みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『能の物語』

2009年10月31日 | 本・マンガ
白洲正子/著

 さて、お稽古で『船弁慶』を見てくるようにという課題も出たことはお稽古日記にも書きました。ということで、見たこともありますし、前場もお稽古経験がありますので、筋は知っていますが、もう一度内容を理解しよう・・と買ったはいいけれど読んでいなかったこちらの本を読みました。

 冒頭にも書いてありますが、これはあらすじ紹介という本でもなく、解説本でも現代語訳でもない、白洲正子による謡曲の意訳です。こちらに紹介されている曲は『井筒』『鵺』『頼政』『実盛』『二人静』『葵上』『藤戸』『熊野』『俊寛』『巴』『敦盛』『忠度』『大原御幸』『舟弁慶』『安宅』『竹生島』『阿漕』『桜川』『隅田川』『道成寺』です。

 実際に舞台で観たことがあったり、お稽古をしたことがある曲は実際の謡が頭に流れてくるような内容でしたし、観たことがないものは実際に観たくなりました。

『聖☆おにいさん(4)』

2009年10月30日 | 本・マンガ
 「あっ・・・4巻出た」

 と帯に書いてあるコメントと同じことを思いました。ということで、4巻をさっそく読みました~。3巻よりも面白かったですね。現代の日本にバカンスにやってきているイエスとブッダの立川でのアパート生活の日々・・・。
 バレンタイン、花祭り、お盆などのイベントなどが取り上げられています。

 それよりも、わたくしお気に入りのキャラであるヤクザさん一家と一緒に行くりんご狩りバス旅行のエピソードです(笑)禁断の果実であるりんご・・・そして愛子ちゃん・・・。5巻も楽しみです。

 しかし、こういうのを笑えるのも日本ならではなんでしょうか・・・。親しくさせていただいている方に、キリスト教、禅宗の僧侶の方たちがいますが、普段は気さくな方でも、なんだか怖くて話のネタにはできません(苦笑)

たんぽぽ?!

2009年10月29日 | 雑感~ひとりごと
 今日、庭にたんぽぽが咲いているのを見つけました。見つけた時、思わず「えっ?」と思ってしまいましたよ。狂い咲きかな。でも、祖母曰く「1年中咲くよ」とのことですが、やっぱり春に咲くと思っているから、不思議な感じがします。

 そして、ここ数年毎年たんぽぽを見つけると書いている気がしますけれど、「鼓草」という別名もあるのです。鼓の音の種類に「タ」と「ポ」があり、「たんぽぽ」が鼓の音みたいということらしいです。鼓の蒔絵にもたんぽぽがあしらわれているのもありますしね。さて、自主稽古もがんばらないとね~。
 
 それにしても、寒いと思えば暑くなったり・・・着るものに困っちゃいます。

『玄象』仕上げ。そして次なる課題は・・・

2009年10月25日 | お稽古
 今日は久しぶりのお稽古。着物を着ても、ちょうど良い季節になってきたし、久しぶりに着物を着て出かけようと思ったのですが、雲行きが怪しいので却下(苦笑)今日は『玄象』3回目のお稽古です。とりあえずOKはいただきました。絶対に今日は怒られる・・と覚悟のうえでしたが・・・。以前つけていただいた2度のお稽古日記にも書いていますが、これはかなりしんどいです。出端・早笛・早舞・・・・。「打込」と「打込打返」がたまに混乱してしまうし・・・(^^;。こういったテンポの良いものは打っていて楽しいし好きですが、間がずれると大変。

 そして早くも来年の3月や5月の話しも・・・・(5月なんてつい最近終わったと思ったのに~!)3月の会は『芦刈』がまず決定。もしかしたらもうひとつ打つかもしれません。早笛つながりで、『船弁慶』の後!!です。いつかやりたいと思っていた曲でしたが、具体的な話をいただくとは。『船弁慶』のお能は前場の静御前の舞もとても好きなのですが、対照的な後場の平知盛の場面もかっこよくて好きなんですよね~。
 次回は『芦刈』と『船弁慶』後の2曲のお稽古になります。どちらも初めての曲ですので、大変になりそうですが、やってみたいと思っていた曲を打てるチャンスでもありますので、前向きにがんばりたいと思います。既習の曲と新しい曲の2曲を会で打つので同時稽古というのはありましたが・・・。まだ、決定というわけではないのですが、先生がくださったチャンスです。ありがたく受け止めて、挑戦していこうと思います。

