みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

MOA美術館 「肉筆浮世絵名作展」

2011年01月02日 | アート・イベント
 喪中ですので初詣もせず、そして疲れた体を癒したり(病み上がりですし)のんびり過ごそうと思っていましたが、親戚のおばさんに「無料券があるから」ということで誘われ熱海までお供させていただくことになりました。こちらの美術館には能楽堂がありますので、この美術館に行くときはだいたいお能鑑賞がセットですが、能楽関係以外で純粋に美術館に行くのはほぼ初めて。(展示だけの時も能関係のものでしたしね)
 お正月ということで能楽堂では獅子舞も行われていました。せっかくの機会なので見てきましたが、能楽堂でというか能舞台で獅子舞というのもちょっと違和感がなくはないですが(笑)お獅子の動きがユーモラスで面白かったです!そしてしばらく遠ざかっていた能楽堂の空気を久しぶりに吸いましたが・・・やはり良いですね。(ただしここの能楽堂は妙に音がよく響くのでかえって眠くなるけど)ここでも松涛でもいいからまた行きたくなりました。
 
 それが終わってから展示へ。浮世絵というと、広重の「東海道五十三次」や北斎の「富嶽三十六景」を思い浮かべますが、肉筆浮世絵はこれらとはまた違った感じです。広重の風景画も三点ほどありましたが、ほとんどが美人画でした。役者絵のようにいかにも歌舞伎!というものはありませんでしたが、女の人が持っている団扇に「きのくにや」と書いてあったり、当時の庶民文化に根付いていた歌舞伎というものを感じました。あと、以前玉三郎さんが春信の美人画を参考にしているというようなことを仰っていたのを思い出しながら美人画を見ていました。





 今日の熱海は快晴でとても暖かく、空も海も綺麗に見えました。遠くには大島も見えました。

 そして、なんと梅も咲いていました!こちらはまた別の記事にします。


ガラスとお花

2010年11月24日 | アート・イベント
 いろいろ忙しかったですが、先日その合間を縫って知人であるガラス工芸作家の勝又佳子さんの個展に出かけました。ご本人の許可を得て撮影&ブログ掲載させていただきました。(宣伝もかねてます~よろしくお願いします!)

 今回のテーマは「花と人」ということで、ガラス花器に綺麗なお花が活けられていました。







 ガラス花器そのものだけでも綺麗ですが、お花があると華やかになります。





 見る角度や光の当たり方によっていろいろな姿を見せてくれる、魅力的なガラスの世界に癒されました。

 なお、こちらのギャラリー&カフェ「エビスヤ」では、勝又さんの作品が常設展示されています。興味のある方はぜひご覧ください!アクセサリーなどもあります!

山口安次郎作 能装束 遺作展 -心と技の饗宴-

2010年10月17日 | アート・イベント
 今年2月に105歳で天寿を全うされた西陣織の山口安次郎さん作の能装束遺作展を見に三島の佐野美術館に行ってきました。5年前にも同美術館で開催されたお兄さんの伊太郎さんとの共同の展覧会に行きましたが、その職人技、美しさに大感激してしまいました。残念ながら遺作展になってしまった今回の展覧会ですが、再び間近で山口さんの能装束を拝見できることをとても楽しみにしていました。

 構成は昨年秋に京都相国寺で行われた展覧会と同名のものなので、そのときと同じなのでしょうかね?このとき企画された能の公演にて観世清和、梅若玄祥、片山九朗衛門、金剛永勤らによって使われた能装束も展示されていました。それにしても、間近で見る装束には圧倒されます。展示室に入った瞬間、別世界に入った気分です。山口さんの織る装束は、舞う人が体に馴染み、軽くて舞いやすいそうです。それは、表地の仕事だけでなく、裏地の糸の処理も丁寧にされているからとのこと。ご自身も謡を習われ、舞台に能の公演も月に数回見に行っていた能楽愛好家だった山口さんだからこそ、舞い手のことを考えて作ることができるのだろうなと思いましたし、まさに職人技という仕事ですね。


