古いものほど捨てられない。
以前にも同じことを書いたことがあるけれど、、
この二日ほど珍しく部屋の大掃除をしている。
古いアルバムをどうしようか(かさばっているけど)と思いながら、見ると掃除の手が止まってしまう。
一通り見てまたしまいこむ。
懐かしさに顔がほころぶ。
本もそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/57/ee99987b56f044adfb41967b020bf990.jpg)
池澤夏樹の「きみが住む星」
1992年10月25日 第1刷発行
写真と文章が交互に載っている簡易だけど綺麗な本だ。
例えば上の写真だと
文章はこんな風に始まる。
海から逃げる光
船に乗って三日目、ずいぶん北の方まで来たよ。
海の色がどんどん濃くなる。
ここの海はすごく濃い青。
海は光を凍らせて暗い冬までしまっておこうとする。冬は寂しいからね。
でも、光は時々その海からうまく隙をみつけて逃げ出すんだ。
これはこうして逃げていく光なの。
私は、写真を見て、「海にかかる虹はなんて綺麗なんだろう」と思って手が止まったけど、
作者は虹をこんな風に表現する。
本も、若い頃と違った感じで心にはいってくるみたいだ。
以前にも同じことを書いたことがあるけれど、、
この二日ほど珍しく部屋の大掃除をしている。
古いアルバムをどうしようか(かさばっているけど)と思いながら、見ると掃除の手が止まってしまう。
一通り見てまたしまいこむ。
懐かしさに顔がほころぶ。
本もそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/57/ee99987b56f044adfb41967b020bf990.jpg)
池澤夏樹の「きみが住む星」
1992年10月25日 第1刷発行
写真と文章が交互に載っている簡易だけど綺麗な本だ。
例えば上の写真だと
文章はこんな風に始まる。
海から逃げる光
船に乗って三日目、ずいぶん北の方まで来たよ。
海の色がどんどん濃くなる。
ここの海はすごく濃い青。
海は光を凍らせて暗い冬までしまっておこうとする。冬は寂しいからね。
でも、光は時々その海からうまく隙をみつけて逃げ出すんだ。
これはこうして逃げていく光なの。
私は、写真を見て、「海にかかる虹はなんて綺麗なんだろう」と思って手が止まったけど、
作者は虹をこんな風に表現する。
本も、若い頃と違った感じで心にはいってくるみたいだ。