 あと、今日のお稽古は先日買ったiPod nanoのボイスレコーダー機能を使って録音してみました。師匠の謡の声は前のものよりも綺麗に録音できているのですが、鼓の音と自身の掛け声の音が・・・イマイチ・・・。音割れというのかなぁ・・・。甲の音はいいのですが、「ポ」の音が・・・(^^;大きい音はだめなのかなぁ。もうちょっと研究してみよう。置く位置を変えてみるとか・・・(笑)

 というわけで、さっそく明日から(今日ではなく・・・^^;)、予習を開始します。

研究会 『小督』 『山姥』

2009年10月23日 | 能・狂言
10月21日(水) 於、観世能楽堂 

 歌舞伎座で幕見観劇の後は、銀座を少しぶらぶらしてから、地下鉄で渋谷へ移動。7月の『花祥会』以来の松涛です。今日の番組は『小督』と『山姥』。2曲とも今の季節にぴったりの曲です。そして狂言は萬斎さんの『柑子』。狂言のことは何も知らずにチケットを取り、萬斎さんが出るということはつい数日前に知ったので、ちょっとラッキー♪と思いながら(笑)今日は自由席でしたので、開場時間より早くに来て並んでいたのですが、「今日は若い人も多いわねぇ、萬斎が出ているかしら」という話し声がちらほら聞こえてきましたが・・・自分もそう思われているんだろうなぁ(笑)萬斎さんも好きだけど、お目当ては別の御方です~と心の中で返事をしましたが(笑)


能 『小督』 替装束
 先日の十五夜でも書きましたように、今日はこの日のような月をイメージして鑑賞してみました。シテは関根祥人。今日のシテは生身の男性の役なので、能面をつけず、直面(ひためん)で演じられます。これは「駒之段」と後半の舞囃子部分をお稽古したことがありましたが、お能をきちんと鑑賞するのは初めてです(^^;。
 前場は勅使(ワキ)と仲国(シテ)のやりとり。シテは揚幕の付近にずっといるのね。すぐに中入りして、舞台上に片折戸の作り物が置かれます。この戸により、隠れ家の中と外という区別がはっきりとつきます。お能でこのようなリアルな歌舞伎の舞台セットみたいな戸の作り物もあるんだなぁと思いました。と、リアルな作り物とは対照的に、仲国が乗る馬は出てきません。けれど、馬に乗っているという動きというか所作も、お能にしてはリアルな表現というか所作でしょうか?生きている男性で直面というのも、いつもとは違う不思議な感じ・・・。
 
 さて、本日も祥人師の謡は相変わらず素敵すぎる。声の質が素敵というのもありますが、彼が声を発するだけで、能舞台の雰囲気ががらっと変わると申しましょうか・・・惚れ惚れしながら聴いてしまいます。面をかけていないからというのもあるでしょうか、祥人師の声のよさというものをいつも以上に強く感じました。男舞も力強さというよりも、優雅な感じ。でも、作り物があるので、少し狭そうではあるのですが(苦笑)帰っていくときの所作も面白かったです。

 お稽古を実際にしていましたが、意外と自分にとっては新鮮に感じたお能になりました。

 それにしても、小督という女性はすごいと思う・・・・。清盛の二人の娘婿の愛人であったのだから・・・。しかも高倉帝に関しては、中宮徳子が高倉帝を慰めるために紹介したのだから。(現代的感覚とは違うのは重々承知していますが)それだけ美しい女性だったのでしょうけど、清盛を貶めるために誰かが裏で何かしていたのだろうか・・・と思ってしまいました(苦笑)
 あと、あの片折戸は開け閉めとかくぐるのがちょっと大変そうと思ってしまいました(苦笑)

シテ:関根祥人 ツレ:藤波重孝 トモ:角幸二郎 
ワキ:舘田善博 間:破石晋照
笛:一噌隆之 小鼓:森澤勇司 大鼓:国川純

 
狂言 『柑子』
 1月以来の萬斎さんの狂言です。これも初見です。柑子(こうじ)は蜜柑のこと。珍しい三つ成りの蜜柑を主人(破石晋照)から預かった太郎冠者(野村萬斎)が食べちゃったというのは、よくある狂言のお決まりパターン(笑)でも、その言い訳が見所ですね。取り残された3つめの蜜柑と鬼界ヶ島に残された俊寛を重ねて・・・・「“六波羅”の中」という落ち。こういうの私は好きだな~。お間抜けというかいい加減な太郎冠者の出来心の盗み食いとは対照的な、知的な洒落のある言い訳が面白いのです。こんな言い訳されたら私なら許しちゃうな(笑)

