mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

京都迎賓館②

2022-04-10 | 旅行
迎賓館には四つの部屋があります。

大きい順に書くと、
「藤の間」「夕映の間」「桐の間」「聚楽の間」となりますが、

きょうは「藤の間」と「聚楽の間」の写真です。




円卓を使うと最大120名は入る大広間です。

正面の壁面装飾は「麗花」

日本画家 鹿見喜陌(しかみきよみち)の下絵を元に織られた綴織です。

藤の花言葉は「歓迎」とか










織られた花々は39種類の日本の草花です。

床に敷かれた段通は、
藤の花が舞い落ちた様子が織られています。





天井は、




格子光天井、
本美濃紙と京指物の伝統的技能が使われ、
「和凧」の連凧のような笠は、
高さが調節できて、そのパターンは15種類もあるそうです。



こちらは





舞や能などの伝統芸能が披露される舞台です。





扉は金箔とプラチナ箔が使われた
「截金」という伝統技能で、
作品名は「響流光韻」(こうるいこういん)

人間国宝 故 江里佐代子 作品です。





そして、




これは几帳ですが、
これも伝統技能がちりばめられた几帳です。

絹の薄織物の紗(しゃ)よりも薄い「羅」(ら)が使われ、漆、京縫い、組紐などの技能が用いられています。





驚きの連続でしょう。





次は

招待されたゲストの控え室、
随行員の待合などに使われる



「聚楽の間」です。

蝋燭によって照らされた、
昔の町屋の雰囲気です。




安楽椅子は、鉄や釘を一切使わない京指物で、張ってあるのは西陣織です。

飾り台は漆、螺鈿、竹工芸など、





この花籠は
人間国宝 故 5世早川尚古齋の作品です。




鍵隠しは、
錺金物(かざりかなもの)で、平和への願いが込められた千夜結びをイメージしたものです。


余談ですが、
京都へ行って思ったことは、
伝統の重みと、漢字というか言葉の理解の難しさです。😅

写真だけ並べるのは簡単ですが、
そうはいきません。
何が何やらわかりませんから、、

興味のある方は「京都迎賓館」の公式ホームページを見ていただくと、
綺麗な写真と説明が得られます。🙇‍♀️

私はめげずに、自分のために、
あと「夕映の間」と「桐の間」を書きます。














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