みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

劇団四季 『オペラ座の怪人』 名古屋公演 (3月12日)

2016年03月15日 | ミュージカル
実に約10年ぶり(!!)に『オペラ座の怪人』を観劇してきました。うーん・・・その前回の観劇がついこの間のようです(;・∀・)

さて今回のキャストはこちらの画像を参照してください。



芝さんはベテランの役者さんで、私も結構好きですが、この名古屋公演でファントムデビューされました!涼太さんのラウルは私も10何年ぶり(笑)に見ました。そしてマダム・ジリーの秋本さんは・・・以前メグ・ジリーをやっていた方ですよね?!ほほ~今はお母さんのほうの役になったのねぇとちょっと感慨深くあります。

この日の席はA席(1階のD列端)でしたが実質最前列でしたので、とても迫力がありました!(ただアーチの上にいるファントムとかは見えづらかったですが・・・^^;)

一時期はかなり見ていたのですが、「あ、こんなんだったっけ?」とか、前のほうでしたので、マイクを通して伝わってこないセリフ(脇でしゃべっている設定で)が聞こえてきたりと、何度も見ているのに新鮮な感じでした。

それにしても、舞台セットは、観客もオペラ座の観客と一瞬思えるような演出だよな~と改めて感じました。オークションの場面で、シャンデリアに灯りがつき、アーチも姿を現す・・・。これだけで、感動ですね。学生の時に、これを見たくてバイトをしてお金を貯めて(もちろんオペラ座だけではなくて、歌舞伎などもそうですが)京都まで行ったりという思い出も蘇りました(笑)

劇中劇のオペラシーンなどもあるので、声楽出身の人たちがたくさん出ているのもオペラ座ならでは。歌に関しては、本当に安心できますね。(好みとかはあるかもしれませんが)そんな中・・・初の芝ファントムは、今まで見てきた高井さんのような歌い方とは違うので、最初は戸惑ったものの(?)結構スルメのようにくるファントムかもしれません(笑)

でも10年も経ち、それなりに人生経験も積んでいくと、見方(?)もちょっと違ってくるというか・・・ファントムのクリスティーヌを思うが故の行動はやはり行き過ぎだから、そんなんじゃダメだよとか(笑)でも、そんなことを超えて感動の涙を流してしまう理性を超えた魅力がないとこの役はできないんだろうなとも改めて感じました。

久保さんのクリスティーヌもなかなかよかったなと思いましたし、涼太さんラウルは渋くなって素敵になっていましたね!

何度見ても、ラストには感動。

やはり『オペラ座の怪人』は凄い!と思いました。


劇団四季 『美女と野獣』 静岡公演千秋楽(9月27日)

2015年09月29日 | ミュージカル
ほかにも書きたいことはありますが、新鮮な感動が残っているうちに、こちらを先に。先日、久しぶりに劇団四季のミュージカルを観劇してまいりました。『美女と野獣』の静岡公演です!しかも千秋楽。そして私の誕生日です本当は、急きょ思い立ってというか休みということが判明した連休中に見に行こうかと思っていたのですが、友人の都合がよろしくないので、この日になりました。(ついでに、その足でお稽古にもと思ったし)四季の会もやめてしまった現在、一般会員でチケット購入。良い席はもうないので、それならC席という考えなので、まだ余裕がありましたしC席(2階の後ろ)で観劇しました。

この日のキャストは・・・もうだいぶ知らない人ばかりですが(;・∀・)
ビーストは、静岡県は藤枝出身!佐野さん。ベルは苫田さんです。

さて、もう何度目でしょうか?5度目の鑑賞になります。初めて見たのが12年くらい前の京都公演。あの時も佐野さん、前回通った静岡公演も全部佐野さん。今回も佐野さん。佐野ビーストしか見たことがありませんw佐野さんも相変わらずチャーミングな演技と、切ない演技が上手くて・・・何度も涙がでてきました。最初はわがままで粗暴な感じだったのに、だんだんと人間らしい心を持つようになっていく姿がとても素敵です。やっぱり図書館のシーンとかいいですよね。バルコニーに腰かけて本を読んでもらっているときの後姿の尻尾とかかわいいなとか、思ってしまいました。歌声も素敵だし・・・もうずっと見ていない『オペラ座の怪人』も、佐野さんファントムで見てみたいなぁ・・・

苫田さんはクリスティーヌもされている方ですよね。初めて見ましたが、とても素敵ですね(^^♪好みでいえば、今まで見たベルで一番好みかな?!クリスティーヌも見てみたくなりました。

ガストンの高橋さんも初見ですが、結構まんがちっくですねwそれを言ったら、お城の人たちもそうですが。(それにしてもチップは・・・さらし首?!と思うこともたまにありますが(;・∀・)・・・)

お話も何度見ても、本当に感動しますね。わかっているはずなのに。やはり元が良いからなんでしょうね。私は最近のディズニーよりも、この年代のディズニーが好きだし、ディズニー映画では一番好きなお話ですしね。

そして千秋楽の特別カーテンコールもありました。盛り上がりましたね!!その後のカーテンコールもたくさんあって、数えていません。15分くらいやってました?!?!

久しぶりのミュージカルよいですね!最近は休みは体を休めたい・・・という人になってしまったのですが(爆)また時間の余裕があるときに今度は名古屋にオペラ座・・・もいいかな?と思っています(^^♪



会場内には出演者のサインが書かれている垂れ幕が!佐野さんをチェック!!



さて、会場にはこんなパネルがありました。2階部分になるんでしょうか?中二階?!一階席の後ろ部分のところです。ガストンの酒場はビアグラスもありますよ~。一緒に行った友人と二人で乾杯した写真もあります(^^♪



あれれ・・・マットに変えられてしまいました?!?! ほかにもビー・アワ・ゲストのセットパネルもありましたよ~。楽しくて遊んでしまいました(笑)

素敵な誕生日観劇の記念となりました。

・・・そういえば、千秋楽の大入り袋(?)がなかったよね・・・(;・∀・)いや、何か欲しいっていうわけじゃないんですが(?!)



劇団四季 『CATS』

2013年10月28日 | ミュージカル
 久しぶりのカテゴリー「ミュージカル」の記事です!10月27日、4年ぶりに劇団四季を見ました。9月から静岡市民文化会館で上演されている『CATS』を観劇しました。座席は2階でしたが、なかなかよかったです!(個人的には1階の後ろにするなら2階かな)
 四季も久しぶりですから、当然『キャッツ』も超久しぶりですw前回見たのがだいぶ前ですけどね~。五反田のキャッツシアターに行ったことがありますが、キャッツを見るハコとしては、当然キャッツシアターの方が外観も劇場内もベストなのですが、会場内も工夫してあって素敵ですね。ゴミは相変わらず前の方にしかないけどさ。(ゴミとは、このミュージカルの舞台がゴミ捨て場。ネコ目線の大きさのゴミが舞台セットとして置いてあるのです!)

 まずは今日のキャスト表~!(書き出すの面倒なんで、画像でどうぞ!)10月2713時開演のキャストです!



 知っている役者さんが少ない(爆)まあ、四季自体が久しぶりなので、それも当然といえば当然なのですが・・・。それでも、10年前に見たときと同じ役で、スキンブルシャンクス(鈴木涼太さん)ボンバルリーナ(増本藍さん)を見ることができたのもよかったです!!涼太さんは、静岡出身ですし、凱旋公演(?)ですね!さすがに10年前よりは若々しいキラキラ度は減っていますが、相変わらず爽やかでしたし・・・歌は10年経った分、より上手くなっている気がします。素敵な笑顔が似合う鉄道ネコスキンブルは、やはり素敵なネコ!!!ということを実感しました!!増本さんは、私が四季の中で大好きな女優さん。美人でスタイルもよくて、歌も上手でダンスも上手くて・・・芯のある美人さんの役が似合う素敵な女優さん今日もとても素敵でした!

