超個人的フジロック・ベスト5
今回は第3位! エラナ・ジェイムス&ホット・クラブ・オブ・カウタウン(27 AVALON)です!
ギター、フィドル、ウッドベースによるアコースティック・スウィング・トリオで、これがとにかく凄かった!
さて、27日18時45分スタート予定。実はこの時間帯はカウタウンとダミアン・ライスとマニー・マークがもろ被っているという私的な激戦区でした。特にダミアン・ライスとカウタウンはどちらを観るべきか?これホント迷いました。しかし、当日知った『ダミアン・ライス急遽キャンセル!』の報にがっかりすると同時に、思い残すことなくカウタウンが観れるぞと、そんな状況になったのでした。しかしダミアンのキャンセルは私に意外な誤算を生んだのでした。
ヘヴンで行われるはずだったダミアン・ライス。その前の出演アクトはレイルロードアースです。私が楽しみにしていたアーティストの一つで、もちろん思う存分楽しみました。しかもその次がキャンセルになったこともあってか、アンコール含めて後顧の憂い無く30分程長く演ったのでした。終演後私は大満足でヘヴン後方にあるロータス・カフェで美味しいコーヒーを飲みながらまったりとその余韻に浸っていたのです。そして余裕を持ってカウタウンへ…。
頭の中には『レイルロードアースからカウタウンまでは45分ほど間があるぞ…』。あれ?30分長く演った?慌てて時計を見ると6時45分でした。開演時間です。あせりました。そして走りました。今回のフジ唯一の激走です。ヘヴンを出て獣道のような小道を右に入り、これは近道なのか?と自問自答しながらなお激走。既に麗しのヴァイオリンの音が森にこだましています。始まってるよ~!と思いながら何とかアヴァロン後方に到着。やれやれです。
もう既にダンス大会か?と思いきや、ほとんどの人は大人しく座って見ていました。え?こういうテンションなの?と思いながら、私もそれに習って座って観ることに。ま、走って疲れてるところだったので丁度良かったんですけどね…。
さて落ち着いてステージに目を移すと、そこには憧れの3人が! エラナ・ジェイムスは軽やかにフィドルを奏で、ウィット・スミスが小気味よくジャズ・ギターを刻みます。この人のギターはテクニックはもちろんセンスも抜群! 堪能しました。そしてベースのジェイク・アーウィン。ジェイクといえば短い髪の毛をリーゼント風のオールバックでパキッと決めてる印象があったのですが、いきなりロン毛になっててビックリしました。しかしなかなかイケメンです。
それにしてもジャジーでスウィンギー、そして緑に染みるカントリー・フレーバー、これがまた何処か手作り感覚なアヴァロンの小さなステージに映えました。そしてスリリングなソロの応酬。時にロック的なアグレッシヴなノリも魅せてくれます。
さらに特筆すべきは3人の音の絡み合い。これが圧巻! 個々のテクニックもさることながら、3人がそれぞれの音を聴きながらその場その場で即座に絶妙の相乗効果を得ていくような、生ならではのスピード感がグイグイと体に迫ってくるようでした。特にジェイクのベースが凄い! ロカビリーを思わせるスラッピング・ベースでバチバチ言わせながら、短い1曲の中でソリストに対応した強弱とメリハリをつける瞬発力抜群のプレイで強烈なグルーヴを作り上げ、時折訪れるソロも切れ味抜群で最高でした!
「これは立ち上がって踊ったほうが良いんじゃないか…?」とうずうずしているうちに、いつしかステージは「では次で最後の曲…」的な雰囲気に。何の曲だったかは既に記憶の外ですが、もう私は我慢できず立ち上がりました。私の周りも似たような気持ちの人が多かったようで堰を切ったように立ち上がり始め、いつしか総立ちの様相を呈してきました。
そしてここからが凄かった。実は全然最後の曲ではなく、さらにダンサブルな曲を連発したのです。盛り上がりました!私も踊りまくりました!気を良くしたメンバー達もノリノリで畳み掛けてきます。ちょうど辺りが暗くなりだし、雰囲気もいい感じに。そして最後は待ってましたの「Orange Blossom Special」! 今回のフジで私が最も興奮した瞬間かもしれません。エラナの弾くフィドルの高速フレーズに身も心も弾けました!
この他にもこのトリオはこの日、昼間にOASISの何処かでラジオ用に2曲ほど、そして深夜に場外岩盤ブースでミニライブを披露したそうです。さらに翌日の土曜は今回のフジでカウタウンにとって最も大きなステージとなるORANGEでのライブと、なかなか忙しかったようです。残念ながら私はAVALON以外は観れなかったのですが、さぞ盛り上がったことでしょう。
*写真はフジロック会場外ショップエリア付近の駐車場で発見した、出演者のサインだらけの車。そこに見つけたホット・クラブ・オブ・カウタウンのサインです。この車、多分フジロック・オフィシャルプレゼントとして1名にプレゼントされるMITSUBISHI MOTORSの「フジロック仕様『i(アイ)』」ってやつだと思います。他にも色んな人のサインで天井まで埋め尽くされていました。私も応募すれば良かったかな? でも車貰ってもな~。
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
07. 7.16 フジ予習:ホット・クラブ・オブ・カウタウン(「CONTINENTAL STOMP」)
07. 7.17 フジ予習:エラナ・ジェイムス(「ELANA JAMES」)
今回は第3位! エラナ・ジェイムス&ホット・クラブ・オブ・カウタウン(27 AVALON)です!
