夜中のうちにシンシンと…。
降ったんだなぁ。
朝には7~8センチくらいかな、真っ白な新しい雪に覆われたマチ。
きれいに晴れ上がった空。
ちょっと雲がありましたけどね。
やっぱり青空と白い雪は似合うわ。
国道も舗装が出ていたハズなんだけど、すっかり圧雪に戻りました。
今日も暑寒の山は美しい姿を見せてくれています。
都会のように便利じゃないけど、自然豊かなところで美味いものを食べながら暮らせることに感謝しています。
連日、福島原発事故のニュースが伝えられていますが、そのことについて少し。
原子力保安院って役所なんだろうけど…。
事故後、初めて会見したとき(たぶん)に見ていたんだけど、ちょっとビックリしたね。
難しい説明は正直よくわかりませんでした。
まあ、記者向けに資料が配られているので、それはある程度想定できたことだけど。
ワタクシが思うのは、それをそのまま中継してどうするの? ってこと。
雰囲気を伝えることしかできないんですよね。
保安院が怪しいっていう…。
そんなイメージ。
「避難する人は、どのようなことに注意すればいいんですか?」的な質問が出たけど、それに対する答えはこうだった。
「自治体の指示に従ってください。」
具体的なマニュアルは県や市町村が持っているということなんだな、きっと。
この保安院の人は、マスコミに具体策を伝えて広く周知するより、災害対応で手薄な行政からの指示・指導の方が有効だと判断しているということか。
その両方を行うことも選択肢としてはあるはずなのに。
何度も「自治体の指示に…」が繰り返されていました。
寂しいなぁ。
説明する保安院の方も毎回違う人なのは何故?。
広報責任者って誰なんだろ?
それも問題がありそうだなぁ。
もともと原子力発電という世界が一般人とはかけ離れ過ぎたものだとしても、避難する人たちに対してわかりやすく説明する義務はありますよね。
そこまではみんな同じ考えなんだけど。
放射線が拡散していると言われても目に見える訳じゃないし、体調が急激に変化している訳でもない。
余計なこと言ってないで、避難誘導に従ってください。
そんな考えが今の時代に通用する訳ないんだけど、だとしたら難しい役所の説明を住民向けにわかりやすく噛み砕いて欲しいんです。
マスコミが。
さらに取材してわかりやすく。
そのためには別に記者会見の模様をリアルタイムで伝える必要も無いんじゃないかと…。
その作業に1日も2日もかかるんじゃ困っちゃうけどね。
そのまま報道して混乱するより数時間後にでもハッキリした情報を伝えてくれた方がマシでしょ。
わざわざ難しい数値を挙げて面倒な説明をしているようにも見えちゃう保安院。
でもね、その説明をただそのまま流すのであれば、正直ワタクシでもできること。
報道の最先端にいる皆さんの知識や技量の浅さがどうも気になってしまう。
この非常時にむちゃくちゃな情報発信だけしておいて、あとは視聴者が解説者の意見を聞きながら自己判断せい!ってかい。
みんなバラバラな判断で動いていいの?
被災者へのインタビューもそうですね。
途方に暮れる被災者に近づいて「どなたをお探しですか?」
探している人を答える被災者。
悲し過ぎますよね。
「今、どんな思いですか?」
個々のケアはインタビューじゃなく、一緒にいてあげて安心させること。
それが出来ないクセに一瞬の情けだけかけて通り過ぎていく。
「何が必要ですか?」
「水、食料…。」
だったらインタビューしているあなた方が少しでも運んであげてください。
お願いです。
ああ、悲しくなってきた。
いったい何をインタビューしたいんだろ。
そして、それをリアルで伝える必要性がどこにあるんだろう。
なんか、ワイドショーのドキュメント番組のように仕組まれていく報道の在り方に疑問を感じ、ある意味嫌悪感まで持っています。
そんな自分に嫌気がさしてしまう。
何度も登場する“SOS”の文字。
それが学校のグランドなら食料や水くらい運んでやればいいっしょ。
着陸できないならロープで下ろしたっていいんじゃないの。
そんな活動があるのか、無いのかが知りたいわ。
ああ、だんだん腹が立ってきた!
山の神さま。
今回の地震が海の神さまが起こしたことなのだとしたらお願いです。
あなたの力で人々をお救いください。
ワタクシの出来ることは、こんな願いをかけ続けるだけなのか…。
あまりにも無力過ぎて情けなくなる。
一刻も早く被災地の皆さんに安らぎが訪れますように。