 リーダー格のマンカストラップ(萩原さん)もよかったです!最初はキャストをチェックしないで見ていたのですが、上手いし誰だろう?と、休憩時間に改めてチェックしたら、萩原さんということで・・・そういえば私が見たときはソロ曲がない末端ネコ(?)だったような気がしますが・・・出世したのね~と実感(笑)そういえば、私が4年前に見た『ウエスト・サイド・ストーリー』にもベルナルド役(映画ではジョージ・チャキリスが演じていた)でしたし、結構良い役者さんになったのねん!(上から目線w)

 そして私がもっとも好きなネコのうちのひとり(一人?一匹?)であるラム・タム・タガー(阿久津さん!)は、やっぱりカッコイイね~!はっちゃけ具合は芝さんのほうが格上ですが、阿久津さんもカッコイイ~!ただし、私が見たタガーの中でひねくれ度が・・・というよりも爽やかさでは一番でした(笑)

 さて、『キャッツ』のストーリーはご存知ない方に説明するとなると難しいのですが・・・ストーリーはあるようでない、ないようえある・・・詩的な世界といいますかね・・・奥底にキリスト教の観念が描かれているのかな?と思うと(キリスト教に関しては詳しくないとはいえ)より面白く見られるんだろうな~とは思います。
四季公式サイトから引用すると・・・

 満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。たくさんのジェリクルキャッツたちが、年に一度開かれる"ジェリクル舞踏会"に参加するため集まってきます。人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫。それがジェリクルキャッツ。

そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。夜を徹して歌い踊る猫たち。やがて夜明けが近づき、ナイフで切ってしまえそうな静寂に向かって、天上に上り、新しい人生を生きることを許されるただ一匹の猫の名前が、宣言されます。

その猫とは‥。



 10年前に見たときと違うことは・・・ネコを飼い始めたこと。歌詞のそれぞれに妙に納得してしまうこと、より面白く感じられたりすることもありました。ラム・タム・タガーの歌詞なんて、ウチのトラに合うわ(笑)そしてネコの世界とはいえ、人間とも重なり合う世界観。私自身深い人生経験こそあまりないかもしれませんが・・・それでも10年という歳月を重ねた分、いろいろと『メモリー』に思うこともあり・・・10年前とはまた違う感じ方ができた気がします。
 それに、アンドリュー・ロイド・ウェバーの楽曲は、やはり素晴らしいですね~。

 久しぶりに見ることができて、良かったです!

 最後に、会場にあったキャッツな飾りをご紹介。



 キャッツのキャラクターをモチーフにしたハロウィンのランタンですね~!ミストフェリーズ、グロールタイガー、マンカストラップかな?!今月いっぱいでこの飾りも終わりかな?!

 

 会場セットのジオラマとスキンブルの汽車の模型。「触らないでください」が肉球になっています(笑)


 

 10年前にもあったキャッツボール!!今回はやらなかったけど、足跡のところを踏むと「ニャーニャー」言うのだ!!

劇団四季 『ウエストサイド物語』

2009年05月06日 | ミュージカル
5月5日静岡市民文化会館マチネ公演鑑賞。

 四季の『ウエストサイド物語』は数年前の東京再演時に行きたいな~と思っていたのですが、行けず・・・今年全国公演を行うということで静岡で鑑賞。映画は鑑賞済みですので、舞台になるとどうなるのかな?さらには日本語の歌詞になるとどうなるのかな?さらには人種間の対立という問題もあるこの作品。海外の宗教的なものが描かれている作品もそうですが・・・、人種問題を日本人が演じてどこまでできるんだろう?とという少し意地悪な目線もあったのも事実です。とはいえ結果的には鑑賞中は純粋に楽しみましたが。バースタインの『Maria』『Tonight』などの名曲の良さを再認識。

この日の主なキャストは・・・
【ジェット団】
リフ:田邊真也  トニー:阿久津陽一郎
【シャーク団】
マリア:笠松はる  アニタ:増本 藍  ベルナルド:萩原隆匡

 映画でジョージ・チャキリス演じるベルナルドは超かっこいいですが、やっぱりこの役はかっこいいな~と再確認。ちなみに映画のオープニングは神シーンだと思っているのですが、舞台は舞台でまたカッコイイな~。けど、いつも思いますが・・・踊りながら登場する不良たちを見て・・・ある意味平和的だな、と(笑)ベルナルドの萩原さんもかっこよかったですし、リフの田邊君もかっこよかったですね~それゆえに二人が出てこない2幕は若干自分のテンションは落ちたかもしれません(^^;。最近は頻繁に四季を見ていませんが・・・意外にも阿久津さんってお初なんですよね。お初の阿久津さんでしたが、歌もお上手でしたしトニーにぴったりでした。(けど同時に福井さん、金田さんのトニーも気になる!)マリアの笠松さんもとても歌が上手かったです。あとアニタ役の増本さんは元々好きな女優さんですが、やっぱり今回も良かったな~・・・。綺麗だし、ダンスも上手いし、歌も上手いし・・・増本さんの芯の強さが生きる役でした。

 あと、四季を見るたびに書いているかもしれませんが・・・歌は上手なんですが、台詞になると「・・・・」な方が多いように思います・・・。けど、音楽も良かったし、激しいのに揃っているダンスには圧倒されてしまったし、最後はしっかり泣いてしまいましたし、とても楽しめることができました。ただ、最後の最後で・・・こちらが涙しているときに隣のおばちゃんの電話が・・・マナーモードにはしてあったもののバイブ音で現実に引き戻され別の意味の涙が出そうになりました・・・それ以前にも携帯が鳴っていたりしたからそこで気がついて欲しかったなぁ・・・・でも自分も「いやだな」と思う状況に出会ったら、自分も観劇マナーに気をつけなくてはいけないな・・・と改めて思いました。

 久しぶりに映画の方も再見しようと思っています。会も終わってホッとし、いろいろ見たり読んだりしようと思っているので・・・。

劇団四季 『美女と野獣』静岡千穐楽

2008年09月14日 | ミュージカル
 今日は『美女と野獣』の静岡公演千穐楽公演に行ってきました。楽日はなにかとうれしいことが多いし、地元公演ですし行けたらいいな~と思っていたけれど、幸いにもチケットを取ることができました(しかも最初の売り出し日に比べて楽勝に・笑)席は実質4列目、A席の一番下手側。舞台が見えなくなってしまう部分(逆に反対の上手舞台袖の余計なものが見えたり)もあったけれど、役者さんの演技を間近で見ることができて、とてもよかったです。

9月14日のキャストは・・・
ビースト:佐野正幸、ベル:木村花代
モリース:喜納兼徳、ガストン:田島亨祐、ルミエール:百々義則
ルフウ:遊佐真一、コッグスワース:青木 朗、ミセス・ポット:奥田久美子
タンス夫人:竹原久美子、バベット:有永美奈子、チップ:川良美由紀


 ということで静岡公演は3回観劇しましたが、3回とも佐野ビーストです。1週間だけ柳瀬さんがビーストを演じたけれど、やはり地元出身だからでしょうかね?!木村ベルは初めて見ましたが、なかなかよかったです。かわいいし、歌も上手いし。安定したベル。木村さんのクリスティーヌも気になるな~。そしてモリースもお初の喜納さん。歌が無駄に上手すぎる(笑)モリースでした。

 まず今日は楽日なんで、いつもよりも客席も役者さんの演技もいつもよりノリノリだったと思います。「ビー・アワ・ゲスト」ではルミエールの歌の前に客席から「ルミエール!」という掛け声がかかったのには驚き!(苦笑)掛け声は歌舞伎で慣れていますが、ミュージカルでカーテンコールでなく、普通の芝居の最中で・・・というのは初めて(笑)ルミエールも「ありがとう!」と応えていましたけど(笑)四季的にはどうよ?と思いましたがね(^^;。あと手拍子も起こったり、かなりノリノリでしたね。そして佐野ビーストの「愛せぬならば」は今までで一番すばらしかったです!!


