油滴天目茶碗といえば国宝ですが、今回ご紹介するのは(もちろん)本物の、ではありません(あったらエライことです)。
※こう置くとホンモノに(笑)
まさに窯変天目茶碗(微妙に字が違うのがミソ)です。
※裏から見るとこうです。天目茶碗独特の小さな糸尻、専用の台に載せて使います。
実はこの茶碗、5月に亡くなった義父から貰ったものです。退職後に趣味で始めた陶芸に打ち込むこと約20年、『ようやく会心の出来になった』と言っていた作品です。
手にしたとき目を疑いました。
黒釉の茶碗ですが、全体に模様が浮き出ていて、光の当たり具合で微妙に変化します。『こ、これは~‼️』名に聞く油滴天目茶碗もかくやという出来だったのです。
※こう置くとホンモノに(笑)
やはり20年も修練を積むと大したものです。焼くときの微妙な化学反応でこのような斑文が出たに違いありません。
まさに窯変天目茶碗(微妙に字が違うのがミソ)です。
※裏から見るとこうです。天目茶碗独特の小さな糸尻、専用の台に載せて使います。
以来私はこの茶碗を『油滴天目モドキ』と名付けてお茶を戴くときに愛用しています。
おっしゃる通り、これは偶然のなせるワザ、狙ってできるものではありません。
正しく名付けるなら『立杭黒釉天目茶碗』となるでしょう。いずれにせよ、今のところ世界に2つとない名品に違いありません。思い出とともに大事にしています。
載っていたことを思い出します。
そしてお宝鑑定団では 中島先生が天目茶碗について
熱く語っていたことが思い出されます。
義父様は定年退職後 20年でここまで腕を上げ
立派な天目茶碗を完成とは すごいことです。
茶碗の外からもはっきり見える模様 これは計算して
その通りに出るものではないでしょうからね。
いいものをいただきましたね モドキの言葉は要りませんよ
義父様のお形見 大切になさいませ。