展示期間は12月23日まで。途中、一部作品の展示替えがあります。
第一期・10月16日~11月3日
第二期・11月5日~12月2日
第三期・12月3~12月23日

詳しくは佐野美術館HPをどうぞ。

 展示替えが行われたらまた足を運びたいと思っています。

 なお、能装束だけでなく、山口さんが使っていた道具、研究を重ねた糸、そして玉三郎さんら歌舞伎役者の衣装も作っていらしたので、玉三郎さんの衣装(『船弁慶』の義経)の見本もありました。
 そして、能装束のみを見てもとても美しいのですが、さらにこれを身にまとい、舞を舞い、美しく魅せることができるのは能楽師さんの腕でもあるのでしょうけれど、こうした方たちがいるからこそ、伝統芸能が支えられているのだなということも感じました。

御用邸記念公園のいけばな展

2010年10月12日 | アート・イベント
 久しぶりに御用邸に出かけました。御用邸といっても現在はその役目は終え、記念公園となって一般開放されています。今日の目的はいけばな展です。祖母の知人がお華の先生で、その方の作品が出品されているのですが、その方がうちの柿を使って活けた作品が展示されているのです。頂いたチケットで母親と出かけました。(明日までの展示ということで慌てて・・・

 
 
 西付属邸をぐるりと見学しながら・・・何度か訪れたことがありますが、かつて行われていた薪能やら資料館くらいしか行ったことがなかったので、こちらは初めてかも・・・。畏れ多くも「御座所」のしかも床の間に我が家の柿を使った作品が飾られていました!!



 こんな感じです。柿と百合という組み合わせは異質そうだけど、活ける人が活けるとぴったりというか素敵ですね。私なんかがやったら・・・まず思い浮かばないし、うまくできないでしょうね。その前に、そもそもお花を習ったことがないという問題もありますので・・・



 その後もいろいろ見学。こちらは玉突き所(ビリヤード)のお部屋ですね。こちらのお部屋もそうですが、和洋折衷な感じがとても素敵で、窓ガラス、照明家具なんかも今はないだろうなというものばかりですね。おしゃれです。もちろん他の作品も見ながら。みなどれも素敵な作品ばかりです。



 ひときわ目立った作品がこちら。



 時間の都合で全部は見学できませんが、海の方にも出てみました。松林にキバナコスモス。



 牛臥海岸は久しぶりだな~・・・。こちらは牛臥山(うしぶせやま)。これ、見る角度によっては「ひょっこりひょうたん島」っぽく見えるといわれているんですよ。

 かつて御用邸があった場所ですので当たり前のことですが、やはり雰囲気が良くいですね。近場でもこんなに素敵な場所があるんだな~と・・・。御用邸はお花計のイベントが多いので、また訪れたいと思います。

アフリカの美展

2009年08月02日 | アート・イベント
 昨日のMOA美術館の薪能では美術館の展示は見られないのですが、先に美術館に入場していれば、一般席に早く入れる(自由席だから場所をとりやすい・・)からという理由もあるし、せっかくの機会だからということで展示も見てきました。

 アフリカンアートといっても、エジプト文明・・とかではなく、アフリカ大陸中央部の国の民族の美術品に影響を受けたピカソらの作品や、神事などに使うような彫像や仮面など。ミュージカルのライオンキングを彷彿とさせるような柄(舞台はアフリカだから当たり前か)も。あちらの仮面は能面とはまったく違うよね、顔の造りもと思いました。ま、違うのはアフリカだけではないけれど。ジブリアニメに出てくるような物体とかもありました。


 併設展は縄文から江戸後期までの日本の美術品が展示されていたのですが、正直なところ、やっぱり私はこちらの方が好きだし落ち着く・・・のはやっぱり私は日本人だなということも再確認。埴輪の顔もアフリカのお面とは作りが違ってやっぱり日本人っぽい顔だ。焼き物の善し悪しなどはお茶をやっておりませんので、まったくわかりませんがね・・・ちょっとは勉強しようかしら<お茶。一番印象に残ったのは、鶏頭の屏風でした。