 物語自体の感想は4度目の観劇になるけれど、飽きることがないし、今回も感動しました。今回は近い分、役者さんの細かい動きを見るのが楽しかったです(笑)佐野ビーストのチャーミングっぷりも観察していました。今回はビーストの“しっぽ”に注目してしまった(笑)かわいいな。自分が好きなのはやはり図書館の場面ですけれど、ベルに本を読んでもらっている時の後姿の揺れるしっぽがなんともいえませんあとは、やはり田島ガストンのアニメ的な動きに釘付けです(笑)
 ただねぇ・・・前方の一番下手だと見切れてしまう部分があって、お城の中でのベルの部屋の入り口とかは声だけとか・・・、2幕の「美女と野獣」の食事シーンではチップの乗ってるカートに隠れて佐野ビーストが見えなかったり・・・

 そして今日は千秋楽なので特別カーテンコールが行われました。まあ、今日だけじゃなくて10日から行われていたのですけどね。通常のカーテンコールの後、幕が閉まり、チップ(人間になった状態ですよ。)がバラを持って上手に。バラは客席へ(いいな~)そして「人間に戻りたい」を歌い・・・「ビー・アワ・ゲスト」に合わせて皆さんが踊っていました。目の前はなぜかモリースとムッシュ・ダルク。もちろんビースト・・・もとい王子様とベルは真ん中ですけれど、反対の上手側にはガストン&ルフウが。おちゃめに踊る目の前のムッシュ・ダルクとガストンの動きが似合わなすぎて素敵です(笑)もちろん、普通の舞台ではありえないビースト(これは王子姿ですが)、ガストン、ルフウ、モリースなどの「ビー・アワ・ゲスト」(振り付き)はかなり貴重でしたね「静岡公演千秋楽」のパネルも役者さんが持ってきて、ルミエールの百々さんが代表でご挨拶されていました。その後も何度もカーテンコールが。何回あったか全く覚えていません(苦笑)このまま終わらないんじゃないのか?と思ったくらい(苦笑)拍手しすぎて手が痛くなりました次は仙台ですけれど、さすがに仙台までは行けないので、またいつかこの『美女と野獣』の舞台に再会できるのを楽しみにしていますできれば生のオーケストラで見たいなぁ・・・。

 あと佐野ビーストは素敵すぎてたまりませんが、他の役者さんのビーストも気になります。狙ったわけではないのに、今までの野獣がすべて佐野さんというのも快挙(?)ですけれどね(笑)静岡公演のベルは実際に見た西さん、木村さんの他に坂本さん、井上さんも登場されたりしていたので、他の方のベルも気になります。


おまけ♪
 入場時に記念品(大入り袋)を頂きました。千秋楽公演の目当てその1でもあります(笑)

  

 中身は携帯ストラップ(クリーナー)でした。もったいなくて使えませんので、大事に保存しておきましょう。

<静岡公演まとめ>
7月26日観劇記8月10日観劇記8月10日ミニトークショー

劇団四季 『ウィキッド』

2008年09月01日 | ミュージカル
 やっと『ウィキッド』を見てきました。かなり久しぶりの四季劇場海です。『オペラ座の怪人』の舞台セット(プロセニアムアーチや客席上のシャンデリア)も凝っているけれど、『ウィキッド』もかなり凝った舞台セットで客席に入ると「魔法の世界の一部」という感じで舞台が始まる前からワクワクしてしまいます。今回は2階席で観劇。オペラ座の時もここでは2階席で2度観ているけれど、こういうセット含めて全体を見渡せるから、ここの2階席は結構好き。けれど目の前にちょうど手すりがあったので(座席の上には前のめり禁止の紙も!)・・・時々見えにくかったけど・・・。

この日のキャストは・・・
グリンダ:沼尾みゆき、エルファバ:濱田めぐみ
ネッサローズ:山本貴永、マダム・モリブル:武 木綿子、フィエロ:李 涛
ボック:金田暢彦、ディラモンド教授:前田貞一郎、オズの魔法使い:飯野おさみ

 これは『オズの魔法使い』に出てくる皆の人気者の善い魔女グリンダと緑色の肌をした悪い魔女エルファバが主人公。予想以上にかなり良かったです。事前に映画『オズの魔法使』はDVDで観たばかりだったんで、リンクしている部分が分かると楽しめました。裏設定(?)というか。ドロシーも実際に登場はしませんが、あの部分か!と思ったり、ブリキの木こりやライオンなど出てきます。でもよく考えるとオリジナル部分と繋がるような繋がらないような・・・?なんですが・・・(笑)けれど、物語の奥が深くて、次に見る時はまた新たな発見というか感じ方がありそうなので、また見に行きたいなぁと思いました。映画も今度見ることがあれば“別の角度”から見てしまいそうというか、きっと“別の角度”から見るね・・・(笑)

 オリジナルキャストの沼尾さん、濱田さんは評判通りすばらしかったです沼尾さんはクリスティーヌも観ているけれど、こちらの方が断然ハマリ役だと思いますし(笑)、沼尾さんの当たり役だと思います。実際にこんな人は学年に一人はいるだろうな(苦笑)というキャラですけれど、憎めない。くるくる表情が変わったり、コミカルな演技はかわいかったですし、もちろん歌も素敵です♪濱田さんは前から好きな女優さんの一人。今まで見た役はどれも素敵だけれど、今まで見た中で一番良かったし、一番好きかな。とにかく圧倒的な存在感と歌唱力に感動しました!!
 その他ではフィエロのオリジナルキャストの李さんですが、ちょっと台詞が何回か噛んだり気になるところもあり残念です。でもキャラ的にはフィエロは好きかな。あとはキャラ的にネッサ、ボックが気になる存在でしたがあの猿も印象的でした(笑)。
 
 あと、カーテンコールはかなり盛り上がりましたね。記念日以外の公演でここまでというのは最近見たことないかも。客電が点いても拍手が鳴り止まなかったです。

 やはり、これはまた観たい作品ですね。沼尾&濱田コンビでまた観たいですけれど、他のキャストさんたちも気になります。

 最後に・・・全然関係ないけれど・・・「シズ大学」が静岡大学の静大に聞こえてしまった・・・(苦笑)

劇団四季 『美女と野獣』

2008年08月11日 | ミュージカル
 静岡公演2度目の観劇です。今回は2階席からの観劇となりました。前回の観劇では1階後方でしたので全体を見渡しやすかったですが、さらに全体を見渡す形での観劇となりました。先週1週間はビーストは柳瀬さんだったのですが、この週はまた佐野さんにチェンジ。3度目の佐野ビーストです。結構キャストチェンジがあったんですが、ガストンが私お気に入りの田島さん♪ということしか頭になく(苦笑)その他を帰宅するまで気がつかなかったバカです(^^;

