みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

ラーメンズ第16回公演 『TEXT』

2009年08月18日 | DVD(映画以外)
 小林賢太郎・片桐仁の二人によるお笑いコンビ・ラーメンズの公演のDVDを見ました。

 ラーメンズが好きと言うと、大体の反応は「誰?」なんですけどね(汗)続いて多い反応は「まだいるんだ!」(多分「爆笑オンエアバトル」を見ていた人かな。)そしてその反応をした人の中には「ラーメンズ好きって人って、変な人多いんだよねー」と・・・・(爆)私の周りにもラーメンズファンはぼちぼちいますけどね・・・まあ、認めておきましょうか(苦笑)えーと、ラーメンズ公演は実際には見に行ったことはないけれど、だいたい公演は、ほとんど映像で見ているかな・・・?

 収録ネタは「50 on 5」「同音異義の交錯」「不透明な会話」「条例」「スーパージョッキー」「銀河鉄道の夜のような夜」です。

 まったくセットがない舞台。たまに着替えることもあるけれど、基本的に大げさな道具や衣装は一切ないシンプルな舞台、そして裸足の二人。セットもそうですが、何よりも言葉遊び、この公演にちりばめられた点が繋がるラストにはすごすぎるとしか言えません。

 とはいえ・・・まったく馬鹿らしい(?)「スーパージョッキー」のような、賢太郎さんがずーっと黙っていて、仁さんが一人で暴走しているようなのも好きなんですけどね~(笑)「テレフォン」とか「あぶね~あぶね~」なんかはお決まりネタ?!(笑)ちなみに私は怪傑ギリジンでラーメンズに堕ちました(爆)

 賢太郎さんの才能と、仁さんの個性がミックスされた知的でアートな笑い。まだ彼らの世界を知らない方たちには、是非是非触れていただきたいものです。(テレビにはあまり出ないので、実際の舞台を見るかDVDでしかチャンスはないですが。)

『大和秦曲抄~能楽 謡と囃子の世界』

2009年08月05日 | DVD(映画以外)
 以前より大倉源次郎師のHPで宣伝されていた源次郎先生プロデュースのDVD『大和秦曲抄』が今日手元に届きました。当初は「そんなのが出るんだ~」とブログをさらっと読んでいたのですが、詳しい内容をみてみると・・これまで出ているお能DVDとは違って囃子にクローズアップされた作りですし、何よりも鼓は大小ともに大倉流の先生方ばかりですし興味を持ち始め・・・(亀井広忠さんは違いますけど。)それに私は大倉流小鼓を稽古しております。同じ小鼓でも流儀が変わるといろいろ変わってくるので、これはお稽古の参考になりそうだわ♪ということで購入を決意(笑)予約までして楽しみに待ってました。

収録曲は
第一部 大和の神々
『翁』『三番三』『神舞』『三輪』『鞨鼓』『野守』『獅子』

第二部 謡と鼓の世界
『歌占』『松虫』『勧進帳』『三井寺』



 第一部はすべて居囃子形式(謡と囃子のみ又は囃子のみ)で第二部は一調(謡一人と鼓一人のみで鼓は常とは違う特殊な手組みを打ちます。)で、舞はなしというはっきり申し上げますと、かなりマニアックな内容となっております。何せ・・・お能の放送があっても、メインに写るのはだいたいシテ方。普段の放送ではあまり注目されにくい、締緒を解いたり、鼓を持って構えるところ、鼓を打つところなど囃子方の所作をじくりと見ることができるのもうれしいところ。または男前の源次郎先生♪をじっくり観るもよし(?)