ギター、フィドル、ウッドベースによるアコースティック・スウィング・トリオで、これがとにかく凄かった!
さて、27日18時45分スタート予定。実はこの時間帯はカウタウンとダミアン・ライスとマニー・マークがもろ被っているという私的な激戦区でした。特にダミアン・ライスとカウタウンはどちらを観るべきか?これホント迷いました。しかし、当日知った『ダミアン・ライス急遽キャンセル!』の報にがっかりすると同時に、思い残すことなくカウタウンが観れるぞと、そんな状況になったのでした。しかしダミアンのキャンセルは私に意外な誤算を生んだのでした。
ヘヴンで行われるはずだったダミアン・ライス。その前の出演アクトはレイルロードアースです。私が楽しみにしていたアーティストの一つで、もちろん思う存分楽しみました。しかもその次がキャンセルになったこともあってか、アンコール含めて後顧の憂い無く30分程長く演ったのでした。終演後私は大満足でヘヴン後方にあるロータス・カフェで美味しいコーヒーを飲みながらまったりとその余韻に浸っていたのです。そして余裕を持ってカウタウンへ…。
頭の中には『レイルロードアースからカウタウンまでは45分ほど間があるぞ…』。あれ?30分長く演った?慌てて時計を見ると6時45分でした。開演時間です。あせりました。そして走りました。今回のフジ唯一の激走です。ヘヴンを出て獣道のような小道を右に入り、これは近道なのか?と自問自答しながらなお激走。既に麗しのヴァイオリンの音が森にこだましています。始まってるよ~!と思いながら何とかアヴァロン後方に到着。やれやれです。
もう既にダンス大会か?と思いきや、ほとんどの人は大人しく座って見ていました。え?こういうテンションなの?と思いながら、私もそれに習って座って観ることに。ま、走って疲れてるところだったので丁度良かったんですけどね…。
さて落ち着いてステージに目を移すと、そこには憧れの3人が! エラナ・ジェイムスは軽やかにフィドルを奏で、ウィット・スミスが小気味よくジャズ・ギターを刻みます。この人のギターはテクニックはもちろんセンスも抜群! 堪能しました。そしてベースのジェイク・アーウィン。ジェイクといえば短い髪の毛をリーゼント風のオールバックでパキッと決めてる印象があったのですが、いきなりロン毛になっててビックリしました。しかしなかなかイケメンです。
それにしてもジャジーでスウィンギー、そして緑に染みるカントリー・フレーバー、これがまた何処か手作り感覚なアヴァロンの小さなステージに映えました。そしてスリリングなソロの応酬。時にロック的なアグレッシヴなノリも魅せてくれます。
さらに特筆すべきは3人の音の絡み合い。これが圧巻! 個々のテクニックもさることながら、3人がそれぞれの音を聴きながらその場その場で即座に絶妙の相乗効果を得ていくような、生ならではのスピード感がグイグイと体に迫ってくるようでした。特にジェイクのベースが凄い! ロカビリーを思わせるスラッピング・ベースでバチバチ言わせながら、短い1曲の中でソリストに対応した強弱とメリハリをつける瞬発力抜群のプレイで強烈なグルーヴを作り上げ、時折訪れるソロも切れ味抜群で最高でした!
「これは立ち上がって踊ったほうが良いんじゃないか…?」とうずうずしているうちに、いつしかステージは「では次で最後の曲…」的な雰囲気に。何の曲だったかは既に記憶の外ですが、もう私は我慢できず立ち上がりました。私の周りも似たような気持ちの人が多かったようで堰を切ったように立ち上がり始め、いつしか総立ちの様相を呈してきました。
そしてここからが凄かった。実は全然最後の曲ではなく、さらにダンサブルな曲を連発したのです。盛り上がりました!私も踊りまくりました!気を良くしたメンバー達もノリノリで畳み掛けてきます。ちょうど辺りが暗くなりだし、雰囲気もいい感じに。そして最後は待ってましたの「Orange Blossom Special」! 今回のフジで私が最も興奮した瞬間かもしれません。エラナの弾くフィドルの高速フレーズに身も心も弾けました!
この他にもこのトリオはこの日、昼間にOASISの何処かでラジオ用に2曲ほど、そして深夜に場外岩盤ブースでミニライブを披露したそうです。さらに翌日の土曜は今回のフジでカウタウンにとって最も大きなステージとなるORANGEでのライブと、なかなか忙しかったようです。残念ながら私はAVALON以外は観れなかったのですが、さぞ盛り上がったことでしょう。
*写真はフジロック会場外ショップエリア付近の駐車場で発見した、出演者のサインだらけの車。そこに見つけたホット・クラブ・オブ・カウタウンのサインです。この車、多分フジロック・オフィシャルプレゼントとして1名にプレゼントされるMITSUBISHI MOTORSの「フジロック仕様『i(アイ)』」ってやつだと思います。他にも色んな人のサインで天井まで埋め尽くされていました。私も応募すれば良かったかな? でも車貰ってもな~。
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
07. 7.16 フジ予習:ホット・クラブ・オブ・カウタウン(「CONTINENTAL STOMP」)
07. 7.17 フジ予習:エラナ・ジェイムス(「ELANA JAMES」)