古いものほど捨てられない。
以前にも同じことを書いたことがあるけれど、、
この二日ほど珍しく部屋の大掃除をしている。
古いアルバムをどうしようか(かさばっているけど)と思いながら、見ると掃除の手が止まってしまう。
一通り見てまたしまいこむ。
懐かしさに顔がほころぶ。
本もそう。
池澤夏樹の「きみが住む星」
1992年10月25日 第1刷発行
写真と文章が交互に載っている簡易だけど綺麗な本だ。
例えば上の写真だと
文章はこんな風に始まる。
海から逃げる光
船に乗って三日目、ずいぶん北の方まで来たよ。
海の色がどんどん濃くなる。
ここの海はすごく濃い青。
海は光を凍らせて暗い冬までしまっておこうとする。冬は寂しいからね。
でも、光は時々その海からうまく隙をみつけて逃げ出すんだ。
これはこうして逃げていく光なの。
私は、写真を見て、「海にかかる虹はなんて綺麗なんだろう」と思って手が止まったけど、
作者は虹をこんな風に表現する。
本も、若い頃と違った感じで心にはいってくるみたいだ。
以前にも同じことを書いたことがあるけれど、、
この二日ほど珍しく部屋の大掃除をしている。
古いアルバムをどうしようか(かさばっているけど)と思いながら、見ると掃除の手が止まってしまう。
一通り見てまたしまいこむ。
懐かしさに顔がほころぶ。
本もそう。
池澤夏樹の「きみが住む星」
1992年10月25日 第1刷発行
写真と文章が交互に載っている簡易だけど綺麗な本だ。
例えば上の写真だと
文章はこんな風に始まる。
海から逃げる光
船に乗って三日目、ずいぶん北の方まで来たよ。
海の色がどんどん濃くなる。
ここの海はすごく濃い青。
海は光を凍らせて暗い冬までしまっておこうとする。冬は寂しいからね。
でも、光は時々その海からうまく隙をみつけて逃げ出すんだ。
これはこうして逃げていく光なの。
私は、写真を見て、「海にかかる虹はなんて綺麗なんだろう」と思って手が止まったけど、
作者は虹をこんな風に表現する。
本も、若い頃と違った感じで心にはいってくるみたいだ。