 前回から2週間しか経っていませんが、それでもまた感動してしまいましたし、キャストが違うと印象が感じ方違うな~と思いました。

 さて、私イチオシの田島ガストン(笑)は、京都公演で観たときもそうでしたが、アニメそのまんまのガストンなので、別の意味でときめきます(笑)田島さんに似合いすぎるリーゼント、割れた顎に太い二の腕、そしてあのコミカルな動きを逐一オペラグラスで観察してしまいます(苦笑)最初の登場シーンの「知ってるぜ~い!」とか、ベルの家にプロポーズしに行くときに玄関の前に立つしぐさとか、自分の写真を玄関に飾るところとかナルシストでアホっぽくて素敵すぎます(←誉めてます・苦笑)けど、粗野ですぐ手をあげるようなところとか、野獣を殺しに行くところは憎らしくて、やっぱりガストンはこうでなくては、野獣も周りも引き立たない(笑)


 佐野さんは相変わらずお茶目で切ないビーストでした。ベルも変わらず西さん。(どうやら今週からベルは井上さんらしい。)この二人は前と変わらない印象でしたが(2週間前ですしね、佐野さんは休養があったけど・・)、ガストンが違うと、(自分の入れ込み具合もあるのか)結構違った感じになるかも・・・と思いました。

 なんか田島ガストン語りになってしまいましたが(苦笑)今度は来月14日の千秋楽のチケットが取れたので楽日にもう一度行ってきます。(楽日のチケット発売日は予想外にサクサク繋がったので取れました!)

 あと、この日は終演後に別会場ですが出演者によるミニトークショーが行われたので、せっかくの機会なので見に行ってきました。佐野さんはもちろん素敵でしたが、生の田島さんも拝見したかった(爆)


8月10日の出演者
ビースト:佐野正幸、ベル:西 珠美
モリース:松下武史、ガストン:田島亨祐、ルミエール:百々義則、ルフウ;中嶋徹
コッグスワース:青木朗、ミセス・ポット:早水小夜子、タンス夫人:竹原久美子
バベッド:有永美奈子、ムッシュー・ダルク:寺田真実、チップ:川良美由紀

『美女と野獣』ミニトークショー

2008年08月10日 | ミュージカル
 今日は『美女と野獣』静岡公演2度目の観劇をしてきました(笑)発売初日にチケットを取っていたのですが、数日前たまたまお祭りに合わせてミニトークショーが行われるということを知ったので、終演後にせっかくだからトークショーに行ってきました。(観劇記はまた後日・・^^;)↑の画像のうちわは、会場で配られていたうちわです。普通のサイズよりちょっと小さかったです。

 青葉公園通りで「夜店祭り」が行われていてにぎやかでした。人ごみの中、特設ステージへ。5時45分からというところを小1時間くらい前には会場に着き場所取りしていました(^^;。がっつり2列目の席を取ってしまった(苦笑)
 
 ミニトークショーのゲストは、この日の舞台を終えたビースト役の佐野さん、ルミエール役の百々さん、シリーガール役の荒木さんの3人。佐野さんと荒木さんは静岡県出身です。一応、写真は撮ったんですが(笑)、肖像権の問題もあり載せられませんから、私の拙い文章のみでレポします(^^;

 15分くらいの短い時間だっので、ほとんどがあらすじや宣伝でした(^^;。まず百々さんが物語のあらすじを説明。そして司会者の方がお三方の役柄を紹介されていました。
 さて、佐野さんはキラキラしていました濃かったけどさわやかだった(笑)司会者の男の人が「かっこいいですね~」と誉めると、照れてポスターの裏に隠れる佐野さんがかわいかったです(笑)故郷の藤枝ネタは少しありました。サッカー最中(?)と、なんだか(忘れました・・^^:)というお菓子とか・・・。野獣のメイクには1時間半かかるそうです。

 シリーガール(ガストンの取り巻き)の荒木さんの紹介では、司会者の人が「手元の資料に“ばか娘”って書いてあるんですが。」ってやたらと「ばか娘」って強調されていました(^^;。「実際に追いかけるタイプなのか、待つタイプなのか?」という質問には「今はガストン一筋で追いかけています!」と答えておられました(笑)今度見る時も荒木さんが出ていたら、シリーガールな荒木さんもしっかり注目してみたいと思いました!

 あと、その「ばか娘」云々の後、もう一人の女性司会者が何の役が合うか?「1
、ベル。2、ベル。3、ベル」(苦笑)と男性司会者が佐野さんに質問したら、「ばか娘」って答えて笑いを取ってました(^^;

 百々さんは、役柄同様とてもおもしろそうな方。3人の中では一番お話がうまかったかな。あまり「詳しくは話せませんが・・・」ということですが、ルミエールのあの衣裳(装置?)についてお話してくださいました。「本当に火を使っているので熱い!」と佐野さんもおっしゃっていました。大きい「チャッカマン」みたいのを手元でカチカチやっているそうです。このお芝居の役者さんは皆さん大変そうですが、ルミエールとポット夫人は特に大変そうだな~と思います(^^;

 「チケットもよく売り切ればかりと思われていますが、キャパが大きいのでまだまだチケットに余裕があるので、当日ふらっと会場に来てください。」と佐野さんがきっちり最後に宣伝されていました。

 イベントが終了して帰ろうとしたら、同行していた友人たちが「ビーストがいる!!」って騒いでいたので(笑)、何かと思ったら佐野さんが普通に一人で雨の中を傘さして歩いていました(笑)トークショーが終わったばかりだったので、ファンにしっかりつかまっていましたが(笑)ミーハーな自分もちゃっかり声をかけさせていただきました(笑)今日の舞台を見たということと、千秋楽も行きます!と話しましたが、勝手に千秋楽も佐野さんと決め付けてしまったコメントをしてしまったかな?(^^;。(でもきっとそうですよねぇ・・?)あと普通に歩いて帰るんだ!と思ってしまいました(笑)お祭りで混雑する雑踏の中に消えていく姿さえもキラキラしてました(笑)なんかすっかり佐野さんファンになって帰ってきました(笑)

劇団四季 『美女と野獣』

2008年07月28日 | ミュージカル
 今月から静岡市民文化会館で劇団四季ミュージカル『美女と野獣』が上演されています。4年前に一度京都公演で観ていますが、地元公演なので何回か足を運ぶつもりです。(今の所、今回含め2回。)『美女と野獣』も4年ぶりなら、ビースト役の佐野さんもその『美女と野獣』以来です(佐野ファントムは見ていないんですよね・・・)京都公演の感想記事を改めて読み直してみたら・・・「今度は東京で見られるといいな~」と書いてありましたが、もっと近くで上演されましたよ(笑)

主なキャストは
ビースト:佐野正幸、ベル:西 珠美、モリース:松下武史
ガストン:野中万寿夫、ルミエール:百々義則、ルフウ:遊佐真一
コッグスワース:青羽 剛、ミセス・ポット:竹原久美子、タンス夫人;秋山知子
バベッド:有永美奈子、ムッシュー・ダルク:寺田真実、チップ:川良美由紀

 初見の時ほどの感激はなかったものの(なんせ初めて見た時は最初から泣いてました・苦笑)、やはり好きな物語ですし、楽しめました!!2度目の佐野ビーストですが、最初の野獣の迫力のある声が結構好きなんですが、ベルと出会って不器用ながらも段々と変わっていく姿がとてもチャーミングですし(特に図書館のシーンなど)、見ている私も段々とビーストに惹かれてしまいました(笑)(佐野さんファンの友人の気持ちがよーく分かりました・笑)1幕最後の『愛せぬならば』はウルウルしてしまいましたし、ベルを帰してあげるところや、最後なんかもわかっているけどやはり涙が出てきてしまいます
 でもあの冒頭の王子から野獣になるところや、ラストの野獣から王子に戻るところはどうやって変わるんだろうか?と思ってしまいます。まあ企業秘密なんでしょうけど(^^;。
 ベルの西さんは初めて見ました。台詞が少し気になりましたが、歌は素敵でした。この二人のファントムとクリスティーヌ(『オペラ座の怪人』)はどうなんだろう?とも思ったり・・・。ガストンは以前見たガストンがディズニーアニメからそのまま飛び出してきたようなガストンだったんで、野中さんのはちょっと違うかな~と思ったりも・・・。
 お城の家来たちも楽しいですね!ミセス・ポットはもちろんですが、ルミエールとコッグスワースのコンビが好きです!