「感じる鼓動 人形展」と隆泉園の枝垂れ桜

2009年03月22日 | アート・イベント
 今日は仕事でしたが、空き時間ができてしまったのでそれを利用して佐野美術館へ。東京国立近代美術館工芸館所蔵の人形展、そして併設展示として佐野美術館所蔵の雛人形展を見てきました。人形展のほうは、素敵なものもありましたが、現代的なものは私の感覚的に「?」なものもあり。まあ、雛人形を見るのが当初の目的でしたがね。雛人形は、五人囃子が現代のものでなく雅楽の楽人だったりするものもあります。他にも面白かったのが、お人形さんが牛を牽いていたり、いろいろなポーズのものがあって面白かったです。

 さて、その後小雨の降る中、美術館庭園「隆泉園」を散策。小さいけれど、雰囲気が良いのでとても好きです。



 池のほとりに枝垂桜がありました。



 けどまだこれからという感じの咲き具合。




 もう少ししたら、また庭園にだけ桜を見に来ようかな~と思いました。

藤城清治版画展

2009年02月15日 | アート・イベント
 地元の西武で行われた光と影のファンタジー 藤城清治版画展に立ち寄ってきました。昨年も同じ場所で開催されましたが、やはり素敵ですからね。また開催されるということで行ってきました。とはいえ、場所が場所だから販売メインって感じの趣旨ですがね。

 メルヘンな影絵の世界は本当癒されますね。優しい色使いがとても好きなんです。前回も一番印象的だったのが、やっぱり光に照らされた作品たち。幻想的で、いつまでも見ていたい・・・。水彩原画もあり、癒されました。

 高価な物は買えないけれど、ポストカードを買いました。絵本もありましたが、私の欲しい藤城さんの絵本は絶版なんだよなぁ・・・(図書館で楽しめますが・・^^:)いつか昇仙峡の美術館にも行ってみたいです!!

 

岡本太郎 『明日の神話』

2008年12月20日 | アート・イベント
 19日は渋谷松涛の観世能楽堂へ。お稽古仲間の方と渋谷駅で待ち合わせしていたのですが、少し時間があったので、待っている間、岡本太郎の『明日の神話』を見てました。まず第一印象は「大きいな~すごいな~」と・・・ありきたりのことを思いました。こういう物を創造できる岡本太郎ってすごいです。近くで見て迫力を感じるもよし、少し離れた通路からまた眺めるもよし?でも人通りが多いところなので、人にぶつからないように注意しましょう。。。

 それにしても・・・美術館とは違ってオープンな場所にあるので、いたずらされないか少し心配になったりする・・・こういう場所に置くことは良いことだと思いますが。

榎木孝明水彩紀行

2008年11月04日 | アート・イベント
 2日の話ですが、沼津西武で榎木孝明さんの個展が行われたので行ってきました。沼津での榎木さんの個展は昨年に続き2回目。昨年行われた時も行きました。
 沼津や伊豆にはロケで訪れるそうで、伊豆や沼津や富士山などの地元の絵も多く展示されていました。昨年沼津にいらした時にお描きになられたという雨の日の狩野川の絵が印象的でした。どの絵もとても優しいタッチでお人柄が表れていますね。

 今回は画集20冊刊行を記念しての個展でした。全国各地で榎木さんの絵画展が開催されているので、お近くで開催される際は是非♪オススメです。

国立能楽堂コレクション展 「能の雅 狂言の妙」

2008年08月16日 | アート・イベント
 今日は午前に用事を済ませ、午後はぷらっと熱海まで出かけてきました。MOA美術館で開催されている開場二十五周年記念 国立能楽堂コレクション展 「能の雅(エレガンス) 狂言の妙(エスプリ)を見てきました。先月末から13日までの前期展示も見たかったのですが、残念ながら行く時間が取れずに・・・やっと今日展示を見ることができました。



 先日の薪能を見た会場から見た景色です。先日とは違って天気も良く、眺めが最高でした!!