 小鼓を稽古していても、お能を見に行くと、さらには好きなシテ方だとなおさら舞台で待っているシテに注目してしまいがちですが、これは本当に囃子に注目できますね~。謡も観世は梅若玄祥師、宝生は辰巳満次郎師という私もお気に入りの方々。お二方の謡は声が素敵ですのでとても好きです。他では、大鼓方の山本哲也さんのファンになりそうですし(笑)、六郎兵衛さんのお笛もとても素敵です♪
 
 第二部の一調は打楽器奏者一人と謡一人の演奏。いずれも聴き応えがある方たちばかり。謡も囃子も技量が求められます。普段の手組みとは違うので(それゆえ打つことを許されるのは一定レベル以上の人)、以前舞囃子で打ったことがある『松虫』なんかは、こういった違いがあるんだ・・・私にはいろいろな面でまだ無理だな・・と思ったり。
 あと面白いなと思ったのは、左手の調べの扱い具合を見ることができたこと。(マニア視点ですね・・・舞台を見に行って脇正に座っているとたまに観察しますが・・苦笑)小鼓は、左手で鼓を持つのですが、調べ緒の握り具合で音を調整するのです。これが難しいのですよね~。その締め具合のタイミングを度アップで観られる映像ってあまりないですからね。

 メイキングでは、楽屋で小鼓を組んだり、大鼓の皮を炭火で焙じ、力いっぱい締め緒を締め上げる・・・そんな風景や、切戸口の出入りの様子を内側から撮っていたり・・・。お稽古をしてかつ舞台を踏んでいる素人は別ですけど、普段見ることのできない視点からも見ることができるのはかなり貴重ですね。あと、源次郎先生はじめ能楽師のみなさんからのメッセージも収録されてますよ。(六郎兵衛さん・・・声も渋くて素敵♪)そして、解説の冊子も親切です。英語・中国語の解説もあります。(勉強になるかも!)


 それにしても、やっぱりかっこよく囃子の演奏がきまると・・・とってもカッコイイ!!だから、好みの問題はともかく、まずはいろんな人に知ってほしいなと思っています。なので、能楽ファンやお稽古をしている方はもちろん楽しめると思いますが、興味はあるけれど難しそうだし敷居が高くてどうも・・・という方にはぜひこのような映像からご覧いただければと思います。もちろん・・・生の舞台に勝るものはないですけれどね。

探偵!ナイトスクープ DVD Vol.10「大津のパラダイス・南郷水産センター」編

2009年03月28日 | DVD(映画以外)
 先日見た宮崎のパラダイス・だるまの里編に続きvol.10、「大津のパラダイス・南郷水産センター」編も続けて鑑賞。(記事にするのは遅くなってしまいましたが・・・)こちらも続けて桂小枝の爆笑パラダイスなど全部小枝探偵!という構成となっております。収録内容は

「大津のパラダイス・南郷水産センター」「サルはカメを恐がるか」「堺のパラダイス・南楽園」、「寝ると汚れが落ちる!?」「広島のパラダイス・安福寺」「幻の冬虫夏草」「宮崎のパラダイス・だるまの里PART2」
 小ネタ集として、「コーラとラムネ菓子で・・・」「8ヶ月開けていないお弁当」「出前が早い店」となっております。

 放送で見たのは「コーラとラムネ菓子で・・・」くらいかなぁ。

 大津のパラダイス・南郷水産センターは水産部門の方よりも遊園地がすごいですね~。あのジェットコースター・・・ある意味富士急ハイランドにあるようなものよりも怖いのではないかと・・・。ネットで調べたら観覧車はないそうですが、ジェットコースターはまだあるみたいです(笑)
 堺のパラダイスはアスレチックがすごかったです。広島のパラダイスはお寺がパラダイスという意外性が・・・(笑)そしてグレードアップしただるまの里(笑)本まで出しているし。でも、もうないんだ・・・。

 他のネタは個人的にはそんなでもなかったですが・・・出前の早い店が凄かった!!うどんへの愛はすばらしいです。




 DVDには、こんなパラダイスマップが入っていました。

 
 そういえば、箱根のパラダイスの回の放送を見ました。ああいう風になっているのか(爆)それにしてもお金取りすぎ~(^^;。その前の依頼の盲導犬ラルクがよかったので、ちょっとガッカリ感が(苦笑)