 来月また見に行きますが、千秋楽も決まったことだし・・・楽日に行けるといいな~と思っています(笑)ディズニー映画の方も見直そうかなと思っています。

『MOZART!』

2007年12月06日 | ミュージカル
 帝国劇場12月5日13時公演。1階M列下手ブロックにて観劇。

 初演、一昨年の再演に続き3度目のミュージカル『モーツァルト!』鑑賞です。カーテンコールの時に井上君が言っていましたが、この日12月5日は奇しくもモーツァルトの命日なんだとか。全然知りませんでしたが(苦笑)、なんだか偶然こんな日に観劇できてなんだか感慨深くなりました。

この日ははななさんにチケットを取っていただき(ありがとうございました)観劇となりました。この日が初対面でしたが、山口さんファンというだけでなく歌舞伎ファンということも共通しているので、かなりお話が弾みましたね
 はななさんの詳しい観劇記はこちらからどうぞ。

 主役のヴォルフガングは井上芳雄、中川晃教のWキャスト。一昨年は中川君で見たので、初演以来の井上ヴォルフとなりました。ちなみに井上君を舞台で見るのは『ミス・サイゴン』以来です(一体いつ?って感じですが・・・汗)やはり5年の歳月が経っているし成長したヴォルフガングだなと感じました。逆に言えば、初演の時のほうがはじけた若さがあったのか?今回は「苦悩」が伝わってきたヴォルフでした。

 この物語の特徴は、なんと言ってもアマデ(幼き日のモーツァルト)の存在。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトという天才の部分の象徴であります。無言でずっとペンを執り作曲をする・・。アマデの腕にペンを刺し作曲する1幕ラストは何度見てもゾクゾク怖くなってしてしまいます・・・。全体を通しても、2幕は少し重いというか暗いでしょうか・・・。天才とは紙一重といつも思っていますが・・・。
 モーツァルトの父親レオポルト役の市村さんはやはりすごいです。厳格ですが、あんな子供じゃかなり心配しちゃうよなぁと思ってしまいます(苦笑)いつも思いますがファントムな格好(笑)でレクイエムを依頼するシーンは不気味で凄いです。全体を通してシリアスなシーンばかりですので、カーテンコールではお茶目でした(笑)モーツァルトの姉役のナンネールもこちらも初演以来変わらず高橋由美子。相変わらずかわいいですし、素敵です。シカネーダー吉野さんもあのノリは健在ですし、ステッキさばきが素敵です!!ヴァルトシュテッテン男爵夫人の香寿たつきさんも前回見ていますが、この日は香寿さんが一足お先に千秋楽。この方は、歌がとても素敵で好きです!!!やはり宝塚出身だけあってドレスも似合うし、ドレス負けしない所作も素敵です。
 そして、今回モーツァルトの妻コンスタンツェには元SPEEDのhiroが。デビュー当時は確か小学生でしたよね?SPEEDが流行っていた当時私も高校生だったもんなぁ・・時の流れを感じます(汗)今までこの役は西田ひかる、木村佳乃で見ていますので、1幕では容姿的にも歌声的にもだいぶ幼い印象を受けました。が、かわいいしいいか(笑)2幕はその幼さはだいぶ消えましたし、ソロ曲の「ダンスはやめられない」は圧倒的な歌唱力でした。今までで一番印象的な「ダンスはやめられない」だったかも。今後もミュージカルでは期待できるかも。

(注・以下大目に読んでください・・・。)
 さてさて・・・ある意味一番のお目当てさんは・・・コロレド大司教の山口さんです。見方間違っています・・・この人は役柄的には決して笑いを狙うキャラではないのに・・・モーツァルト!お笑い担当キャラになっていると思います(爆)けれど、前回よりはおとなしかったように思います。前回は笑うようなところじゃないシーンで笑いをこらえていたので、今回は覚悟していたのですが・・・。固定された手足の角度は相変わらずですが、カクカクしてリズムをとってはいなかった・・・。
 注目の御不浄シーンもすごかったです(笑)「キタキタ・・・」っていうのがかなりツボでした。きっと山口さん自身も楽しんで演じていると思います。

 もちろん、歌も素敵!!!マントもバッサバッサと翻し・・・素敵でしたやはり存在感がありますからねぇ。


 カーテンコールはこの日が香寿さんの千秋楽だったので、香寿さんのご挨拶がありました。涙ぐまれていて・・・こちらも少し貰い泣きしそうでした(笑)で、この日はモーツァルトの命日ということもありという井上君のコメントの後、「香寿さんを送り出し・・・」というので市村さんからツッコミをされていました。「いえ無事にって意味です。」と弁明していましたが(笑)

 また中川君のヴォルフガングを見たくなりました(笑)

劇団四季 『エビータ』

2007年11月25日 | ミュージカル
 11月25日マチネ公演、静岡市民文化会館中ホール2階9列中央にて観劇。来週木曜には地元公演もありますが、日程の都合がつかないのもあるので静岡市公演のチケットを取りました。『エビータ』は、マドンナ主演の映画版を見た以来です・・・。あとは四季のCD版を聴いたことがあるくらいですね。東京公演も見に行きたかったんですけど、機会を逸してしまったので、今回の全国ツアーはなんとしても!と思っていました。最近は四季には少し・・・・なところもあったりしたのですが、今日は久々に大満足!!!!な四季でした。歌がうまい人ばかりでしたし、久々に文句のつけよがないというか、まったく不満に思わなかったカンパニーでございました。主役級の人は知っている役者さんばかりですが、しばらくまじめに見ていないと・・・誰?という人が多いです(苦笑)
 やはりロイドウェバー作品の音楽の良さも魅力のひとつ。まあ、惜しいことは・・・音響がもう少しよければいいのになぁ・・・・と思いましたが・・・。途中でマイクの雑音が聞こえてきたし・・・・。


 同じロイドウェバー作品の『オペラ座の怪人』も映画化されましたが、オペラ座の映画を見たときはは「舞台と同じだ~!」と思いましたが、今日は映画の方を先に見ているので「映画と同じだ~」と(苦笑)英語と日本語の違いはありますが。ただ「Don't cry for me Argentina」は一番好きなんですが、訳がなぁ・・・・(^^;。仕方ないんですけど・・・。エバとペロンが出会うところなどはとてもロマンチックな旋律ですし、雰囲気があるシーンでした。一幕最後の「ニュー・アルゼンチーナ」は迫力があり、とてもよかったです!!!
 ロイドウェバー作品の手法・・同じ旋律の繰り返し・・・この作品でもとても印象的でした・・・。舞台セットも印象的でした。2階からですと、舞台の使い方がよく見えたので面白かったです。

 タイトルロールの井上智恵さんは、今まで見た智恵さんの役の中で一番良かったと思いましたし、一番素敵でした!!!歌声がとても素敵ですし、存在感もあります。マドンナに負けず劣らず強かで、男を踏み台にし・・・・パワフルすぎるけれど、どこか悲しい女性でした。聖女なのか、娼婦なのか?!どちらでもあるのか?!と思いましたが・・・。どちらなのか?!