 それはおいておいて、狂言で食べ物を盗み食いしたり、この狂言にはないけれどお酒をおいしそうに飲んだりする所作は、本当においしそうに見えますよね。そして、萬斎さんの太郎冠者は飄々とした感じが良いですね!
 
 時間も短い小品ですが、上品にまとまっていて、私好みの作品でした!
 


能 『山姥』 白頭、長杖之伝
 さて、こちらも舞囃子や仕舞などで耳にする(?)ことはよくありましたが、お能として拝見するのは初めてです。

 このお能のあらすじは、山姥の曲舞が得意な遊女が善光寺参りの途中、日が暮れてしまい途方に暮れていると、山の女が宿を貸そうと申し出ます。その女は実は自分は山姥だと告げて、月の夜に謡うならば本当の正体を現そうと言い消えます。やがて、遊女が謡いはじめると、山姥が現れて舞い始め、山姥の山廻りをみせます・・。
 
 後半の山姥の山廻りが見所です。全体的にお囃子も謡も面白く満足。シテの声が若干気になるものの、前シテの面や後シテもこの世のものとは少しかけ離れている存在という感じだと思いました。かなり仏教的観念が盛り込まれていましたので、もう少し予習してくればよかったなと思ってしまいました・・・(^^;。どうしても「やまんば」と言うと、おどろおどろしいおばあさんのイメージがあります。けれど、そういうのとはちょっと違う・・・。山や自然への畏怖とかもあるのだと思う・・・。思ったよりも、ずっと奥が深い・・・。今度再見することがあれば、もっと感じ取れれば・・・と思いました。お稽古もする機会があるかもしれませんしね。

 ところでこの山姥は足柄山で金太郎を育てたという伝説もあるそうです。足柄山ではありませんが、金時山には金時娘がいます。娘といっても・・・なのですが。ふと思い出してしまいました(^^;

シテ:武田宗和 ツレ:坂口貴信 ワキ:宝生欣也 間:高野和憲
笛:寺井宏明 小鼓:曽和正博 大鼓:亀井忠雄 太鼓:助川治

 狂言の後には仕舞『道明寺』『玉鬘』『鵜之段』がありました。

 能二番も狂言とも初見でしたが、それ以上に新たな発見と課題も見つかった充実した舞台となりました。ただ、完全に睡眠していたという状態まではいきませんでしたが、疲れていたこともあるのでしょうか、久しぶりに睡魔と闘っていました・・・(^^;気持ちは見たい・・・と思っても、どうしようもなく(苦笑)心地よいモードになってしまうのも能楽の魅力なのでしょうか?というのは言い訳?!

 『山姥』は季節が不定となっていますが、お能は二番とも「月」がキーワード。残念ながらこの日は月夜ではありませんでしたが、たまには心の眼で見るということもしてみましょうか。

読み間違い

2009年10月22日 | 雑感~ひとりごと
 CDショップの洋楽コーナーにて。

 たまきひろし

 と、私は↑の画像の人物名を読んでしまいました(苦笑)

 どうやら、この方はGacktの映画にも出演したこともある方だそうです。

 そして、玉木宏といえば、もう夏じゃないですが、オリオン(笑)←無理やりこじつけ(苦笑)昨夜、オリオン座流星群を眺めようと思い夜中に夜空を眺めていたのですが・・・流れ星は見えず・・・。あまり長い時間粘っていなかったのもありますが(^^;。こちらは田舎のはずだけど、最近は夜空が明るくなって星も見えにくくなり、あまり星空を気にしなくなっていた・・・。けれど、久しぶりにじっくりと星空を見ることができたのでよかったかな