 さて、展示ですが、すばらしかったですね。能面、装束など貴重なものを一同に拝見することができました。能面展とかそれまでも行ったことがありますが、やはりすごいものって見ているだけでも感動しますね。中でも「般若」「万媚」などはガラスケース越しでも、他のものと別に展示してあったのでぐっと間近で見ることができました。
 最初の展示室を移動して次の展示室に入ったら目に飛び込んできたのは『道成寺』の「鐘」!!すごく間近で見ることができました。実際にあの鐘の下に入ってみたいと思ったりしました(笑)もちろんできませんよ、そんなこと(苦笑)さて、この部屋の奥では国立能楽堂の監修の(確かどこかのサイトでも見られるはず?)の入門ビデオが流れていました。展示スペースに入って囃子の音が・・・源次郎先生の鼓?と思ったら当たりでした能は『井筒』を、狂言は『宗論』『棒縛り』などが紹介されていました。

 展覧会の名前に「狂言の妙」とあるように、狂言のコーナーもありました。狂言面、狂言装束など・・・。狂言面は、能面とはまた違った良さがあります。コミカルで・・・。装束も能装束とはまた別の美しさというかしゃれっ気があると思います。特に肩衣なんて、現代の着物とか帯の柄にしたらおしゃれだな~と思います。

 そして、絵画や文献(昔の謡本)の数々もありました。能面や装束なども、もちろん素敵ですが、私がこれを見に来てよかったな~と思ったのは、能を題材にした絵画だったり・・・。残念ながら細かいところまでは見えにくかったりしました・・・。(後でしっかり購入した図録でじっくり見てみましたが・・・。)能のシーンを題材とした絵画はもちろん、庶民の演能図も貴重です。同じ部屋には『天鼓』の作り物やその他の小道具などがありました。

 美しい能面や装束を見られて、とても幸せなひと時を過ごすことができました。楽器の展示(といっても大鼓、小鼓、太鼓は胴のみ。)もありました。能面とか楽器とかいろんな角度で見たくて怪しい動きをしていたと思われます(苦笑)
 そして、常々思いますが、こういったお道具の類は「展示」されて綺麗だなと思うのも良いですが、舞台の上で使われてこそ命が宿るものだと思っています・・・。特に楽器なんてそうです。蒔絵の美しさはもちろんそれだけでも鑑賞に値するものですが、「この鼓はどんな音が?」と一応、鼓打ちの超端くれとしては思うわけです・・・。でも昔のものはそうも簡単にいかないでしょうが(^^;

 お能が好きな方はとても楽しめると思います。今後も奈良、新潟、名古屋、山形を巡回するそうですので、お近くの方はチェックしてみてください!

ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展

2008年03月09日 | アート・イベント
 今日は静岡県立美術館までお出かけして、前々からチェックしていた企画展「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」を見てきました。ガンダーラというとつい「ガンダ~ラ、ガンダ~ラ they say it was in India ♪」と歌ってしまいますが(笑)やはり思うことは皆さん同じなのでしょうか・・・この企画展の音楽監修がタケカワユキヒデさんなのです!!!シタールなど向こうの楽器を使ったBGMがさりげなく流れていてとてもよかったです。もちろん「ガンダーラ」も流れていましたよ。展示室じゃないけれど。

 さて、展示ですがとてもすばらしかったです。仏像は、日本のものには感じられないエキゾチックさというかセクシーさ(苦笑)を感じました。仏像というかギリシャ彫刻じゃんと思ったりしたほど顔つきが西洋人そのもの。シルクロードを伝わってこういった技法も伝わってきたのだろうなぁ・・・と実感。(ウイグルの人も東洋と西洋が混じっていてアジアとは思えないエキゾチックな顔つきだったなぁ・・・・。)どの仏像や彫刻も石でできたもの。細かい部分まで彫刻で表現されていてすごかったですね。仏陀像や菩薩像も印象的でしたが、仏陀の生涯(?)を紹介する仏伝図もとても印象的でした。