 ペロンの渋谷さんはとても渋く素敵でした。チェの金田さんは初めて見た役者さんです。金田さんとてもよかったです!!!今回が初見ですので他の方とは写真のみでの比較ですが、風貌も一番チェ・ゲバラっぽいような気がしました。声量もあり、歌もうまかったし・・・。何よりも狂言回しとしてのキャラと存在感ががって・・・よかったです!!!!一緒に観劇した友人たちの間でも一番好評でした。これからの要チェック人物となりました(笑)
 でも・・・・芝さんのチェも・・・・佐野さんのチェもペロンも見たい・・・・(笑)

 カーテンコールの最後はチェ締め?!がありました。友達ともタガー締めみたいだよねって。調べると、かなり恒例なのですね・・・チェ締め(笑)

 本当・・・何度も書きますが、久々に大満足した四季の舞台でした機会があったら『エビータ』また見たいです!!!まずはマドンナの映画版を久しぶりに見てみようかなぁ・・・。

11月25日マチネ、主なキャスト
エビータ:井上智恵  チェ:金田俊英  ペロン:渋谷智也 
マガルディ:内田圭  ミストレス:久居史子
 

劇団四季 『ユタと不思議な仲間たち』

2007年09月23日 | ミュージカル
 今日は久しぶりにミュージカル・・・というか劇団四季の舞台を見に行きました。四季のオリジナルミュージカル作品『ユタと不思議な仲間たち』の三島公演です。席は7列目というとても見やすい席でした。会場はお子様たちが多かったので、素直な笑いや驚きの声が大変ほほえましかったです。(皆さん、とても観劇態度がよかったですね~。こういう小さい子も大人も楽しめる雰囲気は、とても良いですね。)
 今日は、あいらぶけろちゃんさんと娘さんと一緒に観劇しました。(やっぱり開演前は四季の例の話で盛り上がりました・・・笑)去年の『コーラスライン』以来約1年ぶりの四季ですので、パンフレット見ても知らない人ばかり・・・(^^;。今日の役者さんはおなじみの方もいらしたので嬉しかったです。そして当日キャスト表も、忘れずにもらってきました。(なかったらちんぷんかんぷん・・・^^;)
 
 この日の主なキャストは
ペドロ:田代隆秀、ダンジャ:増本藍、ゴンゾ:伊藤潤一郎、モンゼ:岸本美香、
ヒノデロ:道口瑞之、ユタ:藤原大輔、小夜子:山本貴永、寅吉:吉谷昭雄 など。


 この物語は東北が舞台で、東京から越してきたいじめられっ子のユタが、座敷わらしたちと出会い交流することによって成長するというお話です。テレビ放映も見逃してしまった私は初めて観ました。(CDは聴きましたが・・・。)東北弁の台詞や歌というのがとてもよいし、音楽も和楽器が使われていて面白いし癒されます。そして「座敷わらし」たちのキャラクターがまた素敵でした。メイクも歌舞伎の隈取っぽくて面白いです。ペドロ親分も良いけれど、やっぱり白粉が好きなヒノデロが好きです(笑)

 飢饉や間引きなどで、生きたくても生きることができなかった座敷わらしたち。ユタはいじめられたりして「何もやる気が起きなくなって、死にたくなって何度も鉄橋のところまでいったんだ・・・」と言うユタに「ばかやろう!」とペドロ。「生きるってことは、それだけでいいものなんだ。」このやりとりに自然と涙がこぼれてしまいました。「♪生きているって素晴らしい♪」本当にそうです・・・・。昔からいじめ問題はありましたが、このメッセージはいじめに悩む子どもだけじゃなく、大人の心にも響きますね。この問題はもう年代とか関係ないかもしれませんけど・・・。

 さてキャストですが、ユタの藤原君は子どもみたいで可愛いですね(笑)たぶんコーラスラインで観ているかと・・・。あとキャッツで素敵だな~と思った増本さんも相変わらず素敵でしたが、やっぱりツボはヒノデロの道口君でしょうか。モンゼも小さくてかわいいし、ゴンゾもなかなか面白くて(個人的にはみつお君のゴンゾがどうだったのか大変気になります・笑)あとは、吉谷さんと丹さんがベテランらしく良い味出していました!!小夜ちゃん役の方の歌声が綺麗で、気になってパンフを見たらキャッツでシラバブもやっているんですね!!個人的には最後の歌を聴いて、彼女のクリスティーヌ見てみたいなぁと思ったのですが・・・。


 カーテンコールの後には役者さんたちが客席通路に下りてきて、会場全員で「友達はいいもんだ」を歌いました。『壁抜け男』以来です、みんなで歌うというの。こういうの好きです!!楽しいもんね!!私も歌いましたが、目の前でゴンゾが小さい子どもをかまっていたりするのでププッと笑ってしまいました(笑)終演後は役者さんがロビーで握手してお見送りしてくださいました。猫は客席に来きて握手だけど、こういうのは初めてです。ヒノデロ道口君素敵でした~!!小夜ちゃん役の山本さん、モンゼの増本さんに直接握手してきました。「ありがとうございます!」という役者さんたちに、私も「よかったです。ありがとうございました。」と感謝の気持ちを直接伝えることができました。そんな私の気持ちをしっかり受け取ってくれて嬉しかったです。小さい子どもにはしゃがんで握手をし、疲れているだろうに笑顔で接している役者さんたちを見て、「がんばってください!」と思いました。

 最近、このブログでは四季への不満というか批判を書いてしまいましたが、やはり素晴らしいお芝居や役者さんのがんばっている姿を間近で見ると、やはりこれからも楽しみたいし、応援したい!と思いました。どうか、劇団上層部の方にはこういうファンの気持ちを裏切るようなことはして欲しくくない・・・と改めて思いました。

 笑って泣けて、心に残って、とても良いお話でした。子どもも大人も感動できる舞台だと思います。原作も探して読んでみようかしら。いつか自分が母親になったら、子どもを連れてこの舞台をまた観たいと思いました。

 昨日は四季の『エビータ』全国ツアー静岡公演のチケットを予約しました。一番安い席だけど、妹と友人と観劇するので楽しみです。これで当分の間は退会勧告は回避されそうです(苦笑)

『ダンス・オブ・ヴァンパイア』

2006年07月30日 | ミュージカル
 去年から待ちこがれていた帝劇ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』7月29日マチネVISAカード貸切公演に行ってきました。席は一階Q列45。下手の通路側です。役者さんが一番よく通るところは同じブロックの反対側でしたが、かなり楽しい席でした

<注*以下ネタばれ有り!!>

 日本初演ということで、極力真っ白な状態で楽しみたい!!と思い、ネット等で情報を得るのは控えていました・・・。ただ、通路にいろんなものが通ることは知っていましたが(笑)この舞台楽しすぎです!!!劇場のロビーの天井からもコウモリ君がパタパタと飛んでいたり、アナウンス(日によって違うのかしら?この日はアルレード役の泉水君でした。)もお化け屋敷とかディズニーランドのアトラクションっぽい!!もし万が一、バンパイアに遭遇してしまった場合の注意点とか・・・。かなり楽しすぎる〜!!
 1幕は、動きらしい動きはほとんどないけど、2幕はノリノリ!!!雰囲気を楽しめ!というノリ(笑)ツッコミどころ満載ですが(苦笑)楽しみましょう!!