芸術祭十月大歌舞伎昼の部 『蜘蛛拍子舞』 幕見

2009年10月21日 | 歌舞伎
 今日は松涛でお能鑑賞の予定を入れていました。でも、せっかくだからその前に歌舞伎座の幕見席で昼の部の玉さまを見ようと、歌舞伎座へ寄ってきました。平日でもかなりの列。歌舞伎座さよなら公演だからなのか玉三郎さんだからか・・・どちらもかな~。ちなみに今日の歌舞伎座カウントダウン掲示板はあと192日と示しています。なんか早いなぁ・・・。ということで、チケットを入り口で買って、一気に4階への階段を駆け上り、幕見席へ。

 お目当ての玉三郎さんは前半は美しい女性で、後半は蜘蛛の精に。花道のすっぽんからの出は見えなかったのですが、相変わらず美しいですね。菊之助・松緑との踊りもとても素敵です。あの千筋の蜘蛛の糸もいいな~・・・投げてみたいなぁ・・(笑)←ちなみに某能楽専門書店のHPを見ていたら、商品リストにありました。取り寄せらしいですが・・・買おうと思えば買えるのかなぁ・・・(笑)

 そして、一番印象的だったのは・・・蜘蛛かも(笑)前半の蜘蛛は作り物で小さいのですが、中盤に出てきた蜘蛛は中に人が入っているので、当然大きい(笑)シュールといいますか、スパイダーマンというか・・・。ちゃんと糸がお尻から出てくるのも凝ってるというか・・・。
 そして、こういう三津五郎さんは初めて見たかも・・・。という『暫』風の出で立ちの坂田金時!!背が小さいのが若干の難点ですが(失礼!!)、でもこういうのもきっちりとしているのは、さすが三津五郎さん!!


 ということで、玉三郎さんも素敵でしたが、蜘蛛と三津五郎さんが印象的だった『蜘蛛拍子舞』でした!!

二代目 iPodは nano!

2009年10月19日 | 雑感~ひとりごと
 4年間愛用していたiPodがついにご臨終。最初はバッテリーだけ交換をするつもりでしたが、バッテリー以外にいかれてしまった部分があったり、他にも諸々の事があり、修理か買い替えかを検討していました。で、検討の結果、買い替えを決意(笑)ということで、iPod nano G5の16GBです!カラーはピンク。



 左が今までずっと使っていたiPodのClassicシリーズ。買い換えようと思った目的のひとつに、ボイスレコーダー機能のこともありました。何に使うかというと、お稽古の録音です。今まで使っていたものは別売りの外部マイクを付けて録音していたのですが・・・3月頃に紛失いたしまして・・・。ICレコーダーだけ単体で買おうか迷っていたんです。(それまでは昔使っていたカセットレコーダーを引っ張り出してきて使用・爆)そこへ本体が壊れるという事態に(苦笑)
 最初は大容量のClassicの方を買って外部マイクも買おうかと思っていましたが、最近発売されたnanoはビデオカメラがついていて、ボイスメモも内蔵マイクで録音できるということで・・・・nanoを買おうと決心!!iPoneやiTouchのようにいろいろアプリが使えるというのも自分には必要ないし、最低限音楽機能しか使わないのでこれで十分。容量は前の方が若干多いけれど、容量いっぱいにデータを入れていたわけではないしね。いっぱいになったらなったで、手動でデータ操作をすればいいので。でも、これ、前のよりあまり変わらないというか機能が良くなったのに、本当に小さくて薄いし軽いな~。操作がまだ慣れないけれど、かなり便利そう。使わない機能もありそうだけど(苦笑)

 新しいnanoも楽しみですけど、前に使っていたiPodもかなり愛着があるのです。外出時のお供というだけでなく、お稽古の録音にも使っていましたからね。4年間、怒られたり、誉められたり、無謀な曲に挑戦をしてしまった時はお稽古の録音を頼りに練習したり・・・・・。君なしでは普段のお稽古が進まなかったことでしょう・・・。不出来なものを録音させたりしたこともあったね、ごめんね。あまり進歩が見られないけれど成長を見守ってくれました!電車に乗っている時にも一緒に楽しみましたね!!初代iPodよ、今までありがとう!!!そして二代目よ、これからよろしく!!さっそく今週末にお稽古デビューが決定ですよ(笑)

富士山に雪

2009年10月18日 | 写真~富士山
 昨日の冷たい雨は、富士山では雪だったようです。今日、夕方のお散歩時にうっすら雪が降った富士山に気がつきました。せっかくデジカメを買ったのに、お散歩時はケータイだけしかもっていないことが多いので・・・ケータイカメラですが。しかも、霞んでいて、よく分かりませんが、・・・(^^;。もうこんな季節になったんですね・・・。早いなぁ・・・。