『探偵!ナイトスクープ DVD Vol.9 宮崎のパラダイス・だるまの里編』

2009年03月18日 | DVD(映画以外)
 今まで『探偵!ナイトスクープ』のDVDは全部チェックしていますがレンタルでして。でも今回は新しく発売されたボックスを買ってしまいました(笑)だって、桂小枝の爆笑パラダイスなんですもん(笑)その名の通り、全編小枝探偵の依頼というものでございます。


 収録されているネタは、「宮崎のパラダイス・だるまの里」「お酒が大爆発」、「有田のパラダイス・黒潮フルーツ楽園」「食べられるラーメン鉢」「岡山のパラダイス・頭島川辺荘」「イタリア水着の謎」「人間パラダイス・富山のエジソン」「動物モノマネ対決」となっております。パラダイスといっても全編パラダイス(人間含め)ではないですが・・・DVDに収録されているだけあってどれも面白いものばかりですけどね。どうせならパラダイスばかりにしてほしかったな~。


 宮崎のパラダイスだるまの里は、vol.10にも続きがありますし感想はまたそちらの感想に・・・。先日の放送(DVDの宣伝があった回)でも少し流れていましたね。フルーツ楽園も楽しかったです。お金を入れなくても手で動かして乗れる車。うん、アミューズメントガーデンや楽しいマジック(笑)ジェットコースターより怖い果樹園。けど果物はおいしそうだし、景色はなかなか良いかも!
 岡山のパラダイスも非常にすばらしいですね(笑)民宿ですが・・・それは依頼文にもあったようにアミューズメントパークと言ってもよいでしょう。旅籠風の外観、そして出迎えてくれるのは江戸の風情がある旅籠のご主人。台の上に昇るのも、すべるのもスリリングな滑り台。国際的な迎賓館。そして屋上のスペースシャトルは・・・なんともいえません(笑)
 人間パラダイス富山のエジソンは、放送で見たことがありました。そのときもかなり強烈なインパクトがありましたが、再見でもそれは変わらず・・・アコーディオンを弾きながらの登場ですでに・・・です(笑)人より一歩先に進める下駄は普通に歩いた方が・・・って感じだし(爆)色々な発明が・・・無駄なものばかりで・・・でも、よく作ったなとは思いますが(^^;あのマジシャンのおじいちゃんといい、お年を召しても何かに夢中になれるってすばらしいなと思います。

 そのほかでは、爆発するお酒は、爆発たまごとはまた違った爆発ものですね。でもあれは買った人はかなり困るよねぇ・・・。ラーメン鉢は、食品ネタはさすが林先生!といいますか。イタリア水着の謎もかなり笑えます。動物モノマネもいい年したおっさんのわがままにつきあったというか・・・特に真面目そうなスーツのおじさんが動物のものまねをするのはおかしすぎました。


 ということで、後日vol.10「大津のパラダイス・南郷水産センター」編もアップ予定!!

『絵島生島』

2009年01月09日 | DVD(映画以外)
 1971年に放送された連続ドラマ『絵島生島』のDVDを借りてきました。DVD全4巻を年末年始に鑑賞。大奥女中の絵島が有馬稲子、生島新五郎は片岡孝夫(現・仁左衛門)という配役。まあ、借りてきたのは若かりし頃の仁左衛門さんを見るためなんですけれどね(笑)ストーリー自体は、大奥系の女のドロドロしたお話が苦手なのですけれど、随所に出てくる歌舞伎シーンが素敵!仁左衛門さん・・・若い~素敵~!(今も素敵ですが♪)と思いながら見ていました。けれど・・・ちょっと細すぎ(^^;とも思ったり(笑)