 山口さんは相変わらず素敵な歌声最初、トート閣下みたいだなぁと思いました。が、次に入浴中のサラの元に現れた時の登場シーンにびっくりしました。
まるで紅白歌合戦の●川●一のような装置じゃないかと・・・(ゴメンナサイ)
 トート閣下の羽根つきゴンドラのような衝撃的(笑撃的?!)登場シーンに笑いをこらえる私・・・。コウモリを意識しているんだろうけど、グライダーみたいなんだもん・・・。あれ、もうちょっとどうにかなりません?!(^^;。ついでに2幕でもその装置(?!)で登場した時はさすがに笑ってしまった・・・。手足の角度も相変わらずですが・・・・(苦笑)でもダンスシーンは激しいダンスでなく安心して見ることが出来ました。(←貶しているわけではありません。愛しています!!)
 山口さんは予想よりも登場時間が少なかったけど、マントは似合うし、歌声は素敵だし、ソロもあるし、何よりもかっこよいし素敵!!!最高でした!!笑ってしまうところもあるけど、この舞台自体コメディだからまあそれもOKかなと思います(笑)

 市村さん演じるアブロンシウス教授ヴァンパイアの研究をしています。もうね、市村さん最高ですよ!!!友達3人と一緒に行きましたが、終演後は「市村さんと吉野さん最高!!!」と!客席いじりもそうだけど、なによりも市村さんが楽しんで演じているというのが伝わってきて、見ているこちらもとても楽しかったです。やっぱこの人いいわ!!1幕で殴られた後に貼った後頭部の絆創膏がキュート!伯爵のお城で、棺桶を見つけた時の格好!すべてがキュートすぎます!!!私、同じブロックの反対側の通路側席だったら市村さんとハイタッチできたのになぁ・・・。でも近くで見られたからいいや。
 教授の助手の泉水君ですが、かわいかったです!私は彼のマリウスは見ていませんので、『ミス・サイゴン』のトゥイのこわーい表情の役しか見たことがありませんでした・・・。市村さんに「1・2・3・・・・3だよ、3!!」とツッコミを入れられているところがツボ最後は「あれあれ〜!」でしたが(笑)
 サラもWキャストで、この日は劒持たまきさん。お風呂シーンは思っていたより多かったですけど(笑)綺麗でしたし、素敵でした!!
 佐藤さんと阿知波さん所々、テナルディエっぽい!と思いました。あれよりはかわいいけど(笑)駒田さんの役は、市村さん以上に本人とはかけはなれた格好になっています。気持ち悪いけど面白かったです。市村さんの次に笑いをとっていたかも。

 そして、ある意味山口さんや市村さん以上に心に残ったのは吉野さん!!!山口さん演じるクロロック伯爵の息子のヘルベルトの役です。吉野さんはきっとヴァンパイアの役が似合うんだろうなぁと想像していましたが、想像以上!!!そして・・・
お尻が印象的でした・・・(笑)
 まさか、あんな風に迫るシーンがあるとは。教授たちが伯爵に案内される時から妖しい!!妖しいけど面白い!!!もうなんて麗しい親子なのでしょう!!舞踏会でサラの手を引くところも妖しい!そしてダンスのキレは最高でした!!

 物語というよりも、舞台のノリを楽しめるミュージカルです。ほんと楽しかった!!!私は通路側でしたが、役者さんが頻繁に通るところは同じブロックの反対側でしたが(^^;。でもヴァンパイアに脅され(2〜3回)、ふつうにびっくりしました(笑)で、フィナーレは客席もノリノリ!!この時も近くに禿頭のヴァンパイアがいました(笑)そして最後のかの方の度アップにもびっくり&爆笑です。2幕をもう一度見たいなぁ〜。

 終演後は、貸切公演の挨拶がありました。市村さん、いきなり山口さんに十字架を見せ、怯える山口さん(笑)市村さんは「三井住友VISAカードのみなさんは、こんなにミュージカルがお好きで!」とかひたすら「三井住友VISAカード」の宣伝をしていました。一方山口さんはマントから、VISAカードのポスターを出しました。(ここで場内爆笑。)そして牙をつけているから喋りにくいという設定なのか、こもった声で「ほぉんじぃつはぁ〜、おーこぉしぃくださってぇ、まーことにぃー、あーりがとぉございましたぁ〜」というご挨拶。涙出るほど笑わせてもらいました(笑)山口さんのまともな挨拶を聞いたことがありませんが(苦笑)でも山口さんの舞台挨拶にはいつも楽しませてもらっています!!!本当に楽しい公演でした!!
 あとパンフはまだ舞台写真はなく、稽古風景の写真のみですが、(海外の舞台写真はあるけど。)、リンゴを食べている山口さんと市村さんのショットに和みます!!!

『コーラスライン』 富士公演

2006年07月10日 | ミュージカル
 劇団四季『コーラスライン』7月9日(日)13時開演、富士公演に行って参りました。ケチってC席にしたのですが、2階の9列・・・舞台から遠い!!!!歌舞伎座の幕見より遠い!!!確か大学時代に、授業で途中まで映画の方を見ています。(マイケル・ダグラスが出ているやつ。)正直言うと、その時から「あまり好みの話ではないなぁ」と思っていたのですが、舞台はまた違うかも!と思いチケットを取りました。

 あらすじは、新作ミュージカルのコーラスダンサーのオーディションで17人のダンサーが、演出家のザックの質問「履歴書に書いていない、自分のこと」に答えていく・・というお話です。

 結論から言うと、やっぱりあまり私の好みではないかもしれません・・^^;(あくまで私の嗜好の問題ですのでご了承ください。)途中寝てしまったし。(ミュージカルで寝たの初めて・・・^^;。)で、四季独特の歌い方やせりふ回しの悪い特徴(音ははっきりしているけど、それが言葉として発することができていないから台詞が伝わってこない。)が顕著に出てしまう人とか、そういうところが気になってしまったりした・・・・。

 でも冒頭と最後は良かったですよ。飯野おさみさんかっこいいし。オーディションで3人とかペアで踊っている時、「きっとわざと下手に踊るのも大変なんだろうなぁ」と思ったりしました。そういうのも含めて踊りの場面はさすがという感じ。最後の「もし踊れなくなったらどうする?」という質問は印象的。最後の『ONE』も感動的でウルウルしてしまいました。あと、舞台後方の鏡も面白かったです。
 役者さんでは飯野さんのほかに、道口さんのボビーが印象的。キャラもだけど、なんかラーメンズの小林賢太郎さんになんとなく似ていたから(笑)でも道口さんはなかなか良いと思いますよ!!あとディアナの木村花代さんも印象的でした。

『レ・ミゼラブル』(中日劇場)

2006年03月07日 | ミュージカル
 名古屋公演3月5日マチネを見てきました。前日は発表会に参加し鼓を打たせて頂き、翌日は同じ時に名古屋で『レミゼ』が上演されているし見たいな〜と思って都合良い日程でご贔屓の山口祐一郎さん出演日に当たったので、チケットを予約し観劇してきました。名古屋でお芝居を見るのは初めてなので、もちろん中日劇場も初めて。へぇ、9階に劇場があるのですね。でも行き帰りのエレベーターが混むのでちょっと不便・・・^^;。遅れてしまった人もいないか心配になります。ほぼ一年振りの『レ・ミゼラブル』です。CDも封印して(正しくは、何かを聴く時は、本番が近いので、必死にお稽古の録音したものを聴いていた。という・・・。)この日に臨みました・・とは大げさか(^^;。私の席はケチってA席にしたのですが、2階10列真ん中通路側。一番後ろですが、見やすかったし、後ろに誰もいないのも気を遣わなくてよいかも。
 
 まずは全体の感想をば。冒頭の「♪ジャ、ジャーーン、ジャージャジャーン♪」の音楽はやはりゾクゾクと鳥肌が立ち、一気にレ・ミゼの世界に引き込まれます。そして、今まで帝劇の一階席でしか見たこと無かったのですが、今回初めて2階席で上から見るのも良いものだなぁと思いました。全体の動きをよく観察できますし。(役者さん観察はオペラグラスで・・・^^;)あと、お客さんはお子さん連れが多かったし、ノリが良かったかも。いつもテナルディエの酒場の歌や結婚式のところで手拍子起きたし。(東京でもあったっけ?と思ったけど、なかったような・・)そして、やはり2幕は涙流れっぱなしでした・・・てか、今回は司教様の銀の燭台のエピソードでもきたんですけどね・・・。特にガブローシュの死とバリケード陥落の場面からラストまでは止まらなかった・・・。愛と許し、バルジャンの負い目と変わりたいという気持ち、誰かを幸せにすることの意味というものを今回は深く考えるようになれたかな・・・?

