ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

最近観たライヴ

2011-03-07 12:17:39 | フェス、イベント
なんだかんだで、ここ最近もいくつかインストア・ライヴなど観ているので、簡単に纏めておきます。

2月18日(金)FRIED PRIDE @タワーレコード新宿店
女性ヴォーカリストshihoさんとギタリスト横田明紀男さんによるジャズ・ユニットによるインストア・ライヴ。私はこの日初めてライヴを観たのですが、既にアルバムを8枚も出しているという、なかなかのベテランさんなんですね。shihoさんの歌声がジャジーと言うかブルージーな感じで良かったです。ちょっと日本人離れしたヴァイヴの持ち主ですね。そしてさらに個性的だったのが横田さんのギター。とんでもないテクニックをあり得ないパワーとスピードで繰り出してました。パーカッシヴな弦裁き&ボディー叩き+フラメンコ的な感性もありで、ジャズという一言ではとても語れないミクスチャー・スタイル。新作からの曲が中心だったんですかね?チャップリンの「Smile」とか、印象的でした。最後はなんとマイケル・ジャクソンの「Bad」。しかも最後の“Who's bad?”というフレーズを我々観客が腕を上げながら叫ばなくてはならないというお約束があり、ちょっと面白かったです。


2月20日(日)SHANTI @タワーレコード渋谷店
女性ジャズ・シンガー、SHANTIのインストア・ライヴ。ゴダイゴのドラマー、トミー・スナイダーさんの娘さんだそうです。まずモデルのような容姿にびっくりでしたね。しかも歌を聴いてさらに圧倒される。透き通るような高音、しっかりと響く低音、良い声してました。ジャズ・シンガーと言うよりシンガー・ソング・ライター的な面も強く、わりとポップな曲も歌ってました。「Love matters」なんてちょっとアメリカーナな雰囲気もあって良かったです。でもやっぱり私はジャジーな曲の方がグッときましたね~。アルバム・タイトル曲の「Romance with me」なんて最高でした。最後はRCの「スローバラード」をカヴァー。こういう意外な選曲も面白いですよね。エモーショナルな歌声に痺れました。バックを務めた木原良輔さん、西山HANK史翁さんの2人のギタリストも良かったです。


2月24日(木)グザヴィエ・ボワイエ @タワーレコード新宿店
フランスのポップ・バンド、タヒチ80。昨年のサマーソニックで観たタヒチ80は本当に素晴らしかったです。ビーチ・ステージというロケーションも良かったですし、その空気と溶け合うようなポップ・フィーリングが堪りませんでしたね。そのタヒチ80のシンガー、グザヴィエ・ボワイエのインストア・ライヴ。バンドではなくソロで登場してのアコギ弾き語り。正直、タヒチ80をそんなに聴いてる訳ではないので、曲目についてはよく分からないのですが、リリースされたばかりの新作からの曲を中心にやっていたんですかね? どうなんでしょう? きらびやかなバンド・セットではなく、歌とアコギだけというシンプルな世界ゆえに、歌心と楽曲の良さをストレートに感じることが出来ました。もちろんタヒチらしいポップ・センスもしっかりと。ラストは観客にリクエストを募る余裕振りでしたが、声のかかった曲(「Chinatown」だったかな?)はさわりだけチャレンジして終わり、結局「Heartbeat」を歌うというお茶目な一面も。


3月3日(木)ASIAN DUB FOUNDATION @タワーレコード新宿店
在英エイジアンによるミクスチャー・バンド、エイジアン・ダヴ・ファンデイションの選抜メンバー3人によるインストア・ライヴ。開演時間前からサンJのDJプレイのような感じでスタート。インストアとは思えないバキバキな爆音で攻めてきました。しかもサンJが観客を煽る煽る! 途中からMCのアル・ラムジェンとアクターベイターも加わりパーティー・モード全開。インストアとは言え、体を揺らさずには居られませんでしたね。そして跳ねました!いや~、楽しかったです! やっぱりサンJの作るバングラ&ジャングルなビートは格好良いですね! フジに来ないかな~。


3月3日(木)横田寛之トリオ"ETHNIC MINORITY"DUO @新宿駅東南口前
エイジアン・ダヴ・ファンデイションのインストアが終わって外へ出てみると、とんでもないタイトなビートを恐ろしい程な手数で叩きまくるドラムの音が聴こえ、コレは何?とその音の聴こえる方向を探すと、かなりの人だかりが。そしてその人だかりの奥でドラムスとサックスのコンビが、やたら刺激的なジャズを演奏している。しかもドラムスはやたら小さいスネアひとつと、カホン、シンバル数枚という恐ろしく簡素なセット。あれでアレ叩いてるの?みたいな。とにかくスネア裁きがやたらフリーキーでファンキー!しかもカホンがツーバス仕様になっている模様。そしてサックス奏者の足下を見るとまるでギタリストのようにエフェクター・ボックスがぎゅうぎゅう。ディレイ系やハーモナイザー系などを駆使して、こちらもフリー・スタイル全開でブロウしまくってました。いや~、格好良かったですね~!!いわゆるストリート・ライヴですが、なんだかんだで40分ほど、結局最後まで観てしまいました。ちなみにサックスは横田寛之さん、ドラムスは島野和樹さん。普段はETHNIC MINORITYというトリオで活躍しているそうで、失礼ながら私はこの日初めて知った方達でしたが、結構注目されている人達のよう。これはまた観てみたい!