 結末自体は知っていることですが、絵島の死後1年後にご赦免になった生島は後を追うように死んでしまった・・・というのは、切なくなりました。

『アンドリュー・ロイド・ウェバー ザ・コンサート』

2009年01月06日 | DVD(映画以外)
 TSUTAYAにあったのでレンタルして鑑賞。アンドリュー・ロイド・ウェバーのおなじみの作品、『ジーザス・クライスト・スーパースター』『エビータ』『キャッツ』『オペラ座の怪人』からおなじみの曲ばかりです。
 北京で行われたコンサートということで、冒頭は一瞬別のものを借りてきたかと思うような映像(笑)時折入る司会の中国語以外は、全編原語の英語です。フルオーケストラの演奏を聴くだけでも楽しいですし、改めて良い曲ばかりだなと思います。知らない曲もありましたが、またミュージカルも観たくなりました。

歌舞伎名作撰 『勧進帳』

2008年12月09日 | DVD(映画以外)
 図書館で借りてきました。昭和18年収録のもの。七世松本幸四郎の弁慶、十五世市村羽左衛門の富樫、六代目尾上菊五郎の義経という顔ぶれです。七世幸四郎は、生涯で1600回も弁慶を演じられた方だそうです。十五世羽左衛門や六世菊五郎という方たちももはや伝説的な方たちですものね・・・。名前と写真でしか知りませんというような方たちです。このお三方の動いている姿を見るだけでも一見の価値ありでしょう。

 こうして貴重な映像をDVDで見られるのはうれしいです。生の舞台に勝るものはないけれども、こういう風に映像で過去の名優たちの演技を見るのはありがたいことではありますね。
 

 あと本編の感想からは若干それますが、昔の歌舞伎座の桟敷の装飾がおしゃれだな~と思いました。この歌舞伎名作撰シリーズのDVDもいくつか図書館に入っているので、これからも少しずつ見ていくつもりです。

『歌舞伎のいき 第3巻 〔世話物・和事・新歌舞伎〕編』

2008年12月03日 | DVD(映画以外)
 図書館に『歌舞伎のいき』3巻も入ったので早速借りてきました。世話物・和事・新歌舞伎の演目として『白浪五人男』『籠釣瓶花街酔醒』『魚屋宗五郎』『東海道四谷怪談』『封印切』『廓文章』などが紹介されています。

 『籠釣瓶』は好きな演目の一つ。また玉三郎さんの八つ橋で見たいなと思いました。できれば勘三郎さんとのコンビもよかったけれど、播磨屋さんと玉三郎さんでも見てみたいです!!『魚屋宗五郎』は菊五郎さん、若いときのかな?かっこいい!!
 そしてこの巻にも仁左衛門さんの舞台が紹介されていて個人的にうれしかったです(笑)『伊勢音頭』『廓文章』『与話情浮名横櫛』『元禄忠臣蔵』など。いずれも拝見していますが、また舞台で拝見したいです!


 『歌舞伎のいき』シリーズ
「第1巻 〔基礎編〕」「第2巻 〔荒事・時代物〕編」「第4巻 〔舞踊・新時代の歌舞伎〕編」

『歌舞伎のいき 第4巻 〔舞踊・新時代の歌舞伎〕編』

2008年11月25日 | DVD(映画以外)
 DVDブック「歌舞伎のいき」シリーズを1巻、2巻と図書館で借りましたが、なぜか3巻の入荷がまだでお先に4巻を借りてきました。そして相変わらずこちらは本部分がまだ借りられない。。。こちらは舞踊と新時代の歌舞伎となっています。

 新時代の歌舞伎は、野田歌舞伎や蜷川歌舞伎などが紹介されています。個人的にはあんまり新作って好みでないものが多いけれど(能楽にでもそうですが・・)『十二夜』はかなりお気に入りの部類かな。あれは機会があればまた見たいですし。好みには新作も古典もあまり関係ないのかもしれませんけれどね・・・。いろいろなジャンルがあるのもまた歌舞伎の魅力の一つですよね。