 他にもシルクロードといえば平山郁夫氏のスケッチ画も何点か。平山郁夫シルクロード美術館所蔵品も多くありました。

 「バーミヤン遺跡」については2001年に破壊されてしまっているので、パネルによる紹介です。破壊前の調査チームによる調査が大変貴重でした。今はもうないですからね・・・・破壊された一部の物も展示されていましたが、こういった形で貴重な文化財が損失されるのは非常に残念です・・・。そして、文化財を守る大変さも感じます・・・。

 展示室の最後には玄奘(三蔵法師)の絵が・・・美術品のイヤホンガイドを借りて解説を聞いていたのですが、その解説で「三蔵法師もこれらの仏像を見たかもしれませんね。」という説明があり・・・そう考えるとなんかタイムスリップしたような・・・ロマンを感じました。

辻村寿三郎新作人形展~平成のアールデコ

2008年01月19日 | アート・イベント
 三島の佐野美術館で、今月から来月中旬にかけて辻村寿三郎の人形展が開催されています。前からチェックしていた寿三郎人形展。今日は、辻村寿三郎氏が来館&サイン会が行われました。私は、今日はそうとは知らずに仕事の合間の暇つぶし(失礼)に寄ってみたら、この美術館で見たことがない物凄い人、人、人!!!とカメラでびっくりしてしまいました(^^;。図録購入者にサインしていただけるということで、せっかくの機会ですのでサインを頂きました。思いがけずラッキーでした。

 展示は、新作人形だけでなく、NHKの『新八犬伝』に使われた人形などの展示がありました。展示室に入ってすぐに目に入った洋風の人形ももちろん素敵ですが、私が目を奪われたのは、着物姿のお人形たち。ほとんどが、そうですが・・・。花魁の着物が特にきれい。布にもかなりのこだわりがあるのだろうなぁと思いました。また着物だけではなく、人形の仕草も素敵でした。

藤城清治 秀作版画展

2008年01月13日 | アート・イベント
 地元の西武で藤城清治さんの版画展があったので、行ってきました。無料なのをいいことに(?)2回も足を運んでしまいました(笑)
 意識していなくても、絶対どこかで見たことのある絵だと思います。影絵と版画や原画の展示がありました。影絵はほんわかしていてとても温かく、癒されました。

 展示だけでなく販売もありました。私は高価な物の方ではなく・・・ポストカードを買いました(^-^)

 藤城清治 影絵の世界 (公式HP)

名所絵の世界

2007年11月25日 | アート・イベント
 25日、劇団四季『エビータ』を静岡に見に行くついでに、静岡県立美術館名所絵の世界へ行ってきました。美術館の周りは紅葉がちょうどよい感じでした

 別の日にも行ってもよかったのかもしれませんが、雪舟の「天橋立図」(京都国立博物館所蔵)がちょうどこの日までの展示ということでしたので、この機会に・・・ということで行ってきました。主に室町から江戸後期にかけて制作された、日本各地や地元の富士山などの名所絵の展示です。

 名所というだけあって、松島、天橋立、厳島神社を題材にした作品が多かったです。ほとんどが屏風なので、少し離れたところから見たりしたかったのですが、さすがに日曜日ですので混雑しています・・・。なので、作品を見るのも一苦労(苦笑)
 あと、地元の富士山や三保松原などを題材にした絵をテーマにしたコーナーも。三保松原は・・・三保の松原と富士山あり・・・・まさに能『羽衣』の世界!!!先週の羽衣の感動がよみがえりました(笑)
 富士山はやはり、絵になる山ですね・・・。高校時代、美術の授業で水墨画の真似事をしましたが、やはり富士山を描きましたもん(笑)

