『先天性相貌失認(いわゆる失顔症)というハンデを負いながら池坊の執行となった初代専好が、花を活けることで秀吉の頑なな心に斬り込み、美におけるダイバーシティ(多様性)を認めさせる』簡単に言えばそのようなお話。
期待して観に行ったのですが、ストーリーそのものは『ありきたり』の域を出ない。
『花で戦(いくさ)をする』というのだから、もっと奇想天外な戦略を展開するストーリーを期待したのだが、行ったのは前田家で活けた『大砂物』という大作、これ一品のみ。
これを観に来た秀吉に『どの花がお好きでしょうか?』と問い、その答えから『世界にひとつだけの花』的な結論を引き出させる、ただそれだけの話に127分掛けるだけの価値があるのかどうか、意見の分かれるところでしょう。
ただ、今回の見どころは流石に池坊が全面協力しただけのことはあって、見事な立花の作品を立て続けに観ることができます。
そして大作の『大砂物』・・・自然の枝を使うんじゃなくて、枝にホゾを切って組み込むことで見事な枝ぶりを作り上げる・・・ここまでやるともうオブジェです(水上げなんか無視してます!)・・・・ええ、もはや宮大工の仕事ですとも。
この枝組みのワザが物語のオチとなってるんですが、これはまた『言わぬが花』です。
そして原作とは異なるラストは・・・これは池坊専好の白昼夢と思えばよいのでしょう。CGで彩ってますからね。
映画ではなく、池坊の立花を観に行くつもりならイイんじゃないですか?
期待して観に行ったのですが、ストーリーそのものは『ありきたり』の域を出ない。
『花で戦(いくさ)をする』というのだから、もっと奇想天外な戦略を展開するストーリーを期待したのだが、行ったのは前田家で活けた『大砂物』という大作、これ一品のみ。
これを観に来た秀吉に『どの花がお好きでしょうか?』と問い、その答えから『世界にひとつだけの花』的な結論を引き出させる、ただそれだけの話に127分掛けるだけの価値があるのかどうか、意見の分かれるところでしょう。
ただ、今回の見どころは流石に池坊が全面協力しただけのことはあって、見事な立花の作品を立て続けに観ることができます。
そして大作の『大砂物』・・・自然の枝を使うんじゃなくて、枝にホゾを切って組み込むことで見事な枝ぶりを作り上げる・・・ここまでやるともうオブジェです(水上げなんか無視してます!)・・・・ええ、もはや宮大工の仕事ですとも。
この枝組みのワザが物語のオチとなってるんですが、これはまた『言わぬが花』です。
そして原作とは異なるラストは・・・これは池坊専好の白昼夢と思えばよいのでしょう。CGで彩ってますからね。
映画ではなく、池坊の立花を観に行くつもりならイイんじゃないですか?
どうしようかな~?
と、思っていましたが、
DVDが出てからレンタルすることにします(笑)
同じテーマを論じても、こちらの方が見応えがあります。千利休を演じるのは三國連太郎(『花戦さ』で利休を演じた佐藤浩市の父親)です。三國連太郎の『利休』を観てしまうと佐藤浩市は”まだまだ”です。
あと、古田織部を描いた『へうげもの』は、アニメまたはコミックで押さえておきたいところです。
おっしゃる通り、豪華キャストの割に話自体は平凡でしたよね。
ラストの蓮の出現からCGの場面って必要かなぁ?と思いながらもジモティーということでロケ地には興味津々で見ていました(笑)
また、面白い映画などありましたら教えてくださいね。
史実では逆に息子が(狩野派に?)殺されてしまうのですが・・・・。
ところで長谷川等伯って、松林図屏風以外の作品は結構ゲテものが多いと思いませんか?