・みやつ口・上前~裾(下前は放置)
けっこうあるし!
しかし、乗りかかった船でもありますし、たまたま用事の無くなった休日でしたし
雨音を聞きながらの針仕事も良いものです。
ミシンで縫った箇所をぶんぶん解き、そこを針と糸でひたすら縫うだけです。
ただのがまん比べです。
正座からの斜め座りからのあぐらまで~
で、なんとかやり遂げることが出来ました。


ただ、出来上がったとて袖の内側はロックミシンなんですけどね!


ま、ただの自己満足行為です~。
自分の中での浴衣ランクアップ改造、無事に適当に終了したのでした。

この浴衣については、後日におもしろ企画として登場させたいと思います。
(そうなるんですよね?ね?)










文月の京都~栖園で琥珀流し

2014-07-08 | おやつ


梅雨の晴れ間に、京都へ出かけました。
ちょっとセールをのぞきに。
そして、お昼をいただいてたくさんお喋りして。
最後は、大極殿栖園へ。
ちょっと待ち時間が長いけれど、お喋りしながら待てば大丈夫(足はだるい)
迷いに迷って、大好きな琥珀流しをいただきました。

 4月のお味は「桜蜜」
 5月のお味は「抹茶蜜」
 6月のお味は「梅酒蜜」
 7月のお味は「ペパーミント」
 8月のお味は「冷やし飴」
 9月のお味は「葡萄」
10月のお味は「栗とあずき」
11月のお味は「柿」
12月のお味は「黒豆」

以前はなかった3月は「甘酒」
(1月2月はどーなる???)

ペパーミントも眉唾ものだったので、注文する寸前まで躊躇したのですが
なんのなんの、甘さの濃いシロップが爽やかな薄荷の風味で
とぉーってもおーいしぃーい!


浴衣も買えたし、ごそごそ小物も買えました。
帰宅してから、【浴衣「改」】の作業をしてみたのでありました。つづく。


盆踊りいろいろスケジュール@大阪

2014-07-07 | キモノ


大阪市中央区の広報紙からピックアップ

やっぱりこの辺りが大きくて行きやすくて、という感じです。

中央区盆踊り大会は、大きな大阪城の櫓が一見の価値ありです
8/1(金)、2(土)

北御堂さんの盆踊りは、
菊水丸さんの河内音頭に尽きます!
でも、阿弥陀さまの音頭も可愛かったね
8/21(木)、22(金)

南御堂さんは、全国の色々な音頭が踊れて
混雑するけど面白いです~
8/27(水)、28(木)

こんな講習会もあるそうです。
中央区民謡講習会7/28(月)17時~中央区民センターホール
いつも見よう見まねだから、
一度キチンと習うのもいいかなぁ~なんて思います。

この夏も、お達者クラブ

扇子を買いました。

2014-07-06 | キモノ


毎年欲しい扇子、
キモノを着られる方は、ほぼ年中お使いではないかと思います。
でも、新作やお買い得なものも多く出るのは
やっぱり夏ですね。
今年は総竹の少し小ぶりな物を買いました。
もちろんセールです(キッパリ)
開く時にチャッと音がします。
(房のセロハンはまだ外さず)
開くと四つ葉の透かしがあります。
涼風とともに幸福を呼び込みたいものです。
アハハ、そんな甘いもんじゃない~


初下ろしは松竹座の予定です!
でも、チャッと音はさせずに使いますので…

夏キモノのお稽古中♪

2014-07-02 | シュシュ便り


7月に入った途端、夏の日差しになったような気がします。
浴衣も解禁、軽くて透け感のある夏のキモノが活躍する季節です。
教室でも、浴衣を衿つき反襦袢でキモノに着るお稽古中です。
お持ちの夏帯は、芯がない羅の軽やかなもの、
ふわふわクニャクニャで苦労されましたが、なんとかクリアされました。
最初はお太鼓の位置が低かったので
もう少しがんばって・・・少し高い位置に持ってくることが出来ました
一重太鼓の上線(お太鼓の位置)が低いと、老けた印象になることがあります。
肩と腕のストレッチにもなりますからね~
Hさんはゆっくりのんびりお稽古を楽しんでくださっています。
ご自身のペースで進められるのは、マンツーマンのメリットです。
半幅帯で気楽に浴衣を楽しむのも良いし、
衿を見せてキモノのように着ると、お出かけの幅も広がりますね~