 地元だけでなく、京の名所など、行ったことがある場所のものは昔の姿を絵を通して想像したり、今も変わらないところを実感できたりしました。

 色鮮やかな絵はもちろんですが、墨のみで描かれるものもとてもすごいと思いました。黒しか使っていないのに、嵐山の桜が見事に表現されていり・・・・。奥深いなと思いました。


 来月末から来年3月いっぱいまで、県立美術館では「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」があります。これは行かねば!!チラシを見ていたら「館内音楽・音楽監修タケカワユキヒデ」とありました。友人と「ガンダーラ♪が流れるのかな?」と話していました(笑)

技能五輪国際大会・その6

2007年11月24日 | アート・イベント
 今回で終わりです・・・。延々と書いていましたが・・・(苦笑)その1その2その3その4その5はこちらから。
 今回は21日に行われた閉会式&番外編です。

 競技は18日をもって終了したのですが、21日に閉会式が行われ、表彰式(は一般人は参加できませんが)、閉会式イベントが行われました。飛騨高山からは特別にこの日のために山車が来てくれました。私が会場に来たのは、仕事が終わってから駆けつけたので20時近くでしたが、もっと早い時間にはこの山車に地元在住の三國連太郎さんが乗っていたそうです。見たかった(笑)


 
 上の写真とはまた別の角度から。近くで見ると、ものすごいく細かい彫刻が施されていたり・・・まさに日本の匠の技!!を感じました。あと、一番上にからくり人形があり、お囃子(しかも能のお囃子でした・・・)に合わせて舞っていました。そのほか、イベントメイン舞台では、阿波踊りが見られたり・・・いろいろやってました。ちょうど私が会場をうろついていたときは、一龍斎貞友の講談がありました。ちびまる子ちゃんのお母さんの声や忍たまのしんべえの声をなさっている声優さんでもあります。アニメキャラの声もしてくれたのは・・・かなりうれしかった(笑)



 会場内ではもちろん外国の方もたくさん。向こうから話しかけてきてくれたりしました。私の英語力は拙いので、難しいことは話せませんが(苦笑)皆さん「日本はとても美しいですね。」とか「富士山がとてもきれいで、とてもよかった!」ということをおっしゃってくださると、とてもうれしいし、誇らしくなりまし。また、その方の国のことについてもいろいろ伺いました。でも・・・気がつくと北欧の方とばかりお話していました・・・。「きれいな国だから、ぜひ来て!」と言われました。いつか行きたいですよ・・・ほんと・・・。
 で、フレンドリーになった証に(?)ピンバッジや国旗をもらいました。私はデンマークとフィンランドの人にピンバッジをいただきました。今、普段着るジャケットに付けています!!



 ミュージカル『レ・ミゼラブル』のワンシーンではございません(笑)思わず「欧米か?」と思った風景というか光景というか・・・・会場のある一角はフランス領地と化していました(笑)「ラ・マルセイエーズ」をエンドレス大合唱!!!私もなぜか高揚感が(笑)

 ということで、技能五輪も閉幕いたしました。失礼ながら最初はここまでのイベントとは思ってもいませんでした。いろいろな技術があるんだな~ということを知ることができました。特に私はものづくり系の仕事ではない、何にも手に職がない人間なんで・・・・社会勉強になりました。国際交流もでき楽しかったです。

 <番外編・・・ゆるキャラ?!編>
 いろんな企業などのゆるキャラもいました。肝心の技能五輪マスコットには会えませんでした。次回開催国のカナダ大会のマスコットもいたそうですが、こちらにも会えず(^^;


  

 某企業キャラ。ちゃんとポーズをとってくれました(笑)この技能五輪では日本のいろんなものづくりをしている企業を紹介するホールもありました。

  

 実は今回のヒットはこのお二方。足柄山からPRに来ました(笑)金太郎の相方の熊は・・・・これリアルすぎ(苦笑)この格好で山の中にいたら、撃たれそうです(笑)熊さんに「写真撮らせてください!」とお願いしたら、このようなサービスをしてくれました(笑)

 以上、技能五輪レポは終わりです!!