 舞踊はこのDVDで紹介されているものは結構見ていますが、『忍夜恋曲者』は見たい演目の一つです。

『歌舞伎のいき 第2巻〔時代物・荒事〕編』

2008年11月19日 | DVD(映画以外)
 第1巻の基礎編が良かったので例によって図書館で借りてきました。この「歌舞伎のいき」シリーズはDVDブックなのですが、DVDと本部分が別々に貸し出されています。あと新入荷のなので、本はまだ貸し出されていませんでしたのでDVDのみで・・・。2巻は荒事と時代物の紹介をしています。

 見たことあるものが多いですが、色々な作品のダイジェストもありますし、初心者の方だけでなく、楽しめると思います。羽左衛門さんが懐かしかったです・・・(もっとも私は最晩年しか拝見しておりませんが。)あと『伽羅千代萩』では仁左衛門さんの八汐と仁木の映像を見ることができてよかったです。仁左衛門さんの仁木は見たことあるけれど、八汐は未見なんですよね~・・・。これだけでも買ってもいいかも・・・と思った単純なわたくし(苦笑)

 図書館にはなぜか3巻はまだなくて、4巻がありましたので、そちらを借りてきましたので、そちらの感想はまた後日・・・。

ドラマ 『鹿男あをによし』 

2008年11月17日 | DVD(映画以外)
 放送中は玉木宏主演ということで気になっていたけれども見られませんでした。(私、玉木宏が割と好きなんで・・笑)その後万城目学の原作を読んで面白かったので、これはドラマのDVDが出たら見ないと!ということで全部借りて見ました!

 玉木宏は神経質そうな感じがよく出ていました。千秋様とは対照的な駄目男とまではいかないけれど不運な男。所属していた大学でへまをして半ばクビ同然で奈良の女子高に臨時教員でやってきて、そこで言葉を話す不思議な鹿に出会う・・・。原作を読んだ時も思いましたが、ただのファンタジーでなく、卑弥呼とかそういうネタが好きだと結構楽しめますよね。藤原先生が原作とは違って女の先生(綾瀬はるか)になっていたのが、少し不要だったかなと思いましたが・・・・連続ドラマにするには、いつも出てくるヒロインが必要だったのかしら?でもマドンナと堀田イトだけで良いような気がするけどな~。でもマドンナは想像していたよりもそんなに綺麗ってわけでなかったなぁ・・・(^^;。でも藤原先生以外はかなり原作のイメージどおりというか、奈良のいろいろな風景、遺跡などが見ることがで良かったです。奈良に行きたくなってしまいました。

 リチャードが児玉清っていうのはぴったりだったし、堀田イトもイメージどおりというか。どんどん素敵になっていった。大和杯での剣道シーンはかっこよかったし、最終回はかわいかった!!だから・・・藤原先生を女性にするのは余計だってば(苦笑)

 そして、重要な登場人物(?)のしゃべる鹿の声は山ちゃん。ぴったりでしたね(笑)「鹿せんべい」必ず食べる修学旅行生っていますよね(苦笑)


 ドラマの出来自体にはかなり満足しました。 同じ作者の作品『鴨川ホルモー』も劇場作品として映像化されます。というか映画化に続き舞台化もされるそうで・・・映画はまだしも舞台って・・・想像つきません~学生同士のお話ならまだ分かりますが、ホルモーどうすんの?舞台は多分見にいけないと思いますが、映画はチェックしようかなと思っています。でも、作品的には『鹿男~』の方が好きだな。