『ライフ・イズ・ジャーニー』 (DVD)

2009年10月18日 | 映画(DVD含む)
 『ハッピーフライト』を見て、「そうだ、田辺誠一の作品に賢太郎さんが出てるんじゃ~ん。」ということを思い出し、今までノーチェックだったので見てみました。これは田辺誠一の監督作品で、4つの短編から構成されています。


【あらすじ】ライフ・イズ・ジャーニー - goo 映画より引用。
女(大塚寧々)がひとりで歩いて行く。出会いと別れを経て、なおもひとり歩き続ける…『LIFE』。カフェで向かい合いながら言葉を失うカップル。ひとりになって街をさ迷う男(近藤公園)の耳に飛び込んでくるのは…『ん』。失恋してふさぎ込む友人(つぐみ)を元気づけようと、女友だち(市川美日子)が夜のサイクリングに誘い出す…『ヤ』。ある朝目覚めると、隣に眠っているはずの男がいない。女(hitomi)は残された地図を片手に男の行方を追って異国の街を歩き始める…『No where』。

 賢太郎さんは冒頭の『LIFE』のみに出演。一人の女(大塚寧々)がずっと港を歩いているのに寄り添って歩く2人の男が賢太郎さん。台詞はなし、ただずっと一定方向に向かって歩いているだけ。出会って、歩いて、離れていく・・・の繰り返し。そして最後は・・。
 9分間のワンカット撮りっていうのも面白いです・・・というか裏側を想像してしまう(^^;。

 賢太郎さんって背が高いんだよな~と改めて感じましたよ。(ラーメンズとかソロ舞台とかだと背を比較する人・仁さんも高かったり、いなかったりするんで・笑)欲を言うと、眼鏡をかけていただけると、もっとうれしかったんですが(笑)賢太郎さんの背中と手がとっても素敵で・・・ドキドキしちゃいましたよ大塚寧々との2ショットも絵になるし。

 全体的に映像も綺麗だったし、言葉のセンスなんかもラーメンズ(小林賢太郎)好きなら絶対に好きなセンス。『ん』のしりとり、最後の『No where』は、小林賢太郎的センスと被る。多分、ラーメンズが好きな人はこの映画も気に入るんじゃないかな。逆もありだと思いますけど。

 田辺誠一もこんなセンスの持ち主とはなぁ・・・今まで知らなかったよ・・・。もしかしてラーメンズが好きで、賢太郎さんを起用したのかななんて考えてしまいました。田辺誠一は俳優もいいけど、こっち方面ももっと・・・と思ってしまいました。というか、ぜひ二人で何かまた創ってほしい・・・と思ってしまいました。

『ハッピーフライト』 (DVD)

2009年10月17日 | 映画(DVD含む)
 矢口監督の『ウォーターボーイズ』も『スウィングガールズ』も映画館でチェックしていて、どちらも大好きなのですが、こちらは見逃してしまったのでDVDで鑑賞。

【あらすじ】ハッピーフライト - goo 映画より引用。
機長昇格への最終訓練である、乗客を乗せた実機での操縦に臨む副操縦士。その試験教官として同乗する威圧感バリバリの機長。初の国際線フライトに戦々恐々の新人CA。CA泣かせの鬼チーフパーサー。乗客のクレーム対応に追われる日々に限界を感じるグランドスタッフ。離陸時刻が迫り必死にメンテナンス中の若手整備士。窓際族のベテランオペレーション・ディレクター。ディスパッチャー、管制官、バードパトロール…。1回のフライトに携わるまさに多種多様なスタッフ達。そんな彼ら使命はただ一つ!飛行機を安全に離着陸させること。その日のフライトも、定刻に離陸、そのままホノルルまで安全運航!!のはず…だったが…。


 綾瀬はるかを中心にもっとド軽いタバタコメディを想像していたのですが、良い意味での裏切りでしょうかね~。もっと修学旅行生がらみのエピソードがあるとよかったのにな~なんて思いました。あ、社会科見学の小学生はあったか(^^;。
 一番笑ってしまったのが、緊急着陸をするので、入れ歯などの装着品を外してくださいという指示に対して自分の“装着品”を気にする乗客・笹野高志の反応でしょう(笑)「お客様のはそのままでいいですよ」シリアスな状況なのに吹きました(^^;。最初からこの“装着品”の小ネタはかなりツボでした(笑)

