しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

坪生郷土史研究会・戦争の時代

2016年06月03日 | 昭和20年(終戦まで)

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つぼう郷土史研究会の本から転記する。
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さつまいもの葉柄つみ。茹でて乾燥野菜として戦地へ送る。
藤の皮をむぎに町有林へ。金づちをたたき皮を供出する。これは学童服になる。
運動場は、走るコースを残してさつまいも・かぼちゃを植える。夜、盗難にあい、職員は交代で夜警をした。
稲刈り、麦刈りには、上級生は鎌をもって参加した。子供はめっきり勉強しなくなった。


昭和19年後半ごろから、航空機燃料が無いということで、肥え松の根を掘り出し松根油を造るということで、平屋建ての舎屋を建築した。
薄荷の油を搾る様な方法であった。松の根をこっぱにし、蒸し器で蒸して油を取り出していた。
また松の樹脂を取れということで、生松にゴムの樹液を取るように木に斜めに切り傷をつけ、缶を吊るして松ヤニを取っていた。


10月小学校の校庭で三八銃や短剣を焼却処分ということで、小学校の校庭で在郷軍人旗と共に焼却した。
その後、豪州兵がジープで神森神社の石段を平気で登っていったのには驚き入った。


この田舎にも、どうした訳か予科練の兵隊さんが東池の集会所に十数名が住み、松脂を二枚橋の薄荷場で生産していた。
彼らは毎日山に行き、松の根っこを掘り出していた。


食糧難で、どんぐり、芋のさや等が食料。彼岸花の根っこを掘り出し、それが接着剤になり、松ぼっくりは燃料に、これ等を大八車に積み福山へ持っていく。
神森神社の東30mのところに炭焼き小屋があり、そこで炭を2名づつ夜昼なく交代で焼いていた。
その西側に防空壕が二か所あり、空襲警報になると全校生徒が避難していた。一日に何回となく防空壕へ走っていったのを覚えている。
終戦後、剣道の道具をばらして焼き捨てるように言われる。進駐軍が来るからといって、何もかも焼き捨てていた。
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笠岡市立大井小学校誌(創立百年記念)

2016年06月03日 | 昭和20年(終戦まで)

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笠岡市立大井小学校誌より転記する。
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大正9年 御真影を奉戴す
昭和4年5月 校庭に忠魂碑建立
昭和10年 御真影奉安殿を寄付により建築す。校門を出入りする時必ず最敬礼をした。

思い出
教職員・K氏
蛸村と小平井の2ヶ所に開墾畑を作り、汗を流して微力を尽くした。
昭和20年度卒業F氏
出征軍人さんを大井村駅まで国防婦人の皆様と見送りに度々、いや毎日のようにあった。全校生徒で毎月8日はお宮に参っていました。
5年生の頃は6年生と六道の山に開墾に行き、芋を作ったり麦を蒔いたりした。
運動場も大半は耕して芋や麦を作っていた。

座談会・
開墾開墾で、小平井の文教場跡、六道、門田、鳴淵などへ鍬をかついで行った。芋やとうきびを植えて、学校でふかしたり、焼いて食べた。
運動場は大半が芋畑で、勉強も運動もなかった。炭焼きをして、学校で使っていた。

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恵風荘

2016年06月03日 | 父の話

談・2004.5.9

恵風荘

昔の城見の隔離病舎じゃった。
あそこへ、うちのばあちゃんやこも入りょうた。

(母)
養老院のような施設が三愛苑のところへあった。それが無くなって三愛苑ができた。
大井には療養所があった。
城見の隔離病舎もいらんようになった。
市の土地じゃったんで「恵風荘」ができた。


茂平の記念碑

青木の土手、まるやまのこーちゃんのおじいさん。
浜の堤防の記念碑。
砂川。


すすきの軸
(管理人が小学生の時、ススキを一巻して学校にもって行っていた)

まとめて売りょうた思う。(すだれや、巻きずしの巻くものか?)


くべ木を3本
(管理人が低学年の時、給食がある日には割木を3本学校にもって行った)

買えば高いから、もって行く。


学校の小使いさん(用務員)

(城見小学校には小使いさんがいなかったが)

役場にはおった。


アメリカの脱脂粉乳

(管理人が保育園や小学校の給食で飲んでいたが)

(母)
乳が出ないときに産婆さんに券をもろうて、一回だけ粉をもろうたことがある。
(※母は母乳が多いほうだった)


畑の泥棒

(2004年ごろ米泥棒が新聞を騒がせていた。
茂平にもかつて、農作物の被害はなかったのだろうか?)

(車道に近い)堂面の畑は盗らりょうた。
見てもわかわんくらい(ほどの量・少量)盗らりょうた。

(母)
(作っているものは)皆盗らりょうた。
「こりゃ」ゆうて怒ったら「ワシャ親類じゃけ楽じゃ」ゆうて盗る。
イチゴの苗をハウスの中をごそっと盗られた。
たーさん方にも盗られた。
ミカンも柿も皆とられた。
キャベツはええのができていたが、正月前に盗られた。

鳥と人間と、両方から盗られる。

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