談・2003.5.18
山を持つこと
(山を所有することは、どんな意味があるのか)
山を持つゆうことだけじゃ。なんもしゃあへん。
昔から分限者はよおけえ持っとった。
たちまち、くべ木、この葉をなぜるくらい。
ええ木があれば金になる。アカマツ。
表にはええ木を売った。
麦藁
麦藁は小麦が細いんで屋根になりょうた。
小麦は売りょうた。
裸麦は憑いて食びょうた。麦稈真田も裸麦で、硫黄でさらして真田にしょうた。
茂平の二期作
(ざぶ田の)ししゅう田や沖の田は遊ばせて、乾いた田んぼは麦を植ようた。
戦時中にはざぶ田にもものを植ようた。
由久ばあさんの戸籍
(1846年生まれの由久ばあさんの戸籍は、信憑性は高いのだろうか?)
1~2年の差異はあったかもわからん。籍の届は親がしとるんで大きい違いはない。
由久ばあさんの読み書き
できょうた。
となりのおばあさはできなんだ。
城見保育所
(城見には幼稚園も保育園もなかったが、笠岡市へ合併直前に保育所ができた。
募集はどうしたか)
の寄り合いで募集した。
それまで、大門へ行くゆう人もおった。一人か二人ほど。
行く行かないは親の自由で、行くとなればお金もいる。