『にほんごであそぼ 萬斎満開』

2008年11月11日 | DVD(映画以外)
 「ややこしや~ややこしや~」って少し前になだぎ武がネタに使っていましたが・・・5年くらい前に一世を風靡した(?)フレーズでしたね。ごく一部かもしれませんが、「にほんごであそぼ」がスタートした時、道ですれ違う子供たちが「ややこしや~」とか「じゅげむ」を大きな声で言っているのを聞くと「良い子だ!」とにやついていたもんです(笑)これも図書館で借りてきたのですが、確かこの前にも『萬斎まんさい』という「にほんごであそぼ」のDVDがあるはず。こちらは「ややこしや~」(『まちがいの狂言』)も別バージョンで収録されています。

 『まちがいの狂言』は普通の狂言とは少し違いますが、狂言の中でも親しみやすい曲を分かりやすく短い時間で紹介しているのは楽しいですよね。『末廣かり』『茸』『鐘の音』『鶏婿』などが収録されています。

 この番組、最近全然見ていませんが、良い番組ですよね。他にもいろいろな方が出ている番組ですが、これは萬斎さんのみに絞ったDVDです。

DVD 『狂言劇場 その壱』 野村万作+野村萬斎~「三番叟」「鎌腹」「川上」~

2008年11月09日 | DVD(映画以外)
 図書館にあったので借りてきました。世田谷パブリックシアター芸術監督の萬斎師プロデュース公演です。世田谷パブリックシアターには一度も行ったことがないのですが、橋がかりが通常の能舞台と同じ位置にあるもの、後方や上手側にも橋がかりがあったり、鏡板の代わりに注連縄が掲げられていたりするのがのが印象的です。なので入退場なども常とは違う使い方がされていて面白い試みではあるなと思います。狂言の他に能楽囃子(演奏)も収録されています。
 
 『三番叟』
 萬斎師の三番叟は颯爽としていますし、体のキレ、足捌きがカッコイイです!お囃子も笛が一噌隆之師、小鼓が大倉流の源次郎師、吉阪師、古賀師の御三方、大鼓が亀井広忠師という顔ぶれ。けれど、これはお囃子の音響に限らず台詞もそうですが、どうもこういうホール的空間だと鼓の響き方などが気になります。実際そこの空間にいるのと、映像はまた違うのかもしれませんが。

 『鎌腹』は以前、茂山狂言会で見ました。夫が仕事をしないからと妻にいつも文句を言われる怠け者の夫が妻へのあてつけに死のうとする時の一人芝居(?)が見所です。死のうと試みるけれど、死ねない・・・・なんとなく妻が怒る理由も分かるような。けれど、ラストは以前見た茂山家のものとは違いました。個人的には以前見た茂山家のスパイラルな展開を想像してしまうにぎやかな(?)終わり方の方が好きですね。

 能楽囃子は特に曲名などがありませんが、『道成寺』の囃子をアレンジした『道成寺組曲』でしょう。乱拍子など緊迫感はシテ方と共に作るものかもしれませんが、囃子のみでも急之舞や祈りなどカッコイイですね。


 このDVDに収録されているもう一つの狂言『川上』も『鎌腹』同様に夫婦のお話。こちらは目が見えなくなった夫が、目が見えるようにと地蔵菩薩に祈り、願いが叶い目が開くようになったけれど、ある条件があって・・・。家に帰ると目が開いたことに妻は喜ぶけれどその条件を聞いて激怒!「悪縁の妻と別れろ」という地蔵菩薩の条件をのんだ夫に対して、別れないという妻。それを諦めた夫は再び目が見えなくなるという狂言にしては「笑い」だけではなく、見る人によっても感想がかなり違うような曲。夫のためを思うなら別れるのも選択だけれど、支えていくというのも愛ですよね。でも夫は夫で条件を受け入れるし、別れた後別の男と一緒になれとか後妻もらうかもみたいな展開もあったりだし・・・。けれど、再び目が見えなくなった夫の手を取り共に歩くラストを見ると、ある意味ハッピーエンドなのかな?と思います。奥が深い狂言ですね。
 それにしても夫役の万作師はすばらしいですね。目が見えない時と目が見えるようになった時の演じわけもそうですけれど、気品が漂っていますし。こちらも『鎌腹』同様にたった一人の演技もありますし、再び目が見えなくなった時の辛さが痛いほど伝わってきて思わず涙してしまいました。こちらもいつか実際に見てみたい曲。