 綾瀬はるかはかわいいけれど、見ていて「おいおい大丈夫?」と心配になるくらいでしたが(^^;。ま、映画だからいいけど(笑)一方、チーフパーサーのしのぶ姉さんとか、機長の時任三郎とか、新人整備士と先輩の整備士とか、管制官の人たちとか、地上勤務の人たち・・・飛行機を一機飛ばすのに関わっているたくさんのプロフェッショナルな人たちの裏側も描いているのがよかったです。CAさんたちも実際はもっと大変なんでしょうけどね・・・。あと最近気になる田辺誠一の制服姿もかっこよかった~。

 面白かったけれど、これは機内では見たくはないかな・・・(苦笑)気まずくなりそう(^ー^;。

 余談ですが、空港近くにいる飛行機マニアを見て・・・・先日見た小林賢太郎の『TAKEOFF~ライト三兄弟』の冒頭の賢太郎さんを思い出しました(笑)
 「おい、邪魔!そこにいたら見えないでしょ、どけって言ってるだろ、767!」
 なんてことを言っている人はいるのかな(笑)かなりそれましたが・・急にこっちも見たくなってきたので見ます(笑)

柿の実と秋の空

2009年10月14日 | 雑感~ひとりごと
 色づいた柿の実が目立ち始めましたね。でも、今年の我が家の柿は・・・かなり枝を切ってしまったので、3つしか実がついていないという大変寂しい状況です(苦笑)寂しいのは実だけではないですが(苦笑)




 先日記事にした金木犀も満開です。写真を見るだけで香りが漂ってきそうです(笑)というか、今も室内にほのかに漂っていますが(笑)

 今日は昼間は暑いくらいでしたけれど、夜は雷が・・・犬を屋内避難させましたが、大きい音がしても怖がらず、偵察しにいこうとするのはやはり番犬向きなのでしょうか。

『ワルキューレ』 (DVD)

2009年10月13日 | 映画(DVD含む)
 彼の私生活はともかく(苦笑)、トム・クルーズは結構好きな私。これも映画館で見逃してしまったのでDVDでの鑑賞となりました。

【あらすじ】ワルキューレ - goo 映画より引用。
第二次世界大戦下のドイツ。アフリカ戦線で左目を負傷したシュタウフェンベルク大佐は、“良心”と“忠誠心”の葛藤に悩んだ末、祖国の平和のためにヒトラー暗殺を考えるようになる。やがて画期的な暗殺計画≪ワルキューレ作戦≫を立案し、トレスコウ少将やオルブリヒト将軍ら、同志と着々と準備を進めていく―。そして、決行の1944年7月20日を迎えた。ヒトラーとその護衛たちを前に、大佐たちは計画を成功させられるのか…。

 ヒトラー暗殺計画があったという事実に基づいている作品ですが、ヒトラーは1945年4月にに自決しているので、暗殺計画は失敗に終わるという結末は最初から分かっています。けれど・・・計画が進められ、実行されても・・・結果は“失敗”というのは分かっているのに、スリリングな展開に引き込まれました。「もしかして成功するのでは?」と思ってしまうくらい・・・。『ミッション・インポッシブル』のようにはいきません・・・。

 それにしても、何度も暗殺が計画され、爆弾が爆発しても、無事というのは凄すぎる・・・・。このワルキューレ作戦以前にも暗殺計画があったというし、いろんな意味でヒトラーにはカリスマ性とか強運(悪運?)があったのだと思ってしまいました・・・。でも、「ツメが甘いかったね」というのが一緒に見ていた家族との会話ですが・・・。アメリカ視点がどこまであるのかは分かりませんけど(ドイツ人なのに話している言葉が英語ということではないです)、こういう事があったこと、こういう人たちがいたこと、正義とか国を愛することとは?ということを思いました。

 で、トムは結構軍服が似合っていた。というか彼はコスチュームの方が似合うのかな(笑)というか彼だけでなく、デザインとして軍服がかっこいいわ~なんて思いながら見てしまいました(^^;