 さてお目当ての山口バルジャンですが、相変わらずの歌声に惚れ惚れだけど、相変わらずの手足の固定された角度と動きに目がいっちゃうけど・・・。きっと歌いやすい姿勢なのかな?と思います・・・。で、今回はパパ度がアップしていたように思いました。コゼットを引き取って、例の抱っこでグルグルする前に「おいでっ!」と笑顔で抱き寄せて・・・すごい愛情を感じたのですよね。例のコゼットクルクル回し(?)は激しかったです(笑)その時ほど「ああ、リトル・コゼットになりたいわ・・・」と思うのですが・・・とっくに年齢はオーバーしていますが・・・(^^;。バリケードで『彼を帰して』の後の祈りにも涙。最初はマリウスに対しては複雑な気持ちがあたのでしょうが・・・必死になり傷ついた彼を助ける慈悲深さに涙です。コゼットとマリウスの二人を見つめる姿に胸がきゅんとしてしまいます・・・。やっぱり、祐一郎さんは優しいパパだなぁ・・・。それは、今まで犯罪者として過ごし、脱走して社会的地位を築いてからも抱き続けていた罪ほろぼしをどこかでしているというのもあるのでしょうけど、コゼットに対する愛情の深さはとても感動的です。最期、天に召される場面では神々しさすら感じました。「私は父じゃない」と告白して・・・だけど二人は強い絆で結ばれているし、きっといつまでも二人を見続けることでしょう・・・。

 お初の今ジャベールです。今まで岡さんのジャベールしか見ていないので、当たり前のことながら役者さんによる違いを楽しみました。岡さんは冷静でちょっと高貴というかプライド高そうなんですけど、今ジャベールは人間っぽさを感じました。そして非常に熱い男というか・・・(笑)とても細かい演技をする方だなぁというのが印象。『対決』では激しいぶつかり合いです。その時の警棒の持ち方がフェンシングっぽいなぁと思いました(^^;。で、バリケードでガブローシュに正体を見破られた時の「みつかっちゃった?」なんてちょっとまぬけな表情も人間臭かった。そして、捕まった後の「好きにすれば?お前らにできるのかな?」という開き直り態度と、バルジャンに解放され「殺せ!今すぐ!」と喉元をナイフで切る振りをするのが印象的でした。そして、最も印象的でしたのが、事前にはななさんに情報を教えて頂いていたのですが、バリケード陥落後にジャベールは死体を見て「バルジャン」を探すじゃないですか・・・で結局その中にバルジャンはいないですが、その後にバリケードで祈るんですよね・・・。ジャベールは警察だから、学生たちとは敵対する関係。だけど、一人の人間として沢山の学生たちの死という惨状に祈りを捧げているのかな・・・?と思い、かなり泣けてきました・・・。この祈りも人間ぽさを表しているし、後の傷ついたマリウスを見てバルジャンを逃がし、そして精神的に崩壊しての自殺に繋がると思うのです・・・。岡さんはプライド崩壊、今さんは職務と人間としての感情に悩んで精神崩壊という感じがするのです・・・。うん・・・今さん良かった。またジャベールという人間の奥深さを考えてしまいます・・

 ジャベールも「牢獄で俺は生まれた」と言っているので、親が犯罪者?(例え無実の罪であろうが)ですが、今は司法の側にいる人間。バルジャンと同じく過去の自分を嫌い変わろうとしている結果、悪を追放しようとしているのでしょう。それが神の御心だと。しかし、自殺して神を裏切ってしまう・・・(キリスト教では自殺は大罪)でも彼は悪人ではない。バルジャンにどのような理由や事情があろうと彼の目からは「脱獄犯」という事実しか見えない、だから追い続ける。けれども最期は神に召されたバルジャンとの違いは、彼は罪を犯した者は罰を受けるべきで、神の道を行くのは自分という考えで生き、愛、施し、許しということを知らなかったからなのでしょうか・・・?うーん奥が深いなぁ・・。

 その他キャストの感想をば・・・岡田マリウスは二度目の鑑賞ですが、安定していて、相変わらず優しい感じがとても素敵!!エポニーヌの気持ちに全然気づかない天然君な感じですし(笑)誠実で、コゼットが好きになり、バルジャンが安心してコゼットを預けられる!と思えるマリウスです。『カフェ・ソング』では、自分だけ生き残ってしまていいのだろうか?と苦悩する姿に涙・・・。河野コゼットもおそらく二度目。上品なお嬢様といった感じ。エポニーヌはお初の新妻さん。かわいいな〜。なんか元気いっぱいな感じ。でも打たれた傷をあんなに見せたっけ?とふと思いました。学生メンバーでは、評判通り岸アンジョルラスがかっこよかった!!戦隊物でレッドをやっていたらしく、まさにぴったりの赤チョッキのリーダー、レッドです!!(笑)前に見たアンジョがちょい地味だったから、リーダーはかくあるべし!!なんて余計にそう思ったのかも(^^;。
 ファンティーヌの井料さんは二度目。美人なんだけど・・・歌声が以外と低い?オペラ座のクリスティーヌ(CDだけですけど・・・)よりも低いような?だから、いまいち見た目に比べて儚げが足りない・・?!初めてみた時の高橋由美子さんのを見たくなってしまうのよね・・・。
 テナ夫妻は佐藤さん&瀬戸内さん。どちらもお初に観劇。前回見た徳井&森くみさんはノミの夫婦でしたが(笑)今回は意地悪夫婦?!常にがめつい感じです。でもさすがWAHAHA本舗団長佐藤さん・・結婚式のメイクやばすぎだし(笑)瞼に目を書いているし(笑)

 カーテンコールは数えるのを忘れましたが、何回もありました。今さんとのがっちり握手が印象的でした。引っ込む時の山口さんの走り方(小走り)がやっぱりカクカクって感じで可愛いです(笑)最後はリトル・コゼット、リトル・エポニーヌの真ん中に立って、ガブローシュ君もすぐ隣にいたし、完璧に保護者でした(笑)リトルコゼットとの演技でも思いますが、きっと山口さんは本当に子供が好きなんだと思います。で、やはり拍手が鳴りやまない時は祐一郎締めです(笑)この日は、そんまま両脇にリトルコゼット&エポニーヌと手を繋いで、何度もお辞儀していらっしゃいましたほのぼの〜♪

 今回も改めてレ・ミゼラブルは素晴らしい作品だと感じました。日本と文化の違う国の作品ですし、きっと奥深い宗教的メッセージがあると思いますが、でも国境を越えた普遍的なものがあるから素晴らしいし、ずっと愛されるのだと思います。いつかウエストエンドで見てみたい作品です。