 このDVD、萬斎さんメインなのかな?と思いましたが、一番の見所は万作さんだ!と思いました。

『歌舞伎のいき 第1巻』

2008年10月15日 | DVD(映画以外)
 小学館から出ているDVDブックのシリーズ歌舞伎第1巻が図書館に入ったので早速借りました。といっても、なぜか本の方とDVDとばらばらでして・・・DVDのみ借りてきました。どうやら本の方は別に貸し出しているみたいです(^^;。第1巻は基礎編ということで、簡単な歌舞伎の演目の紹介が。といってもさらっと簡単に・・ですけれど。

 1巻は主に歌舞伎座や裏側が紹介されています。何度も行っている場所ですが、改めて見ると、やはり良い劇場だな~と思いますね。瓦など細かいところは見たことないですし(見ることができないというか・・・)、普段見ることができないというか・・・私なんかが歌舞伎座に行く時はお芝居を見に行くときなんだから見ることはない・・・舞台には何もない空舞台を見ることができたり、大道具さんや、小道具さん、床山さんたちのお仕事を見ることができたのもよかったですね。役者さんだけでなく、裏方さんみんなで作り上げるものなんだなあと・・。美術さんの仕事もすごいなぁ・・・。でもすごい豪華なセットを作ってもその公演限りで処分とは・・・舞台美術も何日かけて作っても出番少しとか・・・豪華といえば豪華ですけれど。これからはそういう大道具や背景なども注目したいですね。

 歌舞伎座紹介はほとんど宣伝ぽかったですけれど(笑)、改めてお芝居を見るだけじゃなくて、いろいろな楽しみがある劇場なんだなと思いました。やっぱり一番好きな劇場だな・・・と改めて思いましたね。
 
 シリーズは4巻まで出ていて、荒事、時代事・・・などジャンルごとに歌舞伎が紹介されていますので、続きが入ったらまた借りてこようと思います。ちらっと紹介されていましたけれど・・・・仁左衛門さんの知盛が見たくなってしまいました~(笑)

『岩合さんがおしえてくれた!どうぶつのふしぎ』

2008年09月09日 | DVD(映画以外)
 「何で?どうして?おしえてよ!ようじのしつもんばこ」というシリーズで、何で子供向けのDVDを借りてきたかというと、動物写真家の岩合さんが「どうぶつのふしぎ」を教えてくれるからです!幼児向けといっても、説明の字幕が全部ひらがなというだけで大人も十分に楽しめると思います。それは岩合さんが子供に話かけるような口調ではなく、しかし誰にでも分かりやすいように話しているからでしょうか。

 アフリカの動物や、極地の動物のことなどずっと動物を撮り続けてきた岩合さんのお話はとても面白いです。特にアフリカでのハイエナのことはへぇ~です。ハイエナは、食べ残しなんかを狙うイメージがありますが、狩りだってする。そして岩合さんがずっと朝から観察していたら、ハイエナが狩りをしている最中にオスライオンがやってきて、ハイエナが獲った獲物を横取りしてしまったと(笑)ハイエナはライオンが怖くて逃げたんだけど、ライオンに獲られた後、ハイエナがライオンの周りにいるのを見た観光客が「ほらハイエナが狙っている」と言っていたのを聞いて、「違うんだ!ハイエナの方が偉いんだ!と思った。」と。

 時間はたった27分ですが、他にもゾウ、シマウマ、日本ザル、シロクマなど色々な動物のお話が面白かったです。

 ちなみに同じシリーズには「さかなクンがおしえてくれた!うみのなかまたち」もあります。さかなクンもすごい人ですよね(笑)