『私の中のあなた』

2009年10月11日 | 映画(DVD含む)
 白血病患者が主人公という話はよくあるし、病気で人が亡くなるような、いかにもお涙頂戴という設定は苦手というかあまり見る気になれないのだけれどこれは、ドナーとして妹が生まれたとか、その子が両親を訴えるというような設定に興味を持ち鑑賞しました。

【あらすじ】私の中のあなた - goo 映画より引用。
11歳の少女アナは、白血病の姉に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によってこの世に生まれた。母サラは愛する家族のためなら当然と信じ、アナはこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきた。そんなある日、「もうケイトのために手術を受けるのは嫌。私の体は、自分で守りたい」と、アナは突然、両親を相手に訴訟を起こす。しかし、その決断にはある隠された理由があった…。


 白血病に苦しむ長女、どんな手段を使ってでも娘を救いたい母親、姉を救うために“作られた”妹、父親も弟もこの家族皆のそれぞれの気持ちが痛いほどよく分かる・・・。みんな、ケイト(白血病の長女)が好きだし家族が好き。家族(特に子供)が病気になったら、絶対助けたいというのも、ものすごく理解できる。けれど、そのためにドナーとして子供を作ることもどうなのだろうか・・・・。しかも遺伝子操作で。そして、いくら自分がドナーとして生まれてきたとしても、両親を訴えたりするだろうか?最初は、単にアン自身が「姉のドナーとして生きることは嫌」ということで自分で考えて訴訟を起こしたかと思ったし、いろいろな意味でアメリカ的だと思ったけれど、次第に本当の理由が分かる・・・・。冒頭から涙ぐんでしまったけれど、かなり泣けた。自分が最初に興味を持った“ドナーのために作られた子供”の部分よりも、“延命治療”のこと、病気を支える家族のこととか、そして、病気になっている本人の気持ちとか・・・。見ながら、いろんなことを考えてしまったし、自分自身の周りで起きたことことが頭の中を駆け巡った・・・。

 キャメロン演じる母親は時にはヒステリックになってしまう。けれど、もし自分がその立場だったら・・・と考えると、そういう風になってしまうかもしれないと思う。医師の許可というかアドバイス(?)をもらって病院からケイトを連れ出してビーチへ連れ出す父親の気持ちや愛情もよく分かるし、それに対して怒る母親もまたケイトへの愛だと思う。だから、出かける前の夫婦の衝突も、どちらもケイトへの愛故・・・。だからこそ、その後のビーチでの家族が和む場面は印象的でした。彼女の生きる支えにもなったボーイフレンドのテイラーもよかった・・・。嘔吐するケイトをさりげなく介抱したり、ダンスパーティに行ったり・・・。憐れみとかでなく、本当にお互いに惹かれて支えあっていたのでしょう。そして誰よりも苦しんでいたけれど、一番強かったのはケイト。彼女が作った家族のアルバムはかなり感動した。きっと周りが暖かい存在だったからでしょう。病気ではないけれど、自分と同じ兄弟構成だったので、兄弟同士の絆にも泣かされました。でも自分が一番上だと、下の立場があまり分からないのだけれど・・・(^^;(上は上でいろいろあるけど~・・・)でも、自分がケイトの立場なら同じように思うかもしれない・・・。でもアナも、お姉さんのことが大好きなのよね・・・。家族以外にも、アナに雇われた弁護士も勝訴率91%の敏腕弁護士という設定にとどまらず、なぜ彼女の弁護人になったのかという設定もよかった。(彼の介助犬のボーダーコリーが可愛かった!)

 今も感想を書いていて涙が出てくるくらい、いろいろ考えてしまったし、悲しいかもしれないけれど、みんなが優しい家族の物語でした。

 邦題もそうですが、原題の『My sister's keeper』というタイトルも印象的。「keeper」は「守る人」の意味。ドナーとして、お姉さんの命を保ってきた存在という意味もかけているんでしょうかね?

ちくわパン

2009年10月10日 | 美味しいもの
 「ちくわパン」の存在はネットか何かで知って気になっていたのですが・・・先日、初めて「ちくわパン」を食べてみました!!

 ちくわは好きです。中にチーズとかきゅうりを入れたりして食べるの好きなんです。こちらはツナマヨが入ったちくわが丸ごと一本パンの中に入っているのです。うん、これ美味しい!!他のメーカーからも「ちくわパン」が出ているそうですね~。近所のスーパーには10月31日までと表記があったので、期間限